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「ゴジラの背に行きたいのでタイトロープコンテとランニングビレイの方法を熟知したい」と言う若者のために、猛暑の中、六甲山・地獄谷へ出かけることにしました。
六甲山は暑くて夏場のトレーニングには向かない山なのですが唯一「地獄谷」は水が流れておりルートの両方から木立が日陰を作ってくれます。午前6時30分自宅近くでお迎えの車と合流です。この日のメンバーは「クライマー・komeiさん」とロープ師匠のジョンと私の3人です。
ロープの師匠は体力は落ちてきつつあるもロープワークは「ピカいち」と言っても過言ではありません。若者へ伝承することで師匠自身も再確認できるし、金魚の糞の私も良い勉強になります。
高座の滝コースへと続く道は、まだ午前7時過ぎだと言うのにゾロゾロとハイカーが歩いているのには驚きました。猛暑を避けるには早朝スタートが快適であることを知っているみたいです。(でも・・・中央稜歩きは暑いよっ!)
前日の雨の後komeiさんが下見に来た時は水があふれて地獄谷への広場は川の様になっていたそうですが1日経てば水は引いていました。まずはヘルメット、ハーネス等を装着して「いざスタート」です。 |
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この日のロープは9.4mm×50mのシングルロープ
取り合えず半分くらいはザックの中にしまいます |
ロープはすぐ出せるようにロープバックに流し込みで入れザックに入れて背負います |
クライアント役は楽ちんと思いながらもロープは濡らさない汚さないように注意して歩きます |
この日の私はビレイして貰う側となり後ろから楽ちん歩行です。とは言うものの前を歩く人のスピードに合わさないとロープにテンションがかかり互いにストレスとなります。ロープが緩まぬように、張りすぎぬように、トップは、たえず後を気遣いながら進んで行きました。いつもの訓練ではトップを歩き、ロープ操作をしながらランニングビレイをとりながら進むのですがこの日は楽ちん、楽ちん。 |