4月特別
お誘いをうけて…下見ウオーク
 明日から緊急事態宣言が発表され不要不急な移動を自粛しなければならないというこの日、朝6時20分自宅までお迎えに来て頂きました。ジョンは免許返納者、姫はしばらく運転してないため往復とも「カンさん」にお願いすることとなりました。
ひき岩群とは天を仰ぐ無数のヒキガエルの形をした巨大な岩の群れで奇怪な形の岩山が並んでいるのが「ひき岩群」です。この辺りは、砂岩地帯で剥き出しの岩が無数に点在しています。 100m足らずの高さですが、それぞれ北側の斜面が絶壁となっています。この岩山を遠くから眺めると、まるでひきがえるの群れが天を仰ぐように見えること から「ひき岩群」と名付けられたと言われています。 
ゴールデンウイーク前の高速道路は空いています 大阪から約2時間半で南紀田辺に到着です
▼▼▼▼ 南紀田辺の魅惑地巡り 岩 屋 観 音 ▼▼▼▼ 
 白い藤が青空に映えて  六地蔵様
 本 堂  籠り堂
 岩屋山観音寺 本 堂 
ひき岩群の一翼をなす大きな岩屋に本尊の観世音が祀られているため、岩屋観音と呼ばれています。観音様からさらに階段を上って行くと、参詣道が裏山へと続いており、その先に設けられた新西国三十三番霊場からの眺めは絶景です。 
  
▼▼▼▼ 南紀田辺の魅惑地巡り 秋 葉 神 社 ▼▼▼▼ 
秋葉神社 お社 参道 天然記念物の押し分け岩
岩屋観音のすぐ西にあたるところにある神社です。地形から見ると東にひき岩、西にひき岩群、そのまた西に秋葉神社と繋がっているように見えます。
鳥居をくぐり天然記念物の押分岩の間の階段を上がると、小さなお社があります 無人の神社です。 押分岩手前には、お不動さんも奉られていました。
神様の名前も表記もなくて、詳しいことは、分かりませんがひき岩群の一画にあたると言うことで足を延ばしてみました。
 
 ▼▼▼▼ 南紀田辺の魅惑地巡り ひ き 岩 群 ▼▼▼▼
紀伊田辺のひき岩群は昭和3年に和歌山の天然記念物に指定されたところです。
ジョンの神戸の山岳会の仲間の「カンさん」からのお誘いで紀伊田辺にある「ひき岩群」に連れて行って貰いました。
「やまたび倶楽部」の下見も兼ねております。結果として車でないと行動が無理であることが判明しました。路線バスもなく、タクシーを待たせておくわけに行かずの場所のため写真で報告し一緒に行った気分になって頂ければと思う次第です。
ひき岩の印象
 市街地から5kmほど離れた丘陵地に、奇怪な形の岩山が並んでいるのが「ひき岩群」です。この辺りは、砂岩地帯で剥き出しの岩が無数に点在しています。100m足らずの高さですが、それぞれ北側の斜面が絶壁となっています。この岩山を遠くから眺めると、まるでひきがえるの群れが天を仰ぐように見えることから名付けられたと言われています。
そのなかでも、稲成川沿いの上方にそそり立つ「比企岩(ひきいわ)」と呼ばれる大岩は、下から見上げると、大きなひきがえるが天を仰いで雨をよぶ姿に似ています。その形の面白さから評判をよび、昭和3年には和歌山県の天然記念物に指定されました。
南方熊楠がよくひき岩群を訪れて、植物や菌類の観察や採集をしていました。「手頃な採集地だし、いいものが見つかるし」といって、熱心に通っていたそうです。
また、田辺市が一望できるこの高台は、絶好のハイキングコースです。
ひき岩には、それぞれ名前が付いており「なるほど」とうなずくものや、別の名前が想像できるものもありました。三匹のカエル、獅子岩、恐竜の背骨、象の背などなど。どこの駐車場から歩き始めても中央に位置しており岩巡りを楽しむことができます。
北口から入って第一展望所まで上がり小さな水の流れに沿って大岩の間を下っていきます
少し時間は早いのですが格好の岩のテーブルを見つけてランチタイムにしました。心地よい風が吹き寒くもなく、暑くもなく、コロナとは無縁の世界にしばし生命の洗濯をしてまいりました。
第二展望地へ 西口ルート
 恐竜の背 三匹のカエル
象の背 怖いもの知らず…だあ
ひき岩はハイキングコースではありますが、雨の跡などは滑りやすいため登山靴を履いて回った方が安全です。
名勝・動鳴気峡 ひき岩群ふるさと自然公園センター
 
▼▼▼▼ 南紀田辺の魅惑地巡り 奇 絶 峡 ▼▼▼▼
帰り道に奇しい絶景が見られる峡谷に立ち寄りました。数台の車が駐車しており迷わず目的地に到着できました。
その名を奇絶峡(きぜつきょう)と言い、田辺市の会津川の上流にある渓谷で、春の新緑や桜、夏の涼しげな川や滝、秋には紅葉と、四季折々の渓谷美をみることができます。
ユニークな形をした大小無数の奇岩がいたるところに点在しており、滝見橋の先にある不動の滝などの見どころがあります。(四国の大歩危小歩危にちょっと似ている)
滝壺の傍らで禊です
滝全景 不動明王さま 滝の上部
参拝堂
磨崖三尊大石仏
不動滝から200mほど登山道を進むと巨大な一枚岩(高さ16m、幅22m)に刻まれた「磨崖三尊大石仏」が現れます。
画家・堂本印象の原画をもとに描かれた石仏は見事です。
ストックを車に置いたまま歩いたため、あと一息と言うところで私は力尽きて休憩、摩崖三尊大石仏はみておりませんが圧巻だったとの話でした。
高尾山への登山道 滝壺 奇絶橋
帰りには道の駅に立ち寄り、山蕗1束200円で佃煮用に大量に買い込みました。帰り道のサービスエリアでは何と蕗1束100円・・・またまた買っちゃいました。車だと荷物になっても苦にならず、野菜などの産地の特産物を買うことが出来るのも楽しみのひとつです。
 (最後に)
カンさんのお誘いに「やまたび倶楽部の下見」モードで私も便乗しました。しかし車でないとスムーズに回れない不便な位置であることが解かり、残念に思いました。不便だからこそ美しい自然が残っているのかも知れません。緊急事態宣言が解けたら大手を振って出かけられる日が来ることを願っています。いまは何もかもが「我慢、我慢」です。