Yamatabi-CLUB000
0「トッピー引き取りウオーク」
3月5日土曜日、14s分のトッピーを抱えJR山崎駅に到着しました。ドタキャンがあったらどうしよう。
トッピーがかわいそう・・・と心配しましたが全員ちゃ〜んと「トッピー引き取りウオーク」に参加して下さいました。.(ホッ)
今日は大勢の参加者で気分は春!トッピーの配分を終え、簡単なストレッチをしてから宝積寺向けてスタートしました。途中で個人のお宅に見事な、しだれ紅梅が美しく咲き誇っていました。天王山(270.4b)までは、わずかの時間に到着しました。「天王山トンネルを先頭に・・・」と言う渋滞情報をよく耳にしましたが、1582年「山崎の戦い」の際、古くから水陸交通の要地となっていた天王山を先に占領した豊臣秀吉が明智光秀を破りました。勝負を決める分岐点を「天王山」、その様な勝負を「天王山の戦い」と言う様になったそうです。
さあいよいよ出発でーす
天王山の山頂でのひと時、デンの記も忘れていませんよ
宝積寺を過ぎると、竹林が連続しています。筍堀の体験学習なのか、胸に名札をつけ、俄か仕立ての足元と服装に刃鍬を持った団体さんとニアミスです。筍堀に行くんやろうね。
少し歩いているとその団体さんもどこに消えたか姿が見えなくなりました。
どこかの竹林に入っていたのでしょうね。

竹林も筍が頭をもたげる時期だから、生産業者もどこかナーバスな感じ、柵をしたり、テープをしたり、ロープを張って看板をつけたり、その心理のほどが伝わってきます。

中には大きなリュックを背負って失敬しにやってくるドロちゃんもいるのかも知れないですね。

あまりそちらの方には目もくれず、目的のルートを辿って行きます。
途中杉木立の向こうに雪をかぶった峰が見えた。コンパスで方位を見ると20度。帰ってから地図を見ると桟敷ケ岳とわかった。
浄土谷の分岐で後から来たソロおじさんが、地形図を見ているJunkoに 「そんなん見ても解からんやろ、山は歩かな解らんで」 そう話しかけてきた。半分無視をしてやり過ごしたが、あんたのほうがよっぽど解らんよ。山道を抜け車道をわずかばかり歩いていると、柳谷観音に到着しました。
ここは眼の神様として有名で、少し長めの休憩をとり参拝をすることにしました。ここには「独鈷水おこうずい」という弘法大師ゆかりの神仏が祀られておりJunkoちゃんも、亡き母上をつれてお参りに来たそうです。(お賽銭の釣りをもらったそうな・・トホホ)
いよいよ柳谷観音に到着です
【独鈷水のいわれ】
「弘法大師が、ある時、お堂の傍らにある厳窟の溜まり水で眼のつぶれた小猿を抱き一心不乱に眼を洗っている親猿の姿を見かけ、弘法大師は小猿のために17日間、ご祈祷を行いました。
すると17日目に小猿の眼がパッチリと開き、喜んで山に帰っていったそうです。弘法大師は、この不思議な湧き水を眼病に悩む人々のため、霊験あらたかなる霊水にしようと決意され、更に17日間のご祈祷を施し、独鈷でもって、深く掘り広げ眼病平癒の霊水に成就されたと言い伝えられています。
しばらくアスファルト道を歩き、浄土谷の集落に入りました。ここの境内を借りて昼食をとることにしました。
みなさんが昼食タイムを取っている間に、次ぎなる進路を探しにジョンと歩いていた時のことです。
いまから歩こうとする道に鍵がかけられ封鎖されていました。「立ち入り禁止」となっていて慌てました。
酔っぱらいの村人がいたので、水無瀬川沿いにこの道を歩きたかったのだが別の道はあるのか尋ねると「この道は登山者によって、村人が作った大切な農作物を盗られるので封鎖している」と説明を受け、やむなくまたアスファルト道を歩いて水無瀬川沿いに歩くことにしました。
浄土谷の仏様
ここからが悲劇の始まりでした。行けども、行けども登山道へのアプローチはなく足や膝に悪いアスファルト道
を延々と歩くことになりました。しかもリュックにはトッピーが入っており、疲れた身体にグッと食い込みます。
途中、工事現場のおじさんに登山道を尋ねて見ましたが「この土地の者ではないので」とあっけなく断られてしまいました。

ただ、ただ、アスファルト道を歩くのみで膝はもう限界に来ています。
しかし、この貴重な体験で、登山道が快適であることを改めて知らしめてくれた気もします。
やっと水無瀬の町並みが目に入り安堵し、最後の目的地である「桜井駅の跡」までの遠かったこと!当初は8q
の予定でしたが、GPSによると14q歩いているらしく、やっとのことで目的地にたどり着きました。
ここはかつて、桜井の地を含む天王山一帯は、大阪と京都を結ぶ交通の要衝であったため、
この地に駅が置かれていたそうです。「JR島本駅」が公園の目の前にあり本日のゴールは「JR島本駅」
ということになりました。
歌詞で知ろう親子の別れ

●青葉茂れる桜井の 里のわたりの夕まぐれ 木の下陰に
駒とめて 世の行く末をつくづくと 忍ぶ鎧の袖の上に
散るは涙かはた露か

●正成涙を打ち払い 我子正行呼び寄せて
父は兵庫へ赴かん 彼方の浦にて討死せん
いましはここまで来(きつ)れども とくとく帰れ故郷へ

●父上いかにのたもうも 見捨てまつりてわれ一人
いかで帰らん帰られん この正行は年こそは
未(いま)だ若けれ諸共(もろとも)に
御供(おんとも)仕(つか)えん死出の旅   (後略)
この桜井駅跡は、「楠公父子訣別之所」として知られています。1336年、足利尊氏を討つべく湊川に向かう楠木正成が、
嫡男の正行を河内国に帰らせたと伝えられている歌は有名です。ここには「楠公父子訣別之所」の碑とともに
東郷平八郎筆の「子わかれの 松のしづくに 袖ぬれて 昔をしのぶ さくらゐのさと」と書かれた大きな碑が立っていました。
みんなの感想
junkoちゃん
母ゆかりの柳谷観音で、お賽銭を500円あげましたが300円おつりを返してもらいました(そんな奴おらへんで〜)
ミマっち
それなりによかったですよ。
くろねこさん
鳥の声も聞けて、梅の花もみれて良かったですよ〜。でもコンクリートは怖いです
かをりちゃん
行きは、よいよい帰りはしんどかったです〜。
ゴドちゃん
行きは、よいよい帰りは怖い〜アスファルトは嫌いです。
ベガさん
歩いた15.78km。ゴールで距離を聞いてびっくり、どっと疲れが出ました。
靖ちゃん
久しぶりに天気もよくてたのしかったです
淳ちゃん
楽しかったけど、トッピーが重たかったです。
オリオンさん
最初は楽勝コースと思っていましたが、最後結構きびしかったです。何故でしょう?(やまたび10年やってて今日が一番しんどかったです)
ポチ
良い天気に恵まれて、白梅、紅梅メジロも見れて良かったです。
ひめ
アスファルト歩きで膝を痛めてしまいました。やっぱり土の山道が好きです。
ジョン
治りかけた膝をまた壊してしまいました。エクササイズウオーキングは膝を伸ばしたまま着地するので、重い荷物を背負うと悪いんでしょうね。

参加された方は上記のMAPをよく読んで実際の地形を思い出しながら確認してください。
文:美智子姫00000 写真/GPSデータ:鹿島秀元