「ロープウエイで登り、ロープウエイで下る、そんな楽チンな夏山行きたいなぁ!」と、熊野古道歩きが終了したころに岳友から出た言葉に「どこがいいんだろう?ロープウエイだとポツチーも一緒に行けるし・・・」と検討しておりました。
7月の塩見岳山行の付き添いで三伏峠小屋にテント泊したときの事です。「肉祭りパーティ」で盛り上がっている時に、宇都宮チームから小屋締めまでに青年小屋に再度行く予定だと聞きました。私達の仲間がロープウエイを利用して「歩かない登山」がしたいと言う話をすると、じゃあ一緒に青年小屋に行こう!と言う話になりました。宿泊予定の青年小屋はオーナーのギター演奏が聴けるとの情報を得て、姫の首がキリンさんの様に伸びました。耳は象さんの様にダンボになりました。
日本百名山を制覇し、かねてから行きたかった山小屋「青年小屋」に宿泊できるのです。ずーっと昔から憧れの小屋なのです。山小屋の軒先にかかる赤ちょうちん。そこには「遠い飲み屋」の文字の提灯がぶら下がっています。呑み助ではありませんがフラリと立ち寄ってみたくなる雰囲気です。
利尻岳で初顔合わせとなったjunkoちゃんにも再会したい、まだ見ぬ昔の乙女靖ちゃんにも会ってみたいと言うリジュとトモのお誘いもあり決行することにしました。ところが靖ちゃんが膝を痛め回復には時間がかかること、無理をすれば悪化することから靖ちゃんは不参加となりました。 |
編笠山は南八ヶ岳の最南端にあります。長野県と山梨県の境に位置し、標高は2523,7m。名前の通り、頭にかぶる笠の様に、なだらかな形をした山だと想像できます。編笠山の一番近い登り口は観音平の駐車場で、その標高は既に1580m。山頂までの標高差はおおよそ1000mで、距離は3,4km。
地図に書いてある参考タイムには、登りが3時間10分、下りが2時間25分。 |
そんなこんなでjunkoちゃん、ジョン、姫の3人は大阪三番街を午後10時の夜行バスに乗り翌朝の午前7時には茅野駅に到着です。茅野からは宇都宮チームの車に便乗させてもらいます。既に宇都宮チームは到着しており、満面の笑顔で出迎えてくれました。「お久しぶりっ!」って言うか7月に三伏峠小屋で会ったばかりなんですが。(笑)
先日の「ポストを開けてびっくり広島土産」のお礼も、ねんごろに言い観音平登山口に向けて車は出発しました。途中で朝食のためにサービスエリアに立ち寄り、腹ごしらえを済ませました。小屋泊なので荷物は軽く快適に歩きたいと思っています。しかし防寒着がリュックのスペースを占領するため見た目はかなり重そうです。出発前に計ったら10㎏ありました。帰りは思い出も詰めて帰るのでもっと重くなりそうです。 |
●第1日目 10月28日(土)曇りのち雨 |
観音平駐車場(1500m)08:10⇒雲海展望台(1880m)09:47⇒押手川分岐(2090m)10:45⇒編笠山頂上(2524m)12:40⇒青年小屋(2380m)13:40 泊 台風22号と、どこで出合うのかヒヤヒヤドキドキでしたが曇り空の中、観音平駐車場を出発しました。 |