2020.01.21 中山奥之院
「2020年初歩きは中山寺から25,000歩」
年頭に歩くコースは何故か毎年「中山さん」からの初歩きとなっています。靖ちゃんと正ちゃんは都合付かずで、junkoちゃんとジョンと姫の3人だけの寂しいスタートとなりました。午前9時阪急・中山観音駅で合流し中山寺へ。初詣の時期を過ぎているため、中山寺の境内の中は閑散としています。時間が早いからかもしれません。
中山は、兵庫県宝塚市にある標高478mの山。付近に位置する愛宕山(335m)、長尾山(302m)と合わせて中山と称されています。JR「中山寺駅」の前には馬上太子像が凛々しく立っていました。太子が黒駒に乗り、四天王寺と宝塚をしばしば行き来していたとされ「紫雲たなびく山」を探し、この地に日本最初の観音霊場とされる中山寺を創建したと伝えられています。この伝承に因んだゆかりの地としては黒駒を休息された地が安倉(あぐら)黒駒の足を洗った川が足洗川(あしあらいがわ)と言い伝えられたそうです。
中山寺は聖徳太子が建立したとされる日本最初の観音霊場で、安産の寺として全国に知られています。有名な梅林は硬い蕾で一輪か二輪だけ、申し訳なさそうに咲いていました。今年は暖冬で梅の開花も間近ではないかと思っています。
 JR中山寺で降りて  阪急中山観音駅まで移動します  中山寺山門
金剛力士像 
 朝9時の参道は静かです  なんとエスカレータがついてます  
平成29年(2017年)に伝統的な木工技法により再建された五重塔。塔の高さは28mです。 
最初の予定では「中山寺から奥の院を目指し清荒神コース」を予定していたのですが、あまりにもコースが短いのではないかと言うことになり「東尾根コース」を歩くことにしました。
「 おくのいん坂」の道標に従って下りて行き東尾根へと入っていきました。春にはコバノミツバツツジで有名でツツジのトンネルが出来て登山者も多くなりますが、この時期は東尾根コースへの登山者は少なそうです。
しばらく歩いていないので体力が衰えているのか、フーフーとあえぎながら、ゆっくりと高度を上げていきました。登山道のすぐ側の小学校では子供達の元気な声がしていました。 
  いよいよ東尾根へと入っていきます  
 せっかく登ったのに・・・沢まで下り、再びきつい登り返しです。二人連れの女性が休憩をしており挨拶をして先に行かせて貰いました。急な階段を見上げて「きついなぁ!」3人同時に呟きました。東尾根コースは中山最高峰に向けてのコースの中でも急登や岩がゴツゴツしており、なかなか手ごたえのあるコースです。上の尾根を歩いているのか時々人の声がしますが私達の歩くコースは静かで風も無く木漏れ日がさし何度か衣類調整をしたり、レーションを頬張ったりと、のんびりと楽しみながら歩きました。
尾根を見上げると建物が見えてきました。随分家が増えた気がします。土地不足なのか、こんなところまで住宅が密集しています。奥の院コースと思っていたので弁当を携行していなかったのですが、みんなで分けっこして陽だまりでお昼となりました(またまた昼の写真がな~い!)
川西や伊丹の町を見ながら昼食です 
白龍大神天宮塚の碑 天宮塚の碑
昼食を終えた後に「白龍大明神」の碑があり、巨石信仰にもとづく巨大な石が祀られていました。急に冷たい風が吹き、体感温度がググッと下がりました。「さぶっ!」とジョンがジャンバーを着ました。今までポカポカ陽気だったのに信じられません。みんなで防寒対策をして、アップダウンを繰り返しながら縦走路に出ました。右に行けば中山最高峰、左に行けば奥の院への道です。そこへ一人のおじさんがやってきて「3人で写真を撮ってあげよう」と親切に言って下さったのでお願いすることにしました。
最高峰を踏むことなく左に身体が勝手に向かっておりルンルン気分で、瞬く間に奥の院に到着しました。奥の院では何人か登山者が居り熱心に手を合わせていました。junkoちゃんがスタンプを押して貰い、清荒神へと下山です。
何度も何度も訪れているので熟知しているコースですが度重なる雨により、岩場がえぐれて溝が深くなっていて、地形が変わっていました。そんな時「なんか音がしたよなぁ?」「ジョンさんがこけたのと違う?」慌てて駆け寄ってみると、案の定スッテンコロリンしていました。(大笑)
ジョンも歳をとったなあ 寄る年波には勝てないか
急な下りにはお助けロープが張ってあるのですが枯木にロープをひっかけているのでズボッと抜けてしまいます。これは事故に繋がると修理を試みましたが針金で固く細工がされており素手での修理は不可能でした。(みなさん気を付けて下さいね)
見覚えのある清荒神の駐車場が見えてきました。平日なのに沢山の車が停まっています。屋台はお休みの所が多く、買い物しようと思っていた「切り干し大根の店」と「豆板」の店は見つかりませんでした。 
突然、ポツポツと雨が降り始めました。太陽は出ているのに突然の雨です。本当に突然と言う言葉がピッタリです。お店の軒先やアーケードを利用して雨宿りしながら清荒神駅に到着です。駅に着くと雨も止み、宝塚まで歩いて反省会をすることにしました。目の前にビールがちらつき始めたら元気回復です。宝塚ジェンヌらしき女性を横目で見ながら歌劇の町を散策しました。ここには手塚治虫記念館もあります。
お好み焼き屋に入り反省会・・ジョンが家の鍵がないない事件が発生(朝からの行動を逐一尋ねたら何と鍵を持たずに外出したことが判明。。。。なぁんや!)お好み1枚と焼きそばとビール一杯で粘る粘る~!楽しい反省会でした。新春の初歩きは、ほどよい距離の、ほどよい疲れで無事終了しました。次は山本駅からの岩場歩きねっ!
 ひめの感想
何度も訪れるコースではありますが何故か新春初歩きは誰が決めたのか中山寺ウオークが恒例です。中山寺にお詣りして登山開始がなんとなく清々しく新春らしいからなのでしょう。東尾根コースに変更したため、ストレスも残らず、今回の距離は疲れも残らず快適に歩けました。春を待ってまたどこか登りましょう!
 junkoちゃんの感想
今日も元気に歩けました。正月明けに箕面を歩いていましたのでルンルンでした。
 JONの感想
備中松山城以来の歩きです。足は重く、体も重く昨年と同じように足が攣りはしないかと心配しながらのハイキングでした。幸い何事もなく下山できたのですが途中のレーションタイムでバランスを崩して転倒、下りの岩場で石車に乗って転倒。何事かありました。年とともにしんどくなってきました。