2019舞の森・幹事会 in 石鎚山成就社&別子銅山・東洋のマチピチュ! 2018.03.17~20
 
 
「幹事会と言う名の親睦会・・・1日目」3月17日(日)晴れ 
毎年、農繁期を外した3月、中学校同窓会の幹事会が行われています。
四万十市から5名、松山から1名、大阪から2名の8名で編成されています。
11月の同窓会が終了し、春の訪れとともに開催され四万十市と大阪の中間地点で開催されるのが恒例となっています。表向きは「反省会と次回打ち合わせ」と言うことになっていますが、早く言えば「気の合う仲間の、きままな旅」とでも言いましょうか(笑)

四万十の仲間達との待ち合わせ場所は愛媛県西条市にあるアサヒビール四国工場です。今はナビがあるので簡単に目的地に到着することができます。大阪組は高速バスの松山行に乗車し川内インターで降車、松山の仲間の車で集合場所に向かいます。高速バスは三列シートで快適さと運賃の安さを覚えると列車での移動はほとんどしなくなりました。集合時間の14時30分迄には、ほぼ同時に合流出来ました。
▲愛媛県西条市にある アサヒビール四国工場
▲ドライバー申請をした幸男くんと校長先生は飲めません  ビールのイラストをもって飲んでるつもり … 酷だなあ
予定より早い到着のため、一刻も早く試飲にありつこうと団体の見学組に混入させて貰いました。日曜日のため機械が稼働しておらず映像の見学となりましたが、心は早くも試飲会場へ。窓からは雪の石鎚山がくっきり~。アサヒビールの見学が終わった後は1泊目の宿の西条市にある本谷温泉に向かいました。本谷温泉は「伊予の三湯」と言われ道後温泉、鈍川温泉に続く名湯らしいです。
▲桜の花もチラホラ … うーん満開かあ
 ▲第34代・舒明天皇(じょめい)、第37代・斉明天皇(さいめい)もご入浴されたという本谷温泉はアルカリ性天然温泉で伊予の三湯の一つ
宿泊は5部屋しかないのですが日帰り客で駐車場は満杯です。勿論風呂場も芋を洗うが如く一杯で地元の人に愛されている様子が伝わってきました。夕食はレストランの奥の座敷部屋を陣取り、みんな病気もせず元気に勢ぞろい出来たことに乾杯しました。

懐かしい土佐弁が飛び交い、この土佐弁もご馳走になっていることに気づかされました。
「元気じゃったぁ?」「長旅で、ことおたちや」「へんしも酒を頼んでくれちや」「しょーしなけん」等々と意味不明の土佐弁続出。

聞き覚えの無い「しょーしなけん」の意味を聞くと「もう説明せんけん、書いちょけ」と言われ箸袋に意味を書いたりして爆笑続き・・・・。二次会は3時間あまりお喋りが続きました。コンビニで購入して来た酒が底を就き、買い足しに行く始末です。日帰り入浴の人が中心なので自販機に酒類は無く、フロントにあった缶ビール全部買い込み酒盛りは続きました。まぁ四万十市の人達はアルコールは強いっ!
 
「幹事会と言う名の親睦会・・・2日目」3月18日(月)晴れ
本谷温泉の朝を迎えました。本谷温泉は、松山の「道後温泉」、今治の「鈍川温泉」と並び「伊予の三湯」と称され古くからの名湯として伝えられています。(第34代、第37代天皇もご入浴)本谷温泉はアルカリ性天温泉で、緑豊かな山腹に位置し、近くには清流が流れ知る人ぞ知る一軒家の温泉地でした。

お散歩のリーダーのサチ男君について宿の周辺を散歩することにしました。呑兵衛組が来るはずはありません。(笑)昨日は駐車場が満杯だったのに朝は私達の車2台しか駐車していません。どうも泊り客は私達だけだったみたいです。
ふるさとのこみちのあんない
金刀比羅神社
医王院の境内横の急斜面の階段を267段を登ると頂上に金刀比羅神社が祀られている。明治初年に旧号金毘羅宮を金刀比羅神社と改めた。
慶応年間、松山城主加藤嘉明が山頂に勧請した金毘羅大権現を明治に医王院本堂横に移転した後、山頂は神社となり金刀比羅神社となった。
坂道を登って行くと神社らしき建物が見えて来ました。267段の階段を登ると金比羅神社があると書いてありましたので登ってみることにしました。267段の階段はきつくて今は訪れる人もいないのか錆びれてしまっています。散歩を終えて宿に戻り、朝食を済ませ、午前9時、2台の車は石鎚山ロープウエイ乗り場まで移動しました。
走行中に時折、顔を出す石鎚山はまだ雪の帽子を深々と被っています。ロープウエイ代金(往復1950円、愛媛県人は1650円)を払い、ロープウエイに乗りました。「落ちるかも知れん」とか「ロープが切れたらどうしよう」とか・・そんな会話をしているうちに山頂成就駅(1300m)に到着です。階段は雪で真っ白です。

「ありゃ!雪があるぞっ!」成就社まで歩くつもりでしたがズック(スニーカー)では危険と判断し「石鉄山修験道根本奥前神社」と書いてある建物を折り返すことにしました。スキー場の斜面にはまだ積雪があるものの、シーズンオフとなっていました。石鎚山山頂(1982m)を恨めしく思いつつ、滑らない様に気を付けて下山し別子銅山に向けて車を走らせました。 
 
 
▼マインドピア別子(別子銅山記念館)
別子銅山は、愛媛県新居浜市の山麓部にあった銅山で1690年に発見され、昭和48年までの282年間に約70万トンの銅を産出し、日本の貿易や近代化に寄与しました。住友が日本を代表する巨大財閥となる礎となった場所でもあります。

途中にあるマインドピア別子(別子銅山記念館)の見学とトロッコ列車が観光の目玉なのですが、過日、脱線事故を起こし原因追究のため運休しており残念ながら乗ることができませんでした。更に車で細くて狭くて曲がりくねった道を走って行くと東洋のマチュピチュと言われる別子(東平ゾーン)に到着しました。今回の幹事会で唯一私が希望した場所です。
標高750mの山中にある東平は、大正5年から昭和5年までの間、別子鉱山の採鉱本部が置かれ、社宅・小学校・劇場・接待館が建てられるなど、昭和43年に休止するまで町として大変な賑わいをみせていました。しかしここまでの道のりは狭くてカーブも多く、運転には相当の注意が必要となります。 語り部付きの観光バスが出ているので(1900円)バスの選択肢もあるかと思います。
駐車場から220段の階段を降りて間近で見るレンガ造りの鉱山の跡は繁栄していた時代を想像することが出来ました。ここに街があったことも想像できました。広場には三俣の花が美しく咲いていたり、小鳥のさえずりであったり。まもなく咲くであろうツツジの蕾にうっとりと時間を費やしました。しかしツツジの根元はイノシシに深く堀じくられており、いずれは枯れてしまう危険にさらされていました。
東洋のマチュピチュを堪能し、再び細くて狭くて曲がりくねった道を2泊目の宿である「休暇村瀬戸内・東予」へと移動しました。この宿は以前にも幹事会で利用しており懐かしかったです。窓からは瀬戸内海が一望でき、島々の美しさに魅せられ「来年の幹事会は、しまなみの島の真ん中で探せ!」と指令がでました。限りなく遠くの地を希望していた頃からすると近場の「四国周辺」に変わったのは加齢の精の様です。
    
▼休暇村 瀬戸内東伊予
入浴と夕食を済ませ、またまた二次会の酒盛りタイムとなりました。この宿はビールの自販機が置いてあり補充にせっせと通って、飲むわ、飲むわで大笑い~!。
何を話したのか覚えていませんが盛り上がりは石鎚山の標高より高かったと思います。
  
▼幹事会と言う名の親睦会・・・3日目」3月19日(火)あめ
別れの朝を迎えました。外は別れを惜しむかのような大降りの雨が降っています。朝食後は庭園の鑑賞を終えてから解散の予定でしたが「こじゃんと雨が降っちょるけん、ホテルで別れよう」と言うことになりました。「え~っ!?」雨が怖いみたいなので、急きょホテルにて解散となりました。残念です。せっかく行程を考えてくれたサチ男君に申し訳ないと・・・ごめんなさいね。
四万十組とは 休暇村・瀬戸内東予 でお別れです
  
しかし大阪組は13時45分のバスの予約もあり、四万十組を見送った後に、予定通り雨の中の鯉の鑑賞となりました。「しこくや」の店の中を通り抜けて鯉の庭園に行くのですが、高価そうな大きな鯉が悠々と泳いでいました。200円で餌を買い「ほら~ご馳走だよ~」とばらまくのですが雨粒を餌と間違えて口を大きくあける鯉の姿が、とてもこっけいでした。

店の中はお遍路さんグッズが並んでいて、お遍路を決心し、ここに立ち寄れば頭の先から足の先まで勢ぞろいできそうです。店先には土佐分担が山の様に積まれていました。車なら絶対、買って帰るのにね、ひとつ買っても重たいよね・・・と残念だけど断念しました。
関西組は13時45分川内インターからバスに乗り大阪に戻ってきました。バスの乗客はひとり旅の人達ばかりで静かなもんです。ヒソヒソと話すのは私達だけ・・・それもいつの間にか深い眠りにつきドライバーさんの「トイレ休憩です」の声に起こされての帰阪となりました。アッと言う間の楽しい2泊3日でした。11月の本番の同窓会までお達しゃで~!
 「四万十レディ達の感想」
庭造りをするのに庭園見る話してたので行くものと思ってました。ちょっとがっくり。 そして富さんと話してました。部屋の広さを見て「これやったら女4人が入れるにね」なんて・・・みんな一緒がいいね。また次を楽しみにしてます。さらに富さんが言いました「この会は移動していても待ってくれるけん好き、ツアーは気を使う」
 「関西レディ達の感想」
ゆったり気分を配慮してくれたサチ男君には感謝しています。しかし四万十のレディ達と寝ながら、どめくのも楽しみのひとつ。ゆっくり話が出来なかったので「次は狭くても女4人一緒の部屋がええね」
 「いごっそ衆の感想」・・・これは想像で書いています
酒が飲めたら、どこじゃち、かまんけん。自販機に酒入れちょいてくれや~!
 「サチ男くんの感想」・・・これは想像で書いています
説明したことは、ちゃんと覚えちょってくれ!朝飯は7時30分じゃけん!