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赤坂山の山頂は少しだけ明るくなって集合写真とデンの記の撮影が出来ました。 |
「よっしゃー、降りよう」 逃げるように下山路に入ります。 帰り道、あれほど深く、くっきりついていた踏み後が、風紋に変わり、すっかり消えてしまっています。アドベンチャーさんから「固いところを歩いてね。軟らかかったらルートを外しているということやからね」的確な指示が飛びます。
「恐ろしいね。これが道迷いの原因やね」 と言いながら我々にはGPSと言う強い見方があるため、何の心配もなく鉄塔まで戻ることができました。
でもGPSも正確に作動していることと、使いこなせることが大切です。GPSがあっても地形図とコンパスは携行しなければなりません。
もちろん読図力が必要です。樹林帯上部の鉄塔を過ぎると、うその様に吹雪はおさまり、今までの荒れ模様が嘘のようです。
少しの風も避けて、尾根の影で昼食をとることにしました。 |
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登りでは枯れ木だった枝に、霧氷がつき始めていました。明日になったら見ごろになっているやろうね。そんな言葉をかけて帰ってきました。
今日は雪の座布団のため、立ったままでも食べられるカップラーメンにしましたが、熱湯をかけても周囲温度は低く、硬いまま食べることとなりました。「アカン、今日のメニューは失敗や、ゴメン」そう言いながら次回のメニューが頭をよぎります。
同じ場所でソロの若者が食事をしていましたが挨拶をするでなく、リーダーのため息が漏れました。「なに?いまのため息?」と聞くと「昔なら、あり得ない事や」と、挨拶を交わさない登山者のレベルが低くなったことへのため息の様でした。
雪の中でのトラブルは事故につながり命をも脅かされます。それだけに対向者同士の挨拶も大切になってきます。「いつどこでどんな登山者とすれ違った」などと言う小さな情報も遭難救助には役に立つものなのです。
雪山でもソロの登山者をよく見かけますが家族はそこに潜んでいる危険をご存知なのでしょうか。 |
登りに見つけておいた尻ソリスポットを滑りながら、わぁわぁキャーキャー言いながら快適に滑っていきます。尻ソリはとても楽しいのですが起きあがるときの労力は、はかり知れません。アドベンチャーさんが言いました「ポチさんがいない。またスノーシューはずれたんかも知れない」と引き返してくれました。見ると亀が甲羅を下にして手足をバタつかせている光景みたいに、尻ソリをしたものの起きあがれず手足をバタつかせていました。もう滑稽すぎて、アホらしすぎて先頭を歩かせるしかありません。 |
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マキノの町が眼下に広がります |