Yamatabi-CLUB000
「KAZUくんの体験クライミング」
16日の日曜日の芦屋ロックガーデンは、前日の土曜日が雨で、自宅待機だったこともあり、大変な混雑で、駅前広場はリュックを背負った人達で、あふれかえっていました。トラ吉衛門さんのクライミング入門のホームページを見て、ぜひ体験してみたいという「KAZUくん」を連れてA懸岩に行くことにしました。
地獄谷は前日の雨の影響で水量がたっぷりです
高座ノ滝横のお稲荷様に一礼をし、地獄谷からスタートしたのですが、水量が多くて下の広場が水没しており、右を巻いて降りて行きました。ヘルメットをかぶり、ロープを出そうかどうか迷いましたが「若い」という事もあり、ロープをかけずに様子を見ることにしました。足運びもしっかりしており、ロープをかけずに進んでいくことにしました。いつもの道は水量が多くて、ズボンも靴の中も水浸しになりました。「小便の滝」も勢いよく出ていました。こんな状態だったら沢靴を持参するんだったと思うほどでしたが、ことのほか日差しも強く暑かったため水浸しでも平気で、水遊びをするおばはんモードでA懸岩に到着しました。登山靴はグチョグチョで〜す。
A懸尾根の最上部で「KAZUくん」感激 姫の懸垂下降は山岳会でも定評があるのです
ロックガーデンからは「ヤッホー!ヤッホー!」と子供たちの声がこだまします。大人の声の「ヤッホー」「ラク〜」に聞こえた時はびっくりしました。ヤッホーは子供たちに任せておいた方がいいみたいですよ。ロープを張り、支点を作り、ハーネスを装着し、エイトノットの説明などをし、いよいよ岩に取り付いてもらうことにしました。岩場の上には姫、下にはジョンが待機して、ロアダウン、クライムダウンを何度が練習していると、何と、何と、トラ吉衛門さんがA懸岩横を通過してこられました。「こんにちは!これから有馬まで行くのです!」と颯爽と登ってこられました。トラ吉衛門さんはクライミングの「ちょっとだけ先輩」として、初体験の「KAZUくん」に励ましの言葉をかけてピラーロックの彼方に去って行きました。
はじめの一歩は怖そうです 懸垂下降もコツを掴めば楽しそうです
「KAZUくん」は、登り始めも力強く、手のかからない受講生でしたが、やはりロアダウン、クライムダウン時はロープに体をゆだねる事が恐怖の様子でしたが、何度か繰り返しているうちにアッと言う間に上達していきました。「クライミングに興味がある」と言うだけのことはあります。
今回は登れば良い、下れば良いです ロアーダウンのとき73kgの体重を降ろすのは大変です
A懸岩を登る「KAZUくん」を見ていた3人組のおば様達が「写真を撮ってもいいですか。キャー!こわそう〜でも楽しそう〜」などと言いながら20分ほど見学していかれました。「体験したいと思っていても、なかなかチャンスがなくて」とも話かけていました。私達が休憩をしていると、スキンヘッドの中高年のおじさんがフリーで登り始めました「ズルっ!」しょっぱなに滑り、あわててリュックからヘルメットを出して私達のロープ付近をまたいで登って行かれました。しかし下りは、ロープなしでは危険なのか崩れた左側の岩の横から降りてきました。
午後からは懸垂下降も体験されて、一度に詰め込みすぎるとクライミングの印象が悪くなるため午後2時には下山の準備をして第一鉄塔の根本に上がり中央稜を通り「滝の茶店」で本日の体験講座の反省会をし、なかなか熱心でハーネスや、ヘルメットなども購入したいと意欲的でした。次のステージ「クライミング入門講座4回」に挑戦されると意思表示をされていましたので楽しみです次はこんなに優しく無いかもね。
なにせ命がかかってんだから。


翌日、ポチが一軒茶屋往復トレーニングにでかけたのですがロックガーデンの入り口にべっとりと大量の血痕が残っていたそうです。ロックガーデンは気軽にのぼれることからスニーカーで来られる方たちが多いですが、登山靴をはいて十分注意をして楽しい山行にしたいですね。
クライムダウンもロアーダウンも克服しました

ジョンのアドバイス
若いと言うこと、好きだということは大切ですね。すぐに上手になるでしょう。目的を持って進んでいってください。教えてもらえることが全てではありません、自分でガイドブックを読み、情報を調べ、多くの人の声を聞いて自分なりに整理することも大切です。良いコーチを必要とする時期が来たら腕の良い若いコーチを紹介しますから、まずは基本を大切にして頑張ってください。
ありがとうございました   「KAZUくん」
昨日は大変お世話になりました。
ありがとうございました。
帰宅後は近頃まれに見る「疲れ」で、泥のように眠りにつきました。緊張や怖さといった普段とちがう経験をしていたのですね〜。
でも楽しい一日でございました。クライミング技術を初め足の使い方等様々な技術を学べた事がとても嬉しいと感じています。

次のステージに行けそうな気がしてワクワクです。実際に講習を受講できればと思います。宜しくご検討下さいませ。
そうそうあれからハーネスを見にモンベルまで行ったのですが、商品の数が少なくダメでした。

ショップも次のステージに行かねばですね〔笑〕  取り急ぎ御礼とご報告まで。

0美智子姫:記