2016
色づいたかなぁ~?初心者ばかり連れて…箕面のお山へ
2週間前に行ったばかりの箕面コースではありますが、箕面の滝までなら歩けるかも知れないと言うポッチーのリハビリウオークに出かけることにしました。姪っ子達も一緒です。。メンバーはジョン、リベ夫婦、ショコたん、ポーッチー、姫の6人です。テレビで、どのチャンネルを回しても「土曜、日曜は紅葉の見ごろ」とはやし立てていました。 
ポッチーの足取りは快調です 姫はカメラマンの威力を発揮しています 若者は余裕で歩いています
宣伝効果もあり箕面駅は2週間前とは比べものにならないほど混雑しています。午前9時30分に駅前をスタートしたのですが滝道は追い抜きが出来ないくらいほど、人、人、人でごった返しています。歩きながら姪っ子達に途中にある野口英世博士の像の説明をしたり、唐人戻り岩の説明をしたりしながら箕面の滝を目指しました。ポッチーには看護師の姪っ子が、甲斐甲斐しく世話を焼いてくれています。緩やかな登りなのですが心臓への負担は大きいらしく、途中で休憩を取りながら、やっと滝に到着です。
箕面山 龍安寺
 滝道も人がいっぱいです  箕面大滝の周辺はまだ色づいていません
椅子をみつけてドカッと座り込む様子を見て滝から上は無理と判断しました。陽だまりでのんびりと滝見物をし下り道なら大丈夫と言うポッチーとは駅前で合流することにしました。 
私達は大滝の茶店横から雲隣展望台、こもれび展望台から地獄谷を下り姫岩に出る前回と同じコースを取ることにしました。なぜならば地獄谷でのサルとの再会が主たる目的だからです。快適なアップダウンの道が続き、ことの他暖かく既にみんな汗だくです。「本格的な山は苦手」と豪語するショコたんも順調に歩いています。「おいおい、ここは山とちゃうでぇ、ここは丘っちゅうねん」とジョンに言われながら、おしゃべり満開の姪っ子姉妹を尻目に色付いた木々を探して歩きました。まだ早いのでしょうか、色付いた木があまりありませんでした。しばらく歩くと「こもれび展望台」に到着しました。先客がいましたが端っこを使わせてもらい早目のランチタイムとしました。
箕面のおサルさん
下山後は梅田で「ポッチーの快気祝い」の食事をする予定にしていますので腹八分目にとどめました。帰り道の地獄谷分岐に沢山いたはずの猿達は一匹もいませんでした。どこにいったのでしょうか。きつい下りの地獄谷はスニーカーのショコたんには大変らしく私のステッキを貸しました。「うわぁ~歩き易いわぁ!」ストックは3本目の足として常用してほしいです。よくリュックに差したままの人がいて「疲れたら使う」と言いますが持っているのならスタート時点から使った方が安全で安心です。途中で何度も道を聞かれました。「箕面の駅はどちらに行けばいいですか?」「現在地はどこですか?」「ビジターセンターに行くにはどの道を行けばいいですか?」と、そりゃもう無茶な質問ばかりでした。車から降りて散歩のような感覚です。スマホに頼らずハイキングマップを手にしながら歩いて欲しいですね。姪っ子が「道に迷ったら川沿い、谷沿いに下りればいいの?」と聞くのでそれが一番危ない行動である事、道に迷ったらもと来た道に登り返すことを教えました。

現在地を知らせようとポッチーに電話をするのですが圏外です。箕面のお山は六甲山と同じく圏外だと思った方がよさそうです。紅葉はまだ早いものの、お猿との出合いと所々の紅葉に満足げに歩いている姪っ子達を見ていてホツとしました。やがて地獄谷の終了点あたりでサルを見かけました。「いた!いた!あっちもこっちも・・・」と大騒ぎです。やっぱり箕面のお山とサルはセツトですね。駅前でポッチーと合流。退屈しなかったかと聞くと90歳の爺さんと山の話が弾み退屈はしなかったそうです。よかった。よかった。箕面駅から梅田に移動しバッテラ屋で「ポッチーの快気祝い」の乾杯をしました。姪っ子達もバッテラがお気に入りの様でした。帰宅後、姪っ子から「おっちゃんは癒しやから、コースは短くてもいいので一緒に歩けるコースがいいね」とラインが入っていました。

無事箕面駅に到着です 梅田に戻って打ち上げでーす
 ひめの感想
今回は山歩きと言うよりはリハビリの付添でした。少しづつ回復に向かっている姿を見るのもいいものです。本人にその気があればどこにでも行こうと思っています。全行程を歩かずとも今回の様に体力に見合った距離を選択する方法もあります。登山においても体力限界の登山ではなく余力をもった山行計画の方が楽しさも増すし何よりも安全です。姪っ子達はまだまだや本格的な山登りは無理ですが少しづつ興味を持ってくれて将来的には「おばちゃん山連れて行ってあげるわ」と上げ膳据え膳の山行を期待しています。(そのころはきっと車椅子に乗ってるだろうなぁ)。
文:美智子姫