Yamatabi-CLUB000
「またまた今日も山登り〜やまたび倶楽部は忙しいのぉ。春爛漫・ネコちゃん久しぶり〜」
21日月曜日に七種山登山を終えたばかりだというのに、今日もまたリュック担いで電車に乗りました。今日の集合はJR三田駅、ひさ・ひさ・ひさしぶりの「ね」ちゃんもお目見えすると言うので楽しみにしていました。来た来た!いつもの「ねこファッション」で元気そうで久しぶりの会話に花が咲きました。午前9時25分発の神姫バスに乗り終点の波豆川停留所で下車しました。大船山は神代の時代から三角錐の山姿を持ち、山頂には神々をお迎えするために石を組んで造った「磐境」の跡が残っている。遥か昔の湖沼時代には、このあたりは湖で、大船山は島になっており船をつないだ松があったことが名前の由来とのことです。
バス代は560円高いよぉ!登山者は我々だけの様です。金曜日に訪れる登山者は少ないでしょうねえ。大磯登山口まで車道をしばらく歩いていると、春の訪れのツクシや蕗のとう、梅の香りや、黄色のさんしゅうの花など春爛漫を満喫することができました。桜の蕾はまだ硬そうです。

今日はらくらくコースのため、ゆっくりゆっくり歩きながら散策していきます
ウオーキングの感覚で自然を楽しみながらゆっくりゆっくり
途中にキャンプ場やアスレチック場があるのですが今の季節は閉まっていてトイレも鍵がかかっていました。アスレチックも随分古く、危険な感じさえ漂ってくるほどです。
大磯登山口からは急な上り坂の出迎えとなりました。よっしゃ、そっちがその気ならとストックを出す者、衣服を脱ぐ者と、気合いを入れて、急な上り坂を元気に出発することとなりました。登山道の右側には、ミニ霊場があり修験道の霊場となっているみたいです。
20分も歩かないうちに衣類調整の休憩を取らなければならないほど暑いです。午後からは雨も降るという天気予報ですが七種山登山の朝の大雨を思うと平気な気もしてくるから不思議です(雨を怖がってたら登山できないよ〜)大きな二俣に別れた杉の木を見つけ、私達で名前を付けることにしました。「二俣杉」な〜んや、そのまんまやないの!
途中には室町時代に立てられた地蔵形の道標を見ることができました。かなり古いです。
十倉バス停からの登山道と合流する峠にさしかかりました。11時にはコルに到着です。もう頂上がすぐそこに見えています。しかしどの山も頂上を目前にすると急な登りが続きます。トラロープも張り巡らされていました。おじいちゃんに連れられて登山に来た小さな女の子に出会いました。
「♪こんにちワニ〜、ありがとうウサギ〜♪」震災の影響で耳にタコの出来るほど、同じCMを流し続けていたフレーズが出て女の子がニコッと笑ってくれました。
大船山(おおふなやま)頂上にて       ▼羽束山を望
大船山(おおふなやま)頂上には11時30分到着です。
大船山は、兵庫県三田市にある標高653bの丹波高地に属する独立峰で、兵庫50山のひとつで、山頂には祠があり、少し霞みがかっていましたが360度の展望を楽しむことができるました。
地元では「大舟山」と表記することが多いそうです。
「フケが飛んでるー」
「花びらが舞ってるー」
「何か飛んでるー」
 どれも正解ではありません。よく見ると
何としたことかチラチラと雪が舞ってきたではありませんか。
「この時期のまだ雪が舞うのかよー」 びっくりです。
風も結構強いです。三角点もしっかりついています。「デンの記撮影会」は誰もいないことから三脚を立てて、ゆっくりと撮影を楽しみました。 頂上は昼食の時間にも早いし、風も強いことから、通過してきたコルまで戻り12時丁度にお弁当タイムとなりました。
スタートの際にジョンが何を思ったのか「いつも弁当を食べるとき思い思いの場所で弁当を広げるが今日は輪になって食べよう」
と提案がありました。(さんせ〜い!)輪になると言うか登山道の左右に立派な木の幹ベンチがあり、向かい合わせで仲良く弁当を広げることにしました。くろねこさんが手作りママレードを沢山作ってきてくれて、みんなで分配して頂きました。
福井名産の「なとみそ」も頂きました。重かったでしょうに・・・ありがとう!
13時30分午後の出発となり、大舟寺跡や、石のゴロゴロした下り道の町石道を通り朝バスを降りた波豆川バス停に戻ってきました。グルリと周遊してきたことになります。少し遠回りをして大舟寺にあると言う大カヤの木を見物に行くことにしました。
大舟寺(だいしゅうじ)とカヤの木
古めかしい寺ではありましたが歴史を感じることができました。寺の門をくぐるとなにやら茅葺きの二階建ての建物があります。
近づいて見ると「かねのおと」と書いたお賽銭箱がありました。ハハ〜ン、お賽銭を入れると美しい鐘の音を奏でてくれるのかなと思い
チャリ〜ンとお賽銭を入れると「鐘の音ではなくて金の音」でした。建物の障子をそっと開けると、自由に鐘をついてもよい
と書いてありましたので登山靴を脱ぎ、東日本早期復興を願い「ご〜〜ん」とひとつきさせて頂きました。
大カヤの木は根回り7.6b、樹高20bもあり、1677年寺の創立時には既に存在していたとのこと、樹齢300年以上で三田の県指定天然記念物になっているそうです。バスの時間は14時27分のため2停留所歩けば60円節約できると言うオリオン情報を信じて波豆川バイ停まで歩くことになりました。リュックを於いてバスを待つ間に○○ちゃんと△△ちゃんと××くんがいま歩いて来た公民館までトイレを借り行くと言います。遠くから眺めていると4人は河原の方へ移動しています。
(きっと公民館が閉まっていて、結局、河原でツレションしたそうでっせ〜)
        
  「かやの木山の」 北原白秋 1922
@
かやの木山の
かやの実は、
いつかこぼれて、
ひろわれて。
A
山家のお婆さは
いろり端、
粗朶たき、柴たき、
燈つけ。
B
かやの実、かやの実、
それ、爆ぜた。
今夜も雨だろ、
もう寝よよ。
お猿が啼くだで、
    早よお寝よ。
大舟寺の鐘楼でみっちゃんのぶちかまし…こいつは只者じゃあないぞ…!
鐘楼の案内板の横に 「かねのこえ」 と書かれた入金箱があった。
それを見るなり 「いっぺん聞いてみようか」 と言うが早いか小銭入れからコインを一枚取り出しておもむろに入れた。
「カランコロン」 「何これ。鐘の音がせえへんやん」 オイラが横で 「金の音がしたやん」
「いや。それはないわ。水琴窟みたいに綺麗な音がきこえるかとおもてん」 オイラも 「ようわからんな」
案内板を再度読み返したみっちゃん 「あっ!中に上がって鐘をお突きくださいって書いたあるわ。せっかく入れたから突いてこう」 そそくさと鐘楼に上がって ゴォーーーンンンンンン。
「ええ音やったなあ」 満足そうなみっちゃんやった。
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バスの時間までには、まだまだあり、退屈をしはじめました。行動食の余りを頬張る者、ノビルを採取にいく者など思い思いに時間を潰していたら、姫が突然側にあった公衆電話ボックスに入っていきました。どこかに電話をしている様子です。
携帯電話を持っているのにおかしいなぁと思っていたら、外は寒いので電話を掛けているフリをしてボックスの中に入った様です。
電話ボックスの中から、おいでおいでをする姫に釣られる様に2人、3人と中に入っていきました。最高5人まで入ってギブアップ!

やっとバスがやって来て私達以外に乗客は乗っていません。バスが走り始めるとすぐJunkoちゃんは前の席に座りコックリコックリし始めました。(大船山だけに大舟漕いでるよ〜)
オリオン情報の60円安くなるは40円安くなるに訂正の上三田駅で下車、何故か別れづらく「ねこちゃんとの再会を祝して飲もう」ということになりお好み焼き屋でビールを飲むことにしました。美味しかったかどうかは十人十色ですがビールは美味しかったですよ!
ガラス張り会計で割り勘の後、店を出ようとしたら「忘れ物ですよ」と声をかけられました。見ると赤いリュックが残っています。酔うほど飲んでないはずなのですがベガさんがリュックを忘れて平気で店の外を歩いていました。「お〜い忘れ物!」と言うとやっと気が付きました。それから本日の最高のオチを紹介しましょう!みんなで三田駅に行くべしで信号を渡りかけましたら、突然ねこちゃんが「あっ阪急電車が走ってる。じゃあバイバ〜イ」
とUターンしたのです。おかしいなぁ三田駅に阪急電車は走ってないはずなのですがとみんなで振り向くと、何と「阪急オアシス」に入って行ってしまいました。「あらら〜!まっ気づいて戻って来るやろ!」と私達はJR三田駅ホームで電車を待っていると、案の定、ねこちゃんが戻ってきました。「ニャンとしたことか」大笑いの愉快な山登りでした。
たまには、こんなのんびりもいいね。ねこちゃん七尾のご両親の介護で大変なんだもん。気晴らしになれたらいいね。

三田の町でちょっといっぱい
みんなの感想
オリオンさん
大船山は登って登って登って、下って、下って、下っての山でした。七種山は、登って下りて、登って下りての山でした。
大カヤの木もりっぱで樹勢も元気でよかったです。
ミマッチ
今日は楽しかったです。大船山はスカみたいなやさしい山でした。七種山みたいに岩場があればもっといいのにね。
ベガさん
三田の山は、初めてでしたが霊場もありよかったです、帰りにお寺にも寄りましたが昔から信仰の深い寺だったんだなぁと感じました
今日は余裕を持って歩けました。良かったです。
くろねこさん
水色の花の「大犬のふぐり」を見つけました。光も差して気持ちよく、桜待ちしている様子もよかったです。
ゆっくりと歩けてよかったです。
靖ちゃん
家にいると冬のようですが、こうして出かけて見ると春の芽吹きが感じられて、とてもよかったです
junkoちゃん
今日は花の名前をひとつ覚えました「大犬のふぐり」です。
★調べました
おおいぬのふぐり ( 大犬のふぐり ) 1年草で2〜6月に咲き
畠や野原で早春に咲くスカイブルーの花、名前は種の形がふぐりに似ている為    
 「寝ころべば おおいぬふぐり 花盛り  山帰来」
ねこちゃん
歩けるかなぁと心配してたけど、歩けて良かったです。最初はしんどかったけど歩けてよかったです。
ポンポン山を一人で歩くことが多いですがみなさんと大勢で歩くと楽しいですね。

※久しぶりに会ったねこちゃん元気そうでした。時間が合ったら気楽に参加してください。
ぽちさん
大船山もよかったし、大舟寺も良かったし、また来たくなるような山でした。
ひめ
七種山のことを思うと「へのへのモヘの」でした。イタドリの芽を探しましたが、まだまだの様です。
春は「季節限定イタドリ姫」に変身をする季節、イタドリは母との思い出なので沢山見つけたいです。
ジョン
なかなか良い山でしたね。コースも短かったですね。ただ路面が荒れていました。膝が痛くて大変。山登りするのも もうすぐ終わりかも。
大舟寺は非常によい寺でしたね。

参加された方は上記のMAPをよく読んで実際の地形を思い出しながら確認してください。
文:美智子姫00000 写真/GPSデータ:鹿島秀元