ジャムジャムくん |
芦屋ロックガーデンに、誰が名づけたかは解りませんが「モモンガルート」というコースがあります。
高座の滝から地獄谷に入ります、ゲートロック(現在崩壊で立入禁止)からホワイトフェースを登下降し、A懸垂岩に向かいます、尾根から懸垂滑降しC懸垂岩跡へ、ザイルで確保しながらB懸垂岩跡へと行きます、ピラーロックを通り中央尾根コースと交わる十字路に出ます。ここまでが前半部、後半部はキャッスルウォールを登下降し奥高座滝へ、ブラックフェイスを登下降し荒地山ハイキングコースにある岩梯子に向かいます、そして東尾根から下降します。
前半後半を一日で回るコースは目一杯です。
今回は前半部で終了、次回は残りの後半部を目指します。
モモンガコースとはモモンガが華麗にポイントポイントと飛んで進んでいく様子をなぞらえたものです、このコースの特徴にぴったりです。
でもモモンガは結構鈍くさく、滑空は上手くない動物のようですね。 |
JON |
日本の山を安全に登るために組み立てたももんがルート。もう7年くらい取り組んでいますが昨年5月、胃潰瘍を患ってからこの一年間、前半部、後半部を通しでトレーニングしたことはありませんでした。今年は前半部だけやったり、後半部だけやったり。分けてやっていましたが、今回はバテバテ。年かなあ。病気が完治していないのかなあ。C懸尾根あたりで足が上がりません。だいぶん体力が低下したみたい。
体力負けはなかなか補えませんので、知識と技術で攻めたいと思います。 |
ひ め |
ジャムジャム君がロープワークのための岩めぐりをしたいという事で私もつれて行ってもらう事にしました。ジャムジャム君は将来、ツアーに参加する一般登山者を、いかに安全に歩くことができるのか、危険な時は素早くザイルを出して確保し参加者を安全に導くための確認のための岩登りと言ったところでしょうか。
午前8時30分阪急電車芦屋川で合流しウォーミングアップをしながら滝の茶屋までいつものコースを歩きました。地獄谷に降りてヘルメットを着帽しホワイトフェイスを登攀下降しました。ジャムジャム君は、その都度ポイントをジョンに聞き、確認をされていました。その後はザイルを結んだまま地獄谷を通過しA懸岩で下降から始めました。A懸岩の頂上から支点個所に降りるには少し勇気が要ります。勢い余ったら真っ逆さまにしたに落ちてしまいます。立木を利用してビレイをし、安全対策を取ながらA懸岩は懸垂下降のみで終了しました。
ここで休憩を取りA懸岩から少し下りたらC懸尾根に抜ける道を進んでいきました。この道はあまり踏み跡がなく蜘蛛の巣が張ってありトップを歩くと顔に蜘蛛の巣がかってしまうので、木の枝で払いながらC懸垂岩へ到着しました。「先に行って上でビレイしてくれ」とジョンに言われ、一番下っ端である姫が急斜面を登り松の木の枝を利用し上からGIGIでビレイを始めました「どうぞ〜」順調に登攀終了です。ロープに関する疑問点はその都度質問し、別の方法がある時はその説明をしたりで思わぬ時間が経過していきました。ブラックフェイス、キャッスルウオール、岩梯子も廻る予定でしたが「前半」「後半」と分けることにし中身の濃いトレーニングをすることにしました。C懸尾根からは少し手ごわい空中懸垂が待っていました。
ここでアンザイレンを解除しピラーロックを通り中央尾根コースと交わる十字路に出ます。あとは登山道を下るだけとなりました。いつもは行き交う登山者の多さにびっくりするのですが平日とあって静かな登山道でした。 |