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日本では北海道や本州中部以北で繁殖し、冬季になると本州以南(主に西日本)へ南下し越冬する。オシドリは一般的に漂鳥であるが、冬鳥のように冬期に国外から渡って来ることもある。 渓流、湖沼などに生息する。上高地周辺の水辺でも見られる。水辺の木陰を好み、開けた水面にはあまり出ない。木の枝に留まることもある。
仲が良い夫婦を「おしどり夫婦」と呼ぶが、鳥類のオシドリは、冬ごとに毎年パートナーを替えている。 食性は植物食傾向の強い雑食で、水生植物、果実、種子、昆虫、陸棲の貝類などを食べる。陸上でも水面でも採食を行う。
抱卵はメスのみが行い育雛も夫婦で協力することはない。
繁殖形態は卵生。4-7月に山地の渓流や湖沼の周辺にある地表から10メートル以上の高さにある大木の樹洞(あるいはまれに地表)に巣を作り、9-12個の卵を産む。
メスのみが抱卵し、抱卵期間は29日前後。 孵化して40-45日で飛翔できるようになる]。厳冬期には数十羽から数百羽の群れをつくることもあり鳥取県西部の日野川辺りでは観察することができる。
小林一茶が詠んだ 『放れ鴛一すねすねて眠りけり』 など、多くの句で詠まれている。和名のオシは「雌雄相愛し」に由来すると考えられているようである。 |
●JONの感想 |
三重県では絶滅危惧IA類 、埼玉県、東京都では絶滅危惧IB類 に指定されているのをはじめ、北海道や滋賀県では希少種で環境省の準絶滅危惧に相当するようです。
大阪府では要注目となっているため、撮影場所の所在は明らかにしませんが、冬のこの時期池を覗いてみるのも楽しいでしょう。見つけた時は静かに見守ってください。 |
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