アルパインクライミング
「佐土新の岩尾根ルートはツツジが満開」
18日水曜日は、ジョンの友達のジャムジャム君と姫路別所にある岩場にクライミングに行ってきました。
天気は初夏を思わせるほどの暑さです。バスを降りると、デーンとそそり立つような巨岩が目の前に現れました。アレを攀るのか、私には初めての岩尾根ですが相手にとって不足なし。思わず武者震いがおこります。
ジャムジャム君は後日、山岳会のクライミング講習会で、この岩場を使用するため下見に来られたとのことでした。

岩場は町からほど近いところにあり、バス停から20分ほどで到着です。今日は天気が良く、もう汗ばんでいました。
岩場は町のすぐ上です 緩そうですが実は厳しい ロープを解いて パートナーチェックを終え
いざスタートです けっこうなスラブ 下りはすべて懸垂下降です
ペツルのアッセンションを使い強引に登ってみるジャムジャム君 バリエーションチェックをして
ウオーミングアップを兼ねて、ダブルロープで登ったり、固定ロープをシャントやタイブロックでのぼったりしました。くだりはすべて懸垂下降です。3本登攀を繰り返しウオーミングアップのフリークライミングは終了です。
「休憩にしましょう」と思いましたが、時間はもうお昼前、昼食を済ませ、身繕いをすませて、今からラインにはいります。
 今から登攀するラインです。
 昼食前にバリエーションチェックをした箇所が、なかなか手ごわそうな感じです。トップはジャムジャム君、セカンドは姫、ラストはJONです。
さあいよいよ開始です これがルートです ジャムジャム君がトップです
少し休憩をした後リュックを背負い3人でアンザイレンでアルパインクライミングを楽しみます。 上から見降ろす景色はツツジで山がピンクに染まり田園風景が美しく、立ち並ぶ家々は裕福な街並みであることが伺えました。ツツジは今が満開で甘い香りが疲れた身体を癒してくれました。
 1ピッチ目の終了点 2ピッチ目の終了点  ちょっと一息 
高度を上げるごとに難しくなり、支点の取り方、ビレイ方法などジャムジャム君が熱心にジョンのレクチャーを受けていました。指導者としてクライミング講座を、確実に、そして安全に実施するため必死で指導をうけていることがよくわかりました。終了点が近づくにつれ遠くに見える播磨アルプスの桶居山・鷹ノ巣山や山神社の岩場が美しく見えています。
体が重いなあ…ダイエットしなくっちゃ
ここはちょっと怖いなあ 核心部を抜けて一安心
ジャムジャム君と姫は気分爽快…ルンルン。JONは少々お疲れ気味 
0 尖った岩峰の上にあがり周囲の峰峰を楽しみます。低い山なのですが充実感はいっぱいです。
終了点から少し歩くと御着〜高御位山の縦走路に出ました。ここでアンザイレンを解除、登攀道具を仕舞い、一般登山道を下山することになりました。
近くには「山神社の岩場」が見えています。ジャムジャム君の所属している山岳会は毎週のように この場所でクライミングをされているそうです。この佐土新の岩尾根は変化に富み、なかなか楽しいコースです。
歯が立たないほどの難しい場所はなく、私でも楽しく登攀できました。登攀コースが難しすぎると苦痛しか残らず次に繋がりません。
 下山道も花盛りです
「岩の宝殿」といわれるほどですから下り道もほとんどが岩場の上を歩きます。登山道の両側に咲くツツジの美しさに見惚れ「記念写真を撮ろう」と滅多にない花とのツーショットを撮りました。登山道の終了は山神社の境内となり、安全に無事終えたことを感謝し、車道を歩き朝降り立ったJR姫路別所駅に向かう途中、初夏のような暑さで喉が渇き「別所食堂」の登り旗に誘われるようにドアの前に立ちました。好きな料理を好きなだけお盆に取りレーンの最後に代金を支払うシステムで「割り勘」ではなく個人払いとなっており団体で利用するにはなかなか良いシステムでした。店の中も広く全てセルフですので店員のマナーの悪さなどはありません。(笑)
ジョンが冷奴にソースをかけてしまい「えっ!冷奴にソース?」と聞くと「ソッチは濃口醤油って書いてあるからコッチは薄口醤油やろ!」「ちゃう・ちゃうソースやで〜よぉ見てから かけないと〜!。切れ者JONも最近は頭の線が切れてるみたいやなあ」
缶ビールと料理を前に本日の反省会や本番にどのようにすればスムーズに進行するか熱く語りました。

JR姫路別所駅に到着すると待ち時間なしで電車が到着し、いま登ってきた山々を車窓から眺めながらジャムジャム君は三ノ宮駅で下車、私達は尼崎で乗り換えて海老江駅で下車、有意義な一日を過ごすことが出来ました。

この日ポチは芦屋から一軒茶屋から折り返しトレーニングに出かけており滝の茶屋に下山してみると、空にはヘリが旋回し、消防車が多数停まっており、山があわただしかったそうです。また事故か?と思いましたが帰って調べてみるとゴールデンウイーク前の訓練の様でした。

 「六甲山系で山岳救助訓練・GW前に東灘消防署“新兵器”Nコード活用」
●訓練の様子は下記の通りです。

大型連休を前に、神戸市消防局東灘消防署などは18日、同市東灘区の六甲山系の山中で「山岳救助訓練」を実施した。隊員らは、山中での位置情報を緯度と経度をもとに正確に割り出す「Nコード」付きの山岳救助マップと現在位置を示す端末を使って、要救助者を迅速に救出する手順などを確認した。

登山ブームもあり、登山客やハイカーらの遭難や滑落などの事故が後を絶たない六甲山系。市消防局の山岳救助出動件数は平成20年の43件から23年には63件になるなど増加傾向が続いている。サンダルなど軽装で入山するハイカーも増えており、同消防局や警察が注意を呼びかけている。

六甲山系のハイキングコースなどを管内に持つ東灘消防署では昨年末、救助活動のスピードアップを図るため、「Nコード」を反映させた新しい山岳救助マップを初めて導入。これまで登山道に設置していた道標を目印にしていた救助活動について、Nコードの活用で、細い山道でも要救助者や隊員の位置が正確に分かるようになった。

訓練には、隊員約40人が参加。登山客2人が山中で道に迷い、1人が転倒して負傷したという想定で、119番の覚知から救助までの手順を確認した。隊員らは「Nコード」を通知する端末と山岳救助マップを持って山に入り、登山道に設置された指揮所と無線で連絡を取りながら要救助者を捜索。入山から約20分後に要救助者を発見し、ヘリの吊り上げポイントまで運んだ。

同消防署の福田一徳消防司令は「新しいマップを使うことで、指示を出す側も要救助者と隊員を安全に誘導することができ、2次災害の防止にもつながる」と説明した。

これから登山に最適な気候になってきます。虫たちも活発に飛び始め出しました。水分はしっかりと持ち、防虫スプレーなどもリュックに入れなければと思っています。
0 美智子姫:記0000