六甲山系 ごろごろ岳&観音山
「小鳥のさえずりを応援歌に」
阪急・芦屋川駅ー水車谷バス停ー柿谷道分岐ー女坂分岐ーごろごろ岳(565.3m)ー観音山(526m)ーガベノ城ー北山緑地植物園ー銀水橋ー苦楽園口ー阪急・甲陽園駅ゴール
「もう2ケ月も山に行ってないっ!」とジョンが呟くほど・・そういえば3月に赤坂山にスノーシューに行ったのが登山らしい登山となってしまいました。
「積雪時は動かない」を売りにして冬眠状態でした。併せて入退院を繰り返した家庭の事情も平穏に戻ったため心置きなく出かけることにしました。
六甲山には数百の登山ルートがあり「ゴロゴロ岳」と言う名前に魅かれて今回のコースを選びました。靖ちゃんも一緒です。本当はjunkoちゃんも参加する予定でしたが、体調不良で急きょ不参加となりました。

前夜は台風の影響で大雨が降っていましたが「絶対に晴れる!」と信じて準備をしました。故郷の幼友達がえんど豆をたくさん送ってくれましたので豆ごはんを炊いて弁当に詰めました。
台風一過で晴天です。暑くなりそうです。
阪急・芦屋川駅に午前9時に集合して広場にある陸橋を渡り、いつも利用する道の反対側を歩きました。多くのハイカー達はロックガーデンへのいつもの道を進むようで、開森橋を渡るリュック姿のハイカーは誰もいませんでした。
09:00 阪急・芦屋川駅
09:30 柿谷登山口
09:50 女坂分岐
10:20 女坂合流
11:00 NHk電波塔
11:10 ゴロゴロ岳頂上
11:45 観音岩 (昼食)
12:15
12:45  ガベノ城分岐
13:30  剣谷登山口ゴール
15:00  甲陽園駅
開森橋 城山 荒地山 ヨドコウ迎賓館
開森橋を過ぎると上り坂となり、ヨドコウ迎賓館が登場しました。この建物はフランク・ロイド・ライトと言う有名な建築家設計した建物で、
鉄筋コンクリート造りの建物としては、初めて国の重要文化財に指定されているそうです。ヨドコウ迎賓館の前で記念写真を撮りゆっくりと
上り坂を登って行きました。高級住宅のイメージの「芦屋」と言う洒落た建物が沢山並んでいました。

水車谷バス停を過ぎると大きなカーブが現れ、わずかな距離ではありますが車道歩きとなります。「あったっ!あんなところに入口があったよっ!」うっかりすると見失いそうな道路から中に入った場所に案内板がありました。
このコースを歩くときは見失わないように要注意です。
無事に柿谷道入口をみつけ、まずは階段の上りの洗礼を受けました。ロックガーデンコースも滝の茶屋までが、いきなりの登りですがこのコースもまた同じです。
上りきると芦屋川の流れに突き当たり渡渉。今日は水も少なくてヒョイヒョイと渡れました。石ころ道をさらに上っていきます。しばらく歩くと男坂・女坂の分岐、私たちは厳しい男の道を選択しました。(笑)

やはり「男坂」と言われるだけのことはあってきつい登りを進んでいきました。岩場も多いのですが不思議と岩場が出現すると元気回復して疲れが吹っ飛んでしまいます。
踏み外さないように慎重に選んで登っていきました。柿谷道に入ってしばらくするとジョンが「休憩してちょうだ~い!」と声がかかりましたので木陰を見つけて休憩。水分補給をし行動食を口にしてしばらく歩くと少し下ったあと、岩場の尾根歩きとなりました。
男坂登山ルート
ここまで誰とも出くわしておらず「貸し切りやなぁ」と話していると前から上品そうな3人の男性が現れました。見ると同じ服を着ており調査員の様に見受けられました「こんにちわ!何か調査をされているのですか?」と質問したのですが「ここに来るまでに黄色いリュックが落ちていませんでしたか?」質問には答えず意味不明な質問を受けました。
「いいえ、見かけませんでしたよ」と言うと「そうですか」と立ち去って行かれました。(おいおい私の質問の答えはどうなってんの?)

登りと平坦な道を繰り返しながら男坂はどんどん高度を上げていきます。まるでサラリーマンの出世街道のような山行で、息もハアハアゼーゼー。時折り、爽やかな風が横切ります「気持ちいいねっ!」靖ちゃんと顔を見合わせては幸せに浸りました。男坂には大きな岩がゴロゴロと転がっていて名前の由来はここら辺にあるのかなと思ったりしました。
 進入禁止の奥には六甲山の稜線が見渡せるビュースポットがありました
「通行禁止」と書かれたその奥に、資料によるとゴロゴロと転がっている岩があり人工的に穴があけられ、加工を試みたものが存在するらしいです。
これらの大岩は、大阪城の築城の際に、表六甲一帯にある大量の花崗岩が石材として切り出された名残であるそうです。大阪城に運ばれることなく残された石が多数放置されているのだそうです。大阪城に行っていれば歴史的建造物の一部となって大成できたのに、ここで野ざらしとなつていたのです。
ゴロゴロ岳(565.6m)山頂
ゴロゴロ岳(565.6m)山頂近くにはカシオ保養所もありました
さらに進んで行くと左手側から女坂が合流してきました。やっと男女の出会いとなったわけです(笑)
ここから先の道はよく手入れがされていてとても歩きやすく女の優しさに触れた気分となりました。

快適な山道を進んでいると突然NHKの北阪神テレビ中継放送所と書いてある建物に出くわしました。ここからすぐ、ゴロゴロ岳の山頂に到着です。 「え??ええっ??こ・こ・これが山頂?」立派な碑で山頂と書いてあり間違いなさそうです。車道と並行している山頂は今までたことがありません。以外なところにピークがありました。驚きです。
観音山(526m)
「デンの記撮影会」を済ませ昼食にはまだ早いので観音岩に行ってから食べようと言うことになり30分ほど登ったり下りたりしながら
観音岩に到着しました。大きな岩に「観音岩」と書かれているのが特徴です。景色は360度の絶景です。

まったりとした時間を味わいながら弁当を食べることにしました。かなり風が吹いていましたが涼しくていい気持です。私たちが30分も休憩をとるのは珍しいです。それほどに最高の気分であったと言うことでしょうか。
昼食後はガベノ城への分岐まで引き返し下山となりました。途中、高齢のおじいさん2人と出会いましたが、それ以外はほとんど人には会っていません。
マニアックなコースの様です。GPSを見ながら「そろそろガベノ城が出てきてもおかしくないのだが・・・」とジョンが首をかしげます。
「あっ石垣があるわっこれが城跡じゃないの?」と言うと「六甲にはほかにも石垣はある」と言われたのでそうなのかと思いましたが結局、ガベノ城とは何だったのかわからぬままに通過してしまいました。
ガベノ城辺り 剣谷登山口ゴール 北山公園
下り道はザレ場で斜面が半端じゃなく結構難易度の高い下りとなり、スリル満点でした。こんな良いコースなのにどうして登山者がいないのか不思議です。このコースは沢山の標識が立てられていて迷うことはありません。迷うのは登山道を出てから・・・・

ゴールの剣谷登山口に出てからアスファルトのきつい下り道にでた途端ジョンのイヌの鼻が効かなくなり「アレ?アレ?」の繰り返しとなりました。
北山緑地植物園に入ったまでは良かったのですが北山緑地植物園から甲陽園駅に出る道が混乱して「夙川墓地」に迷い込んでしまいました。 
北山緑地植物園 夫婦池
北山緑地植物園 阪急電車・甲陽園駅始発
「墓の下見でっか?」とからかわれながら墓掃除の係員に道を尋ねると、ずっと上まで登り返して右へ曲がれとのことでした。そう言えばさっき「こんなところを一人で歩いて恐ろしや~」と靖ちゃんと女学生の立ち去るのを見たあの道まで登り返せと言うのです。
ガクッ! この日のコースで最も疲れた一瞬でした。

それからも工事中のおじさんや地元の人に2度ほど駅へ行く道を尋ね、やっと午後3時に甲陽園の駅に到着しました。「山の中より町の中で疲れたわ」とブツブツ言いながら阪急電車で梅田まで出て「反省会」。もう一度行って見たい爽やかなコースに満足して帰路に就きました。
( 教 訓 )
水車谷バス停をすぎたら、見失いそうな場所が登山口となっています。水車谷バス停過ぎたら見失わないようにキョロキョロしててください。看板は道の中ほどにありわかりにくいです。
コースは登山道の両側が樹木のトンネルとなっていて夏は涼しくて良さそうです。再びゴロゴロ岳に行くとしたら甲陽園方面に出ずに同じ道を往復し芦屋川に戻りたい。
ゴールの剣谷登山口から北山緑地植物園を経て甲陽園の駅まで1時間以上もアルファルト道をさまようのはもう嫌だっ!イヤダッ!
文:美智子姫
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