それにしても、行き交う人の多いこと、多いこと。狭い道にもかかわらず突っ込んで来て、二進も三進も行かなくなる場面もありました。するとリーダーらしき女性が「こんなところまで登って来ないで下で待ってくれればいいのに!」と言います。私達は登りです。登り優先だといいたくはありませんが山の常識だし、それに上を見て歩いているわけではなく足下をしっかりと見て歩いています。上から下る人の方が私達にいち早く気づいているはずだと腹立たしくもありましたが、装備を見るとハイカーの様なので、言っても無駄だと考えて、黙って岩にへばりついて交わすことにしました。
私がその危険箇所を通過して、登り切ったところで4人のグループが降りてこようとしましたので「すみません私を含めて8人通過させて下さいませんか?途中で交わすことができませんので」と言うと「わかりました」と私達が通過するまで待っていてくれました。この方達は登山装備がきちんとされていました。「だから人混みのコースは嫌や言うてんねん」とリーダーが言いそうでしょ。堪えて、堪えて、美しい氷瀑を見せてもらったんだから!
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