やがて、日本一危険な国宝・投入堂が見えてきました。入山してから約1時間で到着です。 写真で見るよりずっと迫力があります。昔訪れた時はこんなにも感動しなかった記憶がありますが、今は背筋がゾクッとする神秘的な電流が走りました。
どうやって建立したのか謎は深まるばかりです。納経堂は見逃してしまいそうな小さな祠(ほこら)ですが、国の重要文化財に指定される貴重な建造物です。従来は鎌倉時代の建築とされていましたが、近年になって用材の年輪年代測定の結果から、平安時代後期にさかのぼることが判明しています。
しばし投げ入れ堂を背に記念写真を撮り続けました。何度見ても不可思議なお堂です。後ろ髪惹かれる思いではありますが水分補給をした後、投げ入れ堂の残像をしっかりと脳裏に焼き付けて下山することになりました。
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