今年の登山も中山寺から 
「阪急・中山観音駅→中山寺→東尾根→天宮塚→奥の院→清荒神」
 やまたび倶楽部の恒例となった「初歩きは中山さんから」2021年もコロナに負けず元気に歩きはじめました。中山最高峰は、標高478mの山でハイカーでも簡単に登ることができます。
中山寺は聖徳太子が建立した日本最初の観音霊場で産祈願の霊場として皇室、源頼朝など武家、庶民より深く信仰を集めました。豊臣秀吉が祈願して豊臣秀頼を授かったとされています。また、幕末には中山一位局が明治天皇を出産する時に、安産祈願して無事出産したことから、日本唯一の明治天皇勅願所となり、安産の寺として全国に知られています。山麓にある中山寺奥之院には厄神明王がまつられ、本堂脇にある湧水は大悲水と呼ばれています』
阪急・中山観音駅で集合し、馴染み深い中山寺の境内へ行くと人影がありません。警備員さんが立っており「今年の参拝者は激減しています。上はマイナス4度です」との事。正月3ケ日が過ぎているので空いているのかと思っていましたがコロナ禍での参拝者は殊の外少なかったようです。本殿の前でお賽銭をタップリ(?)奉納し、コロナ終息、家内安全、無病息災を願って手を合わせました。参拝を終えて境内を抜けると10名ほどのハイカーが出発準備をしていました。三密を避け時間を置いてから私達も出発しました。
今回のリーダーはjunkoちゃんです。今年からコースリーダーを輪番にすることにしました。それぞれがお勧めコースを担当して貰えればマンネリ化が解消できそうです。
(4月は姫の担当と、手を挙げて「イタドリコース」と、言いましたが即・却下されました・・・大笑い)junkoちゃんのお薦めのお店で下山後、宝塚でランチの予定です。
「 おくのいん坂」の道標を過ぎ、梅林の中を通過しますが蕾も硬く、春はまだまだ遠そうです。右に東尾根、左はシンボル広場となっており今回は東尾根コースを行くことにしました。ミツバツツジのトンネルには硬い蕾が春を待っている様子でした。「5月にもう一度ここを歩きたいね」私達は花の時期は人混みを避けて歩いていましたので満開の時期を知りません。今年は「花シリーズ」と名前を付けて名所めぐりをしてみたいと思っています。
中山最高峰、標高478mとあなどることなかれ・・・なかなかきつい登りが続きます。
警備員さんの マイナス4度と言う割にはポカポカと温かく衣類調整のための休憩をとりました。姫がおもむろに自身特々製の大きな大きな吊るし柿をレーションに配りました。
これには全員口をそろえて美味しいですう。「もう1個あったら2倍美味しいね…」とはJONの弁。
「今日のランチは少々遅く なるので、これで腹ごしらえね」 みなさん美味しいと言って頬張ってくれました。
東尾根のピークを過ぎて谷底まで降りて行きました。目の前にそびえる天宮塚めがけでまた登りが始まります。思った以上にきついコースです。
「正月ボケがなおりそうやなぁ」「しんどいなぁ」
などなど言いながら防寒着を脱いだり、着たりとしていると天宮塚に到着です。見晴らしの良い場所を陣取り長めの休憩です。
junkoちゃんが温かい紅茶をご馳走してくれて麓の景色を見ながらティタイムと洒落込みました。
30分もいたでしょうか、朝見かけた10人組がやってきました。聞けば中山最高峰を踏み、弁当を広げようとしましたが寒すぎてここまで降りて来たらしい。「私達は出発しますからどうぞここへ」と場所を譲り奥の院へ向けて出発です。
六甲山と同じく無数の踏み跡がありjunkoちゃんの案内で未知の道を歩いて奥の院に到着です。いつもなら沢山いる参拝客もチラホラしかおりません。寒いからか、コロナ禍だからかわかりませんが私達にとっては空いていてラッキーです。
手水からはツララが下がり水受けには硬い氷が張っていました。ひめが手袋を置いて凍結していることを証明しています(よぉ遊ぶなぁ・・)
奥の院には「大悲水」と呼ばれる湧水があり、大岩・白鳥石の下から湧出していることから別名「白鳥石の水」とも呼ばれています。「生水で飲用は不可」との立て札がありますが、奥の院へ訪れる参拝者やハイカーはここでのどを潤して行くらしいです。(湧水は、ここが湧出点の湧水のようです)
ノジコちゃんです ウグイスかな? ムシクイかな?
奥之院の境内を後にするとき野鳥の群れの見送りを受けました。ヤマガラ、シジュウガラ、メジロ等たくさんいましたが撮れたのはノジコだけでした。ムシクイのようなウグイスのような野鳥もいましたが綺麗に撮れていませんので正しくはわかりません。
  奥の院参拝後は、ひたすら清荒神さんの参道へ向けて歩きました。奥の院から開拓された広い道をしばらく歩いて行くと「清荒神はこちら」と看板が出てきました。(見失わないでね)
清荒神清澄寺さんにお参りした後、奥の方に歩いていくとお賽銭を持ち帰っても良い場所があります。柵の中に手を入れて掴んだお賽銭を財布に入れておくとお金に不自由しないそうです。そして翌年に倍返しとして賽銭を投げ入れるのが習わしだそうです。
再び山道に入り岩のゴロゴロした道を下り墓所が見えてきました。「登山者のトイレ禁止」と書いてある墓所です。墓所を過ぎると清荒神の駐車場が見えてきました。駐車場はかなり空いている感じに見えました。清荒神さんへの屋台の続く道はところどころ閉まっている屋台も多くちょっと活気がなかったように感じました。
清荒神でゴールの後は宝塚まで移動し少し遅め(午後2時)のランチを頂きました。広い店内は私達の他に2~3人ほどしか客はおらず、大変ゆっくりできました。正ちゃんの熱燗の進むこと進むこと・・・キャベツ、ご飯、シジミ汁お代わり自由で・・・我々がデザートにアイスクリームを頂いている間も正ちゃんは徳利の尻をコチョコチョしていました。(笑)1年間の計画を話合い、方向性も決まり幸先の良いスタートとなりました。

「今年も安全で仲良く楽しい山行を楽しみましょう!」
感   想
 ● ひめの感想 
中山さんとて立派な山であります。スニーカーで「初詣・初すべり」をした人が若干1名いましたが登山靴は必須です(笑)時々霜柱をザクッザクッと踏みながらも寒さ知らずで身体を動かせました。何よりも登山者が少ないことが救いです。初歩きは全員集合とはなりませんでしたが、最低1ケ月に1回はみなさんと一緒に歩きたいと思います。長年ともに苦労しながら培った友情を何よりも大切にしたいと念頭にあたり思った次第です。
●ポッチーの感想 
私は調子が良くないので欠席させて頂きました。残念ですが又の機会と言うことで宜しくお願いします。みなさん御安全に楽しんで下さいまして良かったです。
●JONの感想 
年明けの中山さんは天気も良く気持ちよく参拝させていただきました。また多くの野鳥に出会えてよかったです。ただカメラに収めることができなくて残念です。今年は100種くらいは撮りたいです。
●靖っちゃんの感想 
久しぶりに皆さんとお会い出来る事、楽しみにしていたのに、只今風邪気味(喉が痛くって)です。勝手ですがこんな時なので残念ですが今回は不参加って事で宜しく。
次回楽しみにしています。
●正ちゃんの感想 
 皆さん、きのうはお疲れさん。気温は氷点下でしたが日差しが良くボカボカ感がありました。
中山寺の西池がカチカチに凍っていたのでぴっくり。こんなに寒いのやと。
今年は年間予定を早々に計画できそうで、いいねぇ~。楽しみです。
吞兵衛のわては灘五郷の酒蔵めぐりに行きたいのですわ…連れて行っておくんなあれ
●Junkoちゃんの感想 
 昨日は寒かったですね(寒い)梅林の池での姫さんなのパホーマンスにはビックリ👋凍っていたのですね、カラカラっと乾いた良い音で初めて気がつきました😃最近では、段々冬を感じ厚着をすることもなく過ごしていたので、ちょっと気を引締めまし😱ランチをユックリ出来たのもラッキー、これに慣れたらダメとも…良い一日でした(バンザイ)