2016
● 8月6日(土曜日) 晴れ 巷では熱中症警報が発令されています
阪急・芦屋川駅 9時10分 ⇒ 滝の茶屋 ⇒ 9時38分 ⇒ 最高峰・岡本分岐11時00分 ⇒ 横池(雌池)⇒
 七兵衛山頂上 11時40分―12時10分(昼食)⇒ 八幡谷入口ゴール 13時05分
南アルプスの山行を終えました。次なるは間ノ岳と塩見岳を残すのみとなりました。9月に利尻岳を再び訪れて「百名山達成記念山行」をすることにしました。そのためのトレーニングを併せて行う予定を立てました。体力は勿論ですがパーティメンバーのコミュニケーションも大切なトレーニングだと思っています。今回からのメンバーは一服劔さん、junkoちゃん、ジョン、ひめの4人です。(ポッチーも北海道行は参加しますが利尻岳は麓で見守り隊となります) 
いつもの、おきまりのトレーニングコースではありますが、ロックガーデンにはアルプスの要素がすべて備わっていると言う話です。岩場あり、ザレ場有り、急登あり、急下りありと訓練にはもってこいのコースなのです。同じ道を歩いてもメンバーや環境の変化や移りゆく季節により色々な表情をみせてくれるので飽きることはありません。午前9時10分、メンバーが揃ったところでいざ出発です。いえいえメンバー揃っていませんって・・・ジョンは「南アルプス病」で急きょ欠席です。弟子だけのトレーニングとなりました。まずは初対面の一服劔さん、junkoちゃんの、ご挨拶からです。トップは一服劔さんにお願いしました。芦屋川駅から高座の滝までは「修行僧」になったつもりで黙々と歩くしかありません。ここを速度をあげて飛ばすと、後の山行に支障をきたすというものです。駅前広場は土曜日だと言うのに人がまばらです。それもそのはず本日は「熱中症警報」が出ています。
高座の滝を過ぎるとすぐに岩場のお目見えです。「難易度の高いルートを探せ」との師匠の声を思い出して何故か一服劔さんだけ岩場の登攀下降をさせられました。「若いから体力使え~!」と昔のお嬢さん2人に強引に上り下りさせられ、早くも大汗をかいていました。一服劔さんは、きちんとクライムダウンの姿勢がとれていました。
「合格っ!?」… 「うーむ。前剱まではまだまだじゃのう…上中の写真の岩場では上手にストックを使うこと、手で岩を持ちに行ってはダメです…シショウ」
ロックガーデンでちょっとシゴキをうけました…お尻が出てるョ
 高座谷には今年生まれたウリ坊がいました   ダルマ岩
中央稜を歩く予定でしたが「日差しがきつく日射病になる」との判断で高座谷コースに変更しました。こちらは日陰も多く時折涼しい風も吹いてくれます。堰堤で早速ウリ坊のお出迎えです。前日の大雨で土も柔らかくなり餌探しがスムーズの様子でした。休憩や水分補給をこまめにして風吹き岩近くにある「ウッチー会長指定席岩」までやってきました。ウッチー会長はこの岩を見ると腰を掛けるのでそんな名前が付けられていました。
 七兵衛山の頂上です
しばらく歩くと「打越峠・岡本へ」の分岐に出ました。迷わずエスケープルートで「岡本駅方面へ」をとりました。こんな暑い日に熱中症の心配をしながら有馬まで歩くのはナンセンスです。「七兵衛山あと5分、休憩場所あり」の看板に魅せられて行って見ることにしました。暑さでへばった私達2人を気遣って一服劔さんが、一足先に様子を見に駆け上がってくれました。「あと5分で~す」「さっきから5分、5分って・・・」半信半疑で登ってみると何と素晴らしいテラスがあるではありませんか!あたりの樹木の幹を切り出して丁寧に並べられたベンチがあり、日陰になっているので、休憩には最適です。風もよく通っています。神戸東灘区・芦屋市方面への眺望がとても綺麗です。絶好の場所で昼食です。山のコンサートを開きたいほどのテラスです。聞けば民間のおじさまがコツコツとボランティアで作っているのだそうです。
木漏れ日広場
八幡谷を下っていきます
八幡谷コースもここで終了です
下には「木漏れ日の広場」もありました。こころが癒されます。junkoちゃんから「塩大福」を頂きました。「ジョンさんの分」とひとつ残りましたよ~。下山はほとんど人とすれ違うことなく「これで合っているのか?」と相談する場面もありましたが無事八幡谷まで降りてきました。ジョンに「無事下山しました」メールを打ち、阪急岡本駅前にたなびく「氷」の旗に吸い込まれるように喫茶店に入り暑く火照った身体を芯から冷やし車中の人となりました。次回は9月3日箕面駅で。
文:美智子姫