季節限定「イタドリ姫」平成最後の水越峠 2019.04.27
 
恒例の年中行事
スカンポ・ゴンパチ・イタドリを求めて…「季節限定イタドリ姫」を満喫
四月は「季節限定イタドリ姫」を名乗って、イタドリ採りに精出す期間です。平成が幕を下ろす時期と同じく4月30日で「季節限定イタドリ姫」の名乗りも幕を閉じることとなりました。
過日、予定していたイタドリパーティが雨天のため「たこ焼きパーティ」に変更となり、平成最後の土曜日は姪っ子達とリベンジすることとなりました。「イタドリ採らにぁ春が終わらん」
4月27日はサクラも散り初夏の装いだと言うのに、北海道は雪が降ると言う寒くて風も強い日の出来事です。鴻池新田駅で姪っ子の車に便乗し、四条畷に住む姪っ子とは現地集合です。ポッチーは坂道が多いため留守番~。
金剛山登山を終えた登山者がそろそろ下山してくるため駐車場は空いています。私達の車が先に到着し「どつちが先に着いても抜け駆け無しね」と言うルールなのですが…待てなくて・・ムズムズして駐車場周辺散策中LINEを入れてイタドリを採取開始。
ある。ある。おもしろいほどありました。前日の雨で伸びたのか、私達の来るのを待ってくれていたのか、お気に入りサイズがニョッキニョキ。
待つこと20分、四条畷の姪っ子夫婦も到着して、いつものイタドリ峠へ向かいました。ここはダイヤモンドトレイルルートにもなっており、登山者がひっきりなしにイタドリには目もくれずに金剛山へ向かって登って行きます。
ところが、ところがなんです。大きな袋を抱える老人ふたりが降りてきました。登山者の服装ではなく手には大きな袋を抱えています。袋から顔を出しているのはまさしくイタドリ・・・「しまったっ!先を越されたかっ!」ああああ、ここまで来たのにっ!空振りかぁ
落胆しつつも登って行くと老人達が、取りこぼしたイタドリ達が、にっこりと笑顔で待つていてくれました。大丈夫あるある。イタドリは人に優しく、後から来た人にも、ちゃんと採れるように隠れて待っていてくれました。
「皮剥きが大変だからもう要らんわっ」といいつつもイタドリを見つけたら、よじ登ったり座り込んだりと大忙しです。3組の持つ手提げ袋は見る見る間に重たくなっていきました。老人達は危険個所は残して行ったようです。
「金剛山湧水」が折り返し地点と決めていますので、到着後長い休憩を取り、ゆっくりと下山することにしました。往路に見つけられなかったイタドリが復路で見つかったりと更に重たくなって足取りも軽く駐車場まで戻ってきました。
富田林方面遠望 御所市方面遠望
四条畷の姪っ子がお弁当を作ってきてくれていたので、ブルーシートを敷き寒さに震えながら美味しくいただきました。暖かいラーメンも暖を取るのに最高でした。ビールもあったよ~!
途中の道の駅には名物のソフトクリームがあるのですがさすがに誰も欲しいとは言わず草餅や採りたて野菜やらを買い込み、四条畷組と解散となりました。鴻池新田まで帰る途中満腹感とビールが心地よくどうも爆睡していた様子です。
「おばちゃん着いたでぇ!」姪っ子の声にハッと目覚めイタドリ抱えて電車に乗りました。少し、ぐったりとしたイタドリになっていますが帰宅後少し水に浸ければシャンとします。
海老江駅で「そうや~!野田藤を見に遠回りしよう!」と、JR海老江駅から阪神電車野田駅に行き見事な「藤の花」をながめることができました。大勢の人が藤棚の下に群がっていました。いまが見頃です。
阪神本線・野田阪神駅前の藤棚 
帰宅して、夕食も食べずに皮剥きを続け午後10時55分皮剥き終了しました。
今年も春を満喫したなぁ!やっぱり私は「季節限定イタドリ姫」に、お付き合いして頂いた皆様ありがとうございました。機会があればイタドリをご馳走致します。
 「姫の感想」
いやぁ今年もイタドリ採り楽しみました。しかし、イタドリ愛好者が増えたのか、行く先々で採取した跡が見受けられます。昔は高知県人しか振り向かなかったイタドリも、健康に良いとかダイエツトに効くとか世間が騒ぎ出し、なかなか思い通りに取れなくなっています。岳友とのイタドリウオーク、ファミリーとのイタドリパーティは恒例行事として続けて行けたらと思っています。お付き合いして頂きありがとうございました。