3月例会・屯鶴峰~二上山〜當麻寺
近鉄大阪線・関屋駅~穴虫峠~屯鶴峯~ダイトレ北口~二上山~当麻寺~近鉄南大阪線・当麻寺駅
2008年、ダイヤモンドトレイルコースを、やまたび倶楽部メンバー大勢で歩いた記憶が微かに残っていましたが大和の奇勝と言われる屯鶴峰を再び訪れることにしました。 3月のリーダーは姫です。
▲近鉄電車・大阪上本町から出発です ▲近鉄大阪線・関屋駅で降車です 菜の花満開 春真っただ中です
 近鉄大阪線・関谷駅で集合してまずは奈良県の奇勝といわれる屯鶴峰に向けて出発です。今回のメンバーはジョンと正ちゃんと姫の3人です。駅前から少し道迷いして行ったり来たりのウオーミングアップをしました。13年前に来たことがありましたが、屯鶴峰の奇勝には何度訪れても感動します。白い岩の群れが鶴が屯(たむろ)している姿に似ている所からこの名前が付いたそうです。
●屯鶴峯(どんづるぼう)は、奈良県香芝市にある奇岩群・奇勝。どんづる峯とも称します。 二上山の火山活動により火山岩屑が沈積し、その後の隆起によって凝灰岩が露出し、1500万年間の風化・浸食を経て奇岩群となった標高約150mの岩山。サヌカイトやザクロ石閃緑岩などの岩石が産出する。県天然記念物であり、金剛生駒紀泉国定公園の見所のひとつ。  
▲角度を変えてみれば いろいろな岩の表情を見ることができ 厭きることがありません
▲姫と正ちゃんに煽てられて岩に登ってみましたが 寄る年波には勝てずこわかったですう
▲おーーーーースゴッ! 正ちゃんの一言です ▲4人の若者がグルーぷが楽しんでおられました
▲ 屯鶴峯▲
屯鶴峰から、ダイトレルートにのっていよいよ二上山へ向かいます。激しく往来する車の列に危険を感じつつ道端に咲く菜の花に癒されながら歩いているとミカン販売所を見つけました。少ししなびていますが300円とは安いのでレーション用に購入しました(見た目と違い甘かったです)
●二上山(にじょうさん )は、奈良県葛城市と大阪府南河内郡太子町にまたがる山。かつては大和言葉による読みで「ふたかみやま」と呼ばれた。金剛山地北部に位置し、北方の雄岳(517m)と南方の雌岳(474m)の2つの山頂がある双耳峰で、大阪みどりの百選に選定されている 。また、石器に使われた讃岐岩(サヌカイト)の産地である。二上山の北側の春日山付近の地域は遺跡が多く発見されており二上山北麓遺跡群とも呼ばれる
消えかかった「ダイヤモンドトレイル」の看板横から入ります。山に入ると車道歩きが嘘のように快適となり独特の山の香りをかぎながら登って行きました。木製の階段が多く、高かったり低かったりと歩きにくいです。トップは3月リーダーの姫が歩きます。後ろの足音を聞きながら間隔が空かないように気を付けて歩いて行きました。適当な場所を見つけて休憩しようと考えていると「休憩しようぜっ!」と後ろから声がかかったりします(へばってる?) 
▲あーーーーーシンド ▲あと一息登れなくて此処で昼食 ▲馬酔木
「おーいJON かつてのクライマーの雄姿はどうしたの?」  「あかん…どっかに忘れてきたわ。今は鳥撮だあ」
あと少しで頂上と言う手前で丸太のベンチを見つけました。丸太テーブルもあります。ここで昼食を取ることにしました。弁当を持ってない正ちゃんへのおにぎりとパンを分け合って食べました(きっと下山したら中将餅のお礼があるはず・・・笑・笑)

「さあ、あと一息頑張ろう」と歩き始めると間もなくして広場の様な所に出ました。アスファルトの立派な道が「馬の背」方面へと続いていました。展望台も懐かしく思い出しました。二上山・雌岳の頂上には何組かのグループが昼食を取っていましたが適当に間隔を取り安全対策バッチリです。
▲ なぬ!椿姫? それは違うだろ!… 唾婆! (つばきばばあ)……知らないっと☜ 命知らずな発言だね
▲二上山雌岳へ最後の登りです ▲二上山雌岳から望む雄岳
▲二上山雌岳の広場に有る日時計
雄岳は今回もパスしました。(誰も行こうと言わないので)下山は當麻寺に向って歩きました。ウグイスがホーホケキョと美しい声で鳴いています。ジョンはしっかりとカメラを構えるのですが姿を見せてくれません。あざ笑うかのような美しい鳴き声が続いていました。目に映るものは山桜、踏まれそうなほど可憐な所にさいているスミレ、馬酔木の花がもうすぐ咲きそうです。慌てん坊のツツジもチラホラ咲いています。遠くの山全体にサクラが咲き、山を白く染めていました。
二上山からは當麻寺に向けて下山開始です。
ダイヤモンドトレイルの竹ノ内峠の道標を見て懐かしく思い出しました。あの頃はまだここから大和葛城山まで歩いたよなぁ・・体力あったよなぁ・・
▲傘堂 ▲當麻山口神社
池のほとりにはカモがスーイスイと泳いでいたり、釣り堀にはおじさん達が糸を垂らしていました。途中の傘堂を見学し當麻山口神社の赤鳥居から遥拝して當麻寺に到着です。黒門から境内へ
當麻寺には人の気配がしなくて静かです。以前に来た時はぼたん祭りや藤の花を見物に来た人で溢れていたのですがコロナの影響でしょうか寺の人の姿も見えません。
▲日本最古の梵鐘 ▲国宝・東塔 ▲仁王門
●奈良葛城にある當麻寺。東西に三重塔が並び、古来の伽藍が残ります。中将姫の伝説で有名な當麻曼荼羅のほか、貴重な仏像も拝観できます。當麻寺の御本尊・當麻曼荼羅。その原本の織物には、中将姫という女性の話が伝わります。中将姫は藤原豊成の娘として、奈良の都で生まれました。幼少のころから観音様への信心深い姫であったそうです。しかし継母に妬まれ、都を離れて隠棲されます。のちに都に戻られましたが、阿弥陀仏の導きにより當麻寺で出家されました。當麻曼荼羅は、この中将姫によって織られたものといいます。
▲本堂前 ▲仁王門
▲JONが細く見えます ▲鉄砲について ▲正ちゃんが大きく見えます
帰り道に「相撲発祥の地」のノボリバタをみつけ鉄砲柱の体験をしたり、中将餅を買ったりと楽しくラストを飾ることができました。反省会は阿倍野橋のḾIОのビルの中で済ませました。店の中はコロナ対策がなされており安心して滞在することができました。天王寺駅で「次は琵琶湖疎水クルーズだからね」と正ちゃんに念押しをして解散しました。
▲ポチさんが2008年に屯鶴峯を歩いた時の写真です▲
感   想
 ● ひめの感想 
今回は3人だけの寂しい山行でした。山にはツツジ・馬酔木・山桜、スミレなど春を彩る花々でしばしコロナを忘れることができました。すれ違う登山者もほとんどいなくて(山頂には少しいたかな?)快適な山行でした。木製の階段の段差が高かったり、低かったりとちょっと疲れましたが雌岳の三角点を見つけた時にはそんな辛さ忘れていました。帰りは當麻寺に降りましたが人っ子一人いない静かな国宝見物ができました。
●ポッチーの感想 
2008年(平成20年)には19名で屯鶴峰から二上山を経て竹ノ内峠へ 更に平石峠まで歩き、その中に私も参加していました。
今は病気とは言え 見守り隊長をしています。 写真を見て行った気分で楽しんでいます。
●JONの感想 
今回は二上山を満喫しました 体力が衰えてくると低山でも大きく感じるものです やっとこさで登り切りました 口には出さなかったですが感動モノでした。
當麻の相撲館の表に有る鉄砲柱の太さには驚かされました オイラの出腹よりはるかに太い いい思い出になりました 中将餅は5個は食べたかったです。
●靖っちゃんの感想 
不参加でした
●正ちゃんの感想 
「アッチャー!弁当忘れました!」関谷駅周辺は店やコンビニが見当たりません。ジョンさんと姫からおにぎりとパンを頂き何とか凌げました(すんまへん)二上山の噴火が屯鶴峰にまで影響していたと聞き驚きました。やっぱり山はええですなぁ。帰りの一杯飲みもエエ!
。姫が酒を余分に飲んだ分はキッチリ割増料金を取ってくれる。これで遠慮せんと安心して酒が飲めるっちゅうわけですわ。
●Junkoちゃんの感想 
不参加でした