雨上がりの朝を迎えました。「散ったかな・・」そう言いながら奈良公園に紅葉狩りに行く計画を立てました。私の家の近くを走る阪神電車が近鉄電車と連携し奈良まで乗り換えなしで走るようになりました。その頃から一度「終点まで乗ってみたいね」と言っていたことを思い出して実現することにしました。箕面の森のアップダウンでは少々手こずりましたが、奈良公園は平地なのでポッチーも歩けるのではないかと思い出かけることにしました。 |
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千鳥橋駅から阪神電車に乗り一駅先にある西九条駅で午前8時30分にジョンと待ち合わせです。奈良駅まで片道760円と少々お高めの運賃です。大阪難波を経て八尾駅、生駒駅を通過し1時間足らずで終点奈良駅に到着です。駅前に出てみると沢山の観光客が、うごめいておりました。観光協会のパンフレツトも充実しており地図を入手し出発です。以前にはウオーキング協会主催のイベントで奈良には何度も訪れていますが集団で「歩く」ことだけに集中し、周りを見る暇もありませんでした。今回は、「ゆっくりウオーク」のため、初めて味わうゆとりのある新鮮な気分です。 |
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衣掛茶屋と猿沢の池 |
猿沢池で異変に気が付きました。「ん?カメがいてへんで~」池の岩の上で親ガメの上に子ガメ、子ガメの上に孫ガメと昔から修学旅行生にも人気のあった猿沢池のカメがみあたりません。昔から「鯉・亀七分、水三分」と言われる程、鯉や亀が多いという猿沢池。覗き込んで探しても亀たちはどこにも見当たりませんでした。帰宅後調べてみると外来の「カミツキガメ」が見つかって、池の掃除が行われたとのこと。日本固有のイシガメが外来種のミドリガメに駆逐されてしまっていたらしいです。(ミドリガメ9割、イシガメ1割)
猿沢池は世界遺産である興福寺に隣接しているだけに、県の担当者の方も「そんな場所で殺生はしたくない」と引き取り手を探し、須磨海浜水族園が引き取ってくれることになり水抜きを開始し池の底の掃除に取り掛かったということです。 |