夏山・甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳に向けて
 
体力作りと救命救急法と怪我の応急手当の講習

6月7日(日)は夏山トレーニングB『芦屋川から有馬温泉』へのコースで体力作りと救命救急法と怪我の応急手当の講習をする予定で午前9時、阪急芦屋川に集合しました。
過日、サスケ先生達が出合ったジョンの山岳会が今日もまた同
じ人数で広場に集合していました。今日は城山コースらしく私達とは別コースのため、何とか混雑は避けられそうです。他の団体も多く、高座の滝までラッシュのために、人垣を縫って速歩で堰堤まで移動しました。登山をするにしてはかなり早い速度で、みんなヘロヘロです。なぜかホラ吹きがおり(ホラ貝を吹く人)その音色に苦笑しました。苦笑したと言うことは音がはずれて聞くに忍びないということです。(笑)そのホラ吹きは「ワシのホラ貝でイノシシがみんな逃げてゆく」な〜るほど人間だけでなくイノシシまでもが迷惑をしていると言うことなのですね。
石黒パパ 姫さん 正ちゃん みまっち  あっこちゃん  アドベンチャーさん
第一堰堤でしばらく休憩。休憩をしながら中央稜に眼をやると大勢の登山者が登って往きます。
「この先の岩場は大渋滞やナ」
休憩の後は、中央稜コースは混雑が予想されるため堰堤から高座谷を中央稜との十字路を目指して進みます。
このルートは人数も少なく静かな山行が楽しめそうです。都会の喧騒を逃れるように山に逃げ込んでいるのに、この騒々しさでは、休日は町のほうが静かかもしれません。

十字路を目前にしたとき
「風吹岩あたりも混雑をしているかも知れないので、だるま岩から魚屋道に抜けよう」
魚屋道を通りゴルフ場横から一軒茶屋を目指すことにしました。
これが良かったのか悪かったのか、上段左の写真のように「藪漕ぎ」です。「何事も訓練」みなさん優しく「藪漕ぎ」に付き合ってくださいました。
10分ほど藪を漕いで横池北側辺りで魚屋道に合流。

雨ケ峠で韓国のグループが休憩中で、水の補給しておりました。外国の方達にも人気のコースなんですね
東お多福分岐11時30分、あと1時間も歩けば一軒茶屋に到着するはずです。その前に七曲がりの苦しい急な上り坂があり、気合いをいれて登ります。この場所は以前、やまたび倶楽部で訪れたとき雨ケ峠で雨に遭い合羽の持ち合わせがなかった私はレジャーシートをかぶり「夜桜お七」となって頂上を目指した事を思い出しました。雨具を持たず六甲を訪れた私への神の戒めであったと思っています。今日は雨に遭わずに済みました。勿論、合羽は携行していますよ。 (ジョンの声:ツエルトもね)
この辺りで大阪大学ワンゲル部の若者グループとすれ違いました。20s以上の荷物を背負って歩いておられましたが、マナーもよく、とても良い感じの青年達でした。

12時40分一軒茶屋に到着です。沢山の人が弁当を広げていました。空き地をみつけて昼食を取ることにしましたが、思いの外、寒くて震えるほどでした。あまりの寒さに20分でもう我慢の限界、13時00分スタートすることにしました。
有馬への下山道は足も軽やかに13時40分には、もうあづま屋に到着しました。ここで石黒パパのリュックの中から大量の冷えた紅茶が振る舞われ、重たい道中を思うと心から、感謝を申し上げ、みんなでご馳走になりました。紅茶のほどよい甘さが疲れをふっ飛ばせてくれて美味しかったです。休憩の後、この場所で本日の講習テーマ「救命救急」を実施することにしました。救命講習の後は続いて、三角巾を使って打撲の手当、止血方法とみんな熱心に耳を傾けて登山のみならず大変勉強になりました。そこへ!なんと!「アドベンチャ〜参上」となりました。偶然かと思いきや、朝寝坊をして2時間遅れで芦屋川に降り立ったといいます。夏山登山への参加の固い約束をして、一緒に下山をしました。虫地獄到着14時40分ゴールです。
 
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 C 心肺蘇生法はたえず新しい方法が取り入れられています。誰でも簡単に行えるようになっています。
消防署の管轄、日本赤十字社など方法は多少違う様に思いますが目的と効果は同じです。 
傷病者が出たら全員で努力して怪我や病気からの負担を少しでも和らげてあげなければなりません。
山には診療所も病院もありません。お医者さんは、たまに歩いているかも知れませんが見つけるのは大変です。
私達に出来ることは少しでも努力して傷病者を楽にし、また安心させて少しでも早く救急搬送なり病院に受け継ぐことです。
それには時々は心肺蘇生法トレーニングをしたり三角巾を使う訓練をして、病気や怪我から目をそむけないで協力して行こうではありませんか。
年令が重なっていくぶん怪我や病気になる確率も多くなっていきます。
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 F マウスピースや三角巾、マキユロンなどの消毒液、バンドエイドなどは各自携行してください。
最近中高年の登山者の事故が急増しています。滑落、転落、転倒による骨折、捻挫、裂傷などが多く報告されていますがそうなる直前の原因として道迷いが圧倒的に多く報告されています。道迷いをしても冷静に対処できるよう心がけておく必要もあります。また道迷いをする一番の原因は「おしゃべりをしながら歩いていたら解からなくなった」というのが多いようです。気をつけて楽しい山行をしましょう。
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有馬の街は泥付き厳禁だよ アドベンチャーさんを囲んで甲斐・仙丈の成功を誓い合いました。 なぬっ!肴は豪華漬物だけかよ
  有馬温泉はインフルエンザ騒ぎのあおりを受け、客足に大打撃を受けたらしく虫地獄で旅館の番頭さんが温泉入浴のチラシを配布していました。
私が番頭さんなら、旅館の車を廻して「どうぞ温泉へお入り下さい。皆様をお送りいたします」とマイクロバスの手配をします。登山者は下山の汗を流したいに違いありません。迎えの車があれば、ほとんどの人が入浴すること間違いなしです。いまいち大変さが伝わって来ませんでした。
解散後、せっかく出会ったアドベンチャーさんと乾杯をしようと言うことになり居酒屋に入り、積もる話しに花が咲きました。帰りは宝塚までバスを利用し、阪急組、JR組とそれぞれに分かれて家路に向かいました。

文:美智子姫

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