Yamatabi club mountain line record
Photo by jon000
参加者 11名 『姫』からスノーシューのお誘い。『行くよ!』 喜んで飛びついたものの2年ほどのブランクに少々不安を感じる。自宅は伊丹だが現在の赴任地は丹波市氷上のため装備を自宅に取りに戻らなければならなかった。何分多忙の身の上、普段用意しに自宅に帰る時間はなく当日の早朝4時に氷上を出発、伊丹に戻って装備を揃えようとするが、オッ!ザックはどこや、登山靴が下駄箱に無いぞ、帽子は?、サングラスは?、防寒着は?、おいおい大丈夫かいな。
幸いスノーシューは姫に保管してもらっている、たぶんメンテナンスも大丈夫やろう。弁当はコンビニで買って、まあ何とかなるか。
どうにか用意をしてJR尼崎駅へ「みのるちゃんとおはようです」 間もなく姫、ポチ、ジョンに、くろねこさんが登場、尼崎駅乗車メンバーが揃って新快速 敦賀行に乗り込みます。
天  候 くもり
歩行距離 3.5km
山行時間 5時間
累積標高+ 646m  
累積標高− 30m  
体力度 ☆☆☆★★
技術度 ☆☆☆☆★  
正ちゃん
京都駅を出て山科駅から湖西線に入っても比叡の山並みはまったく冬を感じさせない。まったく雪が見られない。このぶんだとスノーシューを履くどころか、ザックに括り付けてお荷物になりかねない。琵琶湖大橋を見ながら堅田駅を過ぎ志賀駅辺りから比良の山並みを見ても雪が少ないようである。びわ湖バレイのゴンドラの最高部が見えるがどうも雪が少ないようです。もうあかん今日は雪はのぞまれへん、不安と違って現実でーす。
不安そうに山を眺めている私にリーダーが一言
「正ちゃん。心配せんでも大丈夫や、今津駅を過ぎたら景色が変わるよ」
と言ってくれるが、慰めみたいに聞こえる。その頃サスケさんが前の車両から歩いてきて「おっ、正ちゃん来てるやん、久しぶりやあ」と声を掛けてくれる。「空いてるからこっちに移って来るわ」そう言って前車両に戻りザックを担いで再びやってくるとその後ろに淳ちゃん。「正ちゃん。元気にしてた久しぶりやなあ」 懐かしそうに言ってくれる。
今津駅で後部車両4両が切り離しため後部車両に座っていた、ちえちゃん、亀ちゃん、シーマちゃんが乗り移ってきた
「わー、正ちゃんやー、お久しぶり元気やった」「どうしてたん、元気やった」「久しぶりやねー。いつぶりかなあ」
三者三様に話しかけてくれる。ちょっと気恥ずかしいが嬉しいものだ。会社や友人関係の中では絶対にない会話。普段のしがらみを忘れて遊びに没頭できるのも、やまたび倶楽部の良いところだ。

今津駅を出ると景色が一変する。「オーーーー。雪や」思わず口に出る。中央分水嶺に連なる峰峰は真っ白な雪を被っている。
鹿児島育ちの我が身からすると、雪は心を鼓舞するところがある。今日はスノーシューを履けそうだ。楽しむぞー。
登山口のあるマキノスキー場は人人人。観光バスも10台以上は止まっている。マキノはいつも空いていると聞いていたが、雪は客を呼ぶんだなあと実感する。
白い雪の中に足を踏み入れると、うーんこの感触がたまらない。来て良かった。
ゲレンデの一番奥にある赤坂山登山口からスノーシューを履いて入山。いきなり急傾斜に入る。久しぶりの登山なので皆さんに付いて行けるかどうか心配だがトップのサスケさんにぴったり付いていく。30分も歩くと体も馴染んできてルンルンや。横でサスケさんが
「正ちゃん、あんまり来ないわりには健脚やねえ」と感心してくれる。おッそうか…ということはあんまり酷い歩き方はしてないということやな。気分を良くしてさらに頑張る。天気は曇りだが風もなく穏やか。とおく稜線に目をやっても雪が吹き飛ばされている様子は無い。山頂も穏やかかなあ。
私たち一行は順調に歩いていく。途中、トチノ木平で先行するツアーパーティを追い越して山頂を目指します。登山口から2時間ほどで稜線に到着。ここから赤坂山の頂が見える。頑張ったなー、ここから20分程で山頂に到着すると言うが、どう見てもそんな時間で着きそうにない。
「ここからは、どこを歩いても良いから、各自あの山頂を目指してください」
リーダーが自由にしてくれた。みんな雪原の中を思い思いに歩いていく。下山してくる人達もいるが雪原の上は道を譲る必要もなく、周りの景色を楽しみながら赤坂山山頂に到着。やったよー
山頂からぐるりと見渡す野坂山地や奥琵琶湖周辺の山を楽しんで下山。山頂直下の雑木林の中で昼食。帰りは尻シェードで滑りながら下っていきました。あっという間にマキノスキー場。ここのゲレンデを一気に滑り降りて今日一日のスケジュールを終了。

赤坂山来て良かったなあ…さらさ温泉で飲んだ生ビール「美味しかったよー」
正ちゃん 記 

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