2016
本町にあるオリンパスギャラリーに野口健さんのヒマラヤ写真展 &トークショーがあることを知り行ってきました。
予約受付無しと言いつつも先着30名の椅子席がありで3人予定なのに最後の2席だけ(29番、30番)確保。
3席目は椅子の後ろにある豪華なソファを見つけドカッと座りウッチー会長分をゲットできました。(いよ〜っ関取名人っ!)
ソファは豪華に見えるけれど身体が沈み、背もたれもなく座り心地はよくありません。先輩諸君に椅子席を譲り、一番若い私が豪華(?)
なソファに座りました。
隣の人が「ハンケツ」状態でじわじわとお尻を寄せてくるので5センチほど離して移動・・・キャハハハハこれで隣から独立した私の席はゆったり〜 
野口健さんがヒマラヤの山々や、ネパールの震災後を撮り続けた写真には訪れたことのあるアイランドピークの景色もあり感動も大きかったです。
トレッキングやピークハント時の通過だけでは撮れない、その場に何日も何時間も留まっていてベストタイムを待たなければ撮れない写真もいくつかありました。
特にネパール地震が起きた時現地にいたらしくその写真の数々は生々しくありました。
 2012.11.2に登頂した、アイランドピーク・ファンタスティック・リッジの写真の前で。
野口健さんがネパールの復興に一生懸命であった話やネパール政府にゆだねることなく、自分の手で1億円近くの現金を被災された家庭に均一額を「手渡し」したと言う話を聞きました。
東北の震災時の寄付金も被災者に届いてないとか、物資もまだ倉庫に眠っているとかの噂もあります。
私達もネパールの知人に直接、応援物資を送りました。勿論岳友から心のこもった協力を得ての話です。
行政の動きの鈍さは日本だけではない様子に深くうなづいた自分がいました。
 野口さんがトークショーで伝えたかったことは
『ネパールの復興は物資援助も勿論必要ですが、ネパールの人々が働いて生活できる形に戻すこと、すなわち日本人の観光が元に戻ること』だと力説しておられました。
韓国、中国、ヨーロッパの国々の人をエベレスト街道で見かけますが日本人はほとんど見かけないらしいです。地震国ニッポンは自信の恐ろしさにまだ怯えているようです。
野口健さんの人間性に触れられた貴重な時間でした。
トークショーの後は道修町まで歩き、ウッチー会長の馴染みの店で新年会をして美味しい酒と肴に舌鼓を打ちました。
(新年会って・・・何回やってんねんって感じ・・・もう節分やで?) 
●当日の野口健さんのフェイスブックから引用しました。
大阪のオリンパスギャラリーにてトークショー行ってきました。2回とも満員御礼で本当に皆さんありがとう。
「大阪の写真展はカメラマン(出展者)が大阪出身じゃないと人は集まりにくいですよ?」と知り合いから脅かされていたので、嬉しかったです。
関西の皆さんはノリもいいし、リズムが僕と合うのか話しやすいんですよ。回転のスピードかな。
写真は、まだまだ、まだまだ、未熟というか、素人ですが、残りの人生を全てつぎ込んで一歩一歩前へ前へ進んでいきたいです。
やればやるだけ奥の深みを感じています。「伝える」は生涯のテーマです。これからも様々な機会を見つけて発表していきますので、また、次の時にも足をお運びください。もっともっと高みを目指してチャレンジしますので。
本当に皆さん、ありがとう。あと、トークショーを一緒にやらせて頂いたミカちゃん、有難う。お陰でトークできました。もう、1人トークには戻れないかも。
そしてオリンパスさん、この様な素晴らしい機会を与えて下さり心から感謝です。
改めて会場に足を運んで下さった皆さん、本当に有難うございました。
文:美智子姫