香櫨園浜(御前浜)は夙川の河口に有り、平安時代には、御前浜(おまえはま)と呼ばれていた。
当時の海岸線は、今の海岸線よりもずっと北にあり広田神社の「浜の南宮」(現在は西宮神社の境内にある)の前にある浜ということから『御前の浜』と呼ばれた。
御前浜・香櫨園浜は阪神間でも数少ない自然の浜が残っている場所で、冬は野鳥の宝庫。冬鳥のヒドリガモ、ホシハジロなど、カモ・カモメ類の絶好の休息地となっている。
初夏の時期にはコアジサシが飛来するところとして甲子園浜、武庫川河口とともに有名な所です。
大阪からだと阪急電車利用の場合は阪急神戸線・夙川駅から約 2km。JR東海道本線・さくら夙川駅から約 1.8km。阪神電車本線・香櫨園駅から約 1.1kmと交通の便はかなり良く、いずれの駅からも夙川沿いに南下して行けば迷うことはありません。
 ▲夙川河口から右手を見ると高層住宅が建ち並んでいる
 ▲香櫨園浜上空を舞うコアジサシ達
 この日は数が少なく10羽ほどだったでしょうか 餌になる小魚が少なかったのか深く潜っていたのか 飛び込む回数は数えるほどしかなかった  双眼鏡で覗いても夙川の右岸方向にもコアジサシを捉えることは出来なかった。
▲ 夙川河口・右岸の建物
▲西宮砲台跡 
香櫨園浜の東の方には、幕末期、外国船への防備として築造された「西宮砲台」がある。(国の史跡に指定)
明治17年の火災により外郭部を残すだけになっていたが、明治41年、阪神電鉄が払い下げを受け、明治43年には屋上を電灯で飾り、海水浴客を見込んだビヤホールとして数年使われていたと言う。
一羽のミサゴが上空を舞い始めた 高度はかなり高く感じる 水面に目をやりながら旋回している  飛びこむのかな しかし高いなあ 今日の天気は決して良いとは言えない 遠くの海岸べりにレンズを向けると 陽炎が立った様に揺らいで見える 撮ってもだめか 解像しないなあ そんな折 一気に舞い降りて水面に突っ込んでいった まさに不意を突かれた感じだ レンズを向けると海水に浸かっている しばらく浮上しない 「これは捕まえているな」 獲っていないなら直ぐに空中に上がっているはず…。

どうにか水面を離れ空中へと上がった…足で魚をつかまえている。ボラの幼魚のようだ。
▲ミサゴの捕餌
ミサゴはしばらく浜の上空を飛んで南の方向に消えた その後は全く鳥の姿を見せなかった
 兵庫県が「阪神なぎさ回廊」として尼崎・西宮・芦屋の臨海地域の遊歩道などの整備を行っており、西宮市でも積極的に整備している。
マリンスポーツの盛んなところです 
御前浜橋
兵庫県西宮市の西波止町と西宮浜を結ぶ跳開式の橋である。西宮浜と本土を結ぶ橋にはほかに西宮大橋があるが、同橋は航路を確保するために桁下が高いため、歩行者や自転車の通行の便を図るために桁下を下げ、さらに船舶交通にも配慮した跳ね橋として1999年6月に開通した。

通過する船がなくても定期的に開閉を行うが、地元住民から 「定期的に動かす手間が無駄であり、また通行の迷惑ともなる」 として住民監査請求が2004年に出された。2020年現在も土曜日、日曜日、祝日に1日4回、 10:00 12:00 15:00 17:00 から20分間 橋は跳ね上がるが、2019年に跳ね橋の機構を必要とする船舶の通過数は0だった。