去年の8月に立山・龍王に行くための「隠れトレーニング」を蓬莱峡で実施して以来のクライミングとなりました。伊勢山上(飯福田寺)に行くためのメンバー同士の意思統一を含めたトレーニングです。 三重県松坂市にある飯福田寺・・・通称「伊勢山上」大宝元年(701年)、役小角により開創された霊場です。古来より信奉者が多く北畠家の祈祷所として栄えました。広大な表行場・裏業場へは今も多くの人々が修業に訪れています。伊勢山上 飯福田寺 は修験道の行場コースですので真剣に取り組みたいとの思いからトレーニングを実施することにしたのです。 |
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リュックの先にヘルメットを付けて自宅から駅に向かう途中「姫サンっ!」と自転車の青年から声を掛けられました。此花のクライマー夫婦だったのです。みなさんお仕事に向かう平日の朝、年金組はリュック背負ってすみません(笑)
芦屋川9時30分集合、いつものメンバーが揃い、ダラダラと上り坂の続く滝の茶屋までの「苦痛ロード」なのですが本日は住宅の中の枝垂れ梅に癒されながら地獄谷へ。平日とあってハイカーの姿はチラホラです。沿道の豪邸に咲く梅を見るために寄り道をしていると後ろからついて来たハイカーが私たちが梅見物をしている横を行き止まりへ…「前の人を信じて付いて歩いてはダメですよ。私達は通称・寄り道隊だからね。」 |
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高座の滝の水量は少なく感じました。いつもの様にお稲荷様に手を合わせ地獄谷へ降りて行きました。地獄谷では優雅にハンモックを吊るおじさんがひとりいただけで静かな地獄谷入り口でした。
今回はハーネスを使わずにシュリンゲをハーネス代りにする方法を復習しているとご夫婦らしき人がやってきました。私達の装備を見て驚いています。そんなに険しいのかと問われました。どうも地獄谷は初めての様子です。じつは伊勢山上行のトレーニングだと伝えると既に行ったことがあるとの話、「そんなに難しくないですよ」と言い残して去って行かれました。 |
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A懸に到着して休憩していると「さあ登ろうか!」と言うジョンの声に「エーッ!」と驚きの声。Junkoちゃんも靖ちゃんも登攀するとは思ってなかった様子でした。自信なさそうな1回目の登攀開始となりましたがブランクがあるとは言え、昔みっちりとしごかれた仲間達は2回目からの登攀は何とも楽し気にスムーズに登攀を楽しみました。
クライムダウン、ロアダウン、懸垂下降などを繰り返し、ひとり3回登攀下降を終えると時間は午後3時前となっています。これで伊勢山上は無事通過できると確信し携行品の確認を済ませました。使用しないかも知れませんが安全重視の「やまたび倶楽部」はシュリンゲ2つ、カラビナ2つ、スワミベルト、ATCを持参することにしました。 |
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「ああっ楽しかった!」そう言いつつも、誰もみな身体は悲鳴を上げているはずなのに満足感でいっぱいでした。ロープを背負ったジョンのリュックは大きく膨れ上がっています。
いつもなら「反省会」と称して飲み会をするのですが、この日ばかりは身体バラバラ状態のため芦屋川駅で解散となりました。本番が晴天に恵まれますよう! |
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姫の感想 |
A懸岩を「簡単すぎる」とバカにする人がいますが、油断をすると落下し生命を落とす危険があるのです。コースは何通りもあり、どうしても登れないコースもありました。悔しい思いが次なる挑戦への闘志となるのです。 |
靖ちゃんの感想 |
久しぶりで 楽しかった (楽しい)けど〜 身体中ガタガタ 明日が怖いよ(!) 。昨年、山岳会の人たちと一緒にやったことがあったけど、やっぱこのメンバーだけでやるほうが恥ずかしくなく、緊張しなくて気楽de-す。またよろしくねー。 |
Junkoちゃんの感想 |
今日はスリリングな1日でした。地獄谷を歩くのも、どうにかなのにお世話頂き、姫さんの華麗な懸垂下降も久しぶり、ジョンさん重い荷物ごくろうさんでした。明日?筋肉痛が恐怖です。そうですね山岳会の方たちとはレベルが違いすぎるので、やまたび倶楽部の残党だけで行くほうが気が楽でスキ!です。 |
JONの感想 |
久しぶりの岩登りです。装備もアルプス縦走などに携行する、スワミベルトと120cmのスリングで簡易のハーネスを作り、連結用にカラビナ2枚という簡単なものです。久しぶりの登攀のため最初はおっかなびっくりでしたが、2度3度と繰り返すうちに良くなっていくのは、昔取った杵柄のようで頼もしく思えました。写真の絵ずらを見ても、なかなかサマになっています。熊野古道に通っている間は岩の事はほとんど忘れていましたが、今年は頑張ってやりましょうか。 |
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