舞の森会
●10月25日(土)
今日は同窓会の名前の由来でもある「舞の森」に登山です。午前7時30分朝食を済ませ、浜辺の散歩、その後スーパーに立ち寄り弁当のゲットです。私は土佐寿司の「コンブ巻き」。宴会が終わり帰った人もいますので舞の森登山は人数が少し減りましたが数台の自家用車に分乗して「出合集落」で軽トラ3台も加わり登山口へ向かいました。狭い道なので対向車との擦れ違いに随分と時間がかかりました。「ひゃあ~落ちたらどうしよう?!」そんな恐ろしくて細い山道を何とか事故もなく通過し、いよいよ登山開始です。みんな軽トラに乗り換え山頂へ向かいます。
登山開始と言っても徒歩組はたったの4人・・・こりゃまた寂しい限りです。
秋の風を頬に受けながら思い出話をしつつ徐々に高度を上げていきました。途中で熟した「ココブ」を見つけ、中岡忍君が、まるで猿の如く細い木によじ登り「ココブ」をゲットしました。いごっそうは健在です。さっそくみんなで食べながら「懐かしい味じゃねぇ。美味しいねぇ」と言いながら歩いていると「アサギマダラ」に出合いました。
大堂海岸でも出合ったこの小さな蝶は日本列島を縦断し、さらに南の沖縄や台湾まで延べ2200㎞以上を飛んでいく非常に珍しい蝶々なのです。そして翌年春になると、その逆のコースで日本に渡ってきます。
舞の森を舞うアサギマダラ・・・あの優雅な舞をみんなに見せたかったなぁ! 
山頂の電波塔が近づいてきました。4㎞ほどの道のりを約1時間かけて(道草の時間も含む)登りみんなの待つ山頂へ到着です。お昼を食べずに待っていてくれた仲間たちに感謝をしながらみんなで遠足に来た気分でお弁当を頂きました。登山前に舞の森の情報はないものかと調べましたが見つからず、四万十市観光協会にメールで相談したところ「一般社団法人・四万十市観光協会・吉本 竜様」から丁寧な返信が返ってきました。 
舞の森について】
『正式名称は前が森と言われております。前が森は蕨岡、富山に掛けてそびえる標高611メートルの山です。地名の由来として 古来 地名の中の「前」には、「中心」という意味がありました。また、古い文献では、京都の船岡山、奈良の耳成り山など、「天子は、北に山のある所に、南向きに座るのが正しい。」とされています。(天子南面す。この天子に使える侍を、北面の武士と呼ぶ)文中にあるよう町は北の山を中央の通りから正面に見えるようにして作られていました。中村地区にある 愛宕町 本町 京町 東町 等いずれの通りからも 前が森が正面(北)に見えていて、中村の町並みはこの山を目印にして作られたようです。
前が森は小京都中村の町づくりにおいて中心的な山かもしれません。山名を見ると、市内には、前が森のほか、高森山、堂が森、仏が森、ほけが森、鍋が森など「森」と名の付く山が実に多くあることが解ります。昔、「森」という言葉には「汚してはならない神聖な場所」という意味が込められていました。そのため、「森」と名の付く山は信仰の対象となっている場合が多く寺社が建設されました。』