2月18日(木曜日)1週間順延になっていました琵琶湖バレイのスノーシューを実施する事にしました。天気予報によると曇りのち雨の様子ではありましたが、前日の午後4時にトップ会議を行い「行く事に決定しよう」ということになりました。大阪駅7時47分発の比良レジャー号後ろ2両目に乗る約束をして、尼崎駅、大阪駅、高槻駅とそれぞれが乗り込み参加者全員が同じ車両に乗ることができました。今日は平日のため「志賀駅」には停車しないため「堅田駅」で乗り換る予定で、車窓から蓬莱山に目をやると雪が少なく小女郎池への道がぬかるみになっている恐れがあるため車中で意見の統一をし、急遽行き先を「箱館山」に変更することになりました。参加シールは「琵琶湖バレイ」のままで使って下さいね。
近江今津駅午前9時19分着、箱館山行きの小さなバスに乗り、箱館山ゴンドラ乗り場に到着しました。往復のチケットを購入し乗り場に並ぶこととなりましたが最後に購入したオリオンさんが「300円の割引があるで〜」の情報に「300円ぐらいエエやんか〜」のジョンの言葉に逆らい、全員チケット売り場に戻り交渉し、300円の割引を受けることができました。
(窓口の人によってサービスが違うのは問題やで〜)

冬場はスキー場として有名な箱館山(690b)ですが、夏にはゆり園となります。8人乗りゴンドラに全員乗り込んだと思ったら、オリオンさんがいません。後発のアベックと一緒にお邪魔虫として乗っているようです。乗車前にゴンドラのキップを失い探していたらしいです。ゲレンデではスキーやスノーボードが思い思いのシュプールを描きながら何度もコースを下り、またリフトに乗る。いくら滑っても滑り足りないかのようなその姿からは、若者のウインタースポーツに対する熱い気持ちが伝わってくるようでした。
今日の雪は赤坂山の雪質とは違い、ふんわりサクサクと驚きのメロディを奏でてくれます。「今日の雪は大判小判の音がして、宝の山を歩いているみたい〜」と姫が「♪♪裏の畑でポチが鳴く〜大判小判がザックザックザクザク♪♪」を歌い始めました。
箱館山スキー場をかすめ「Aコース」を歩くことにしました。処女池まで降りて、池の周辺を楽しみ、再び登り返す予定です。地図は琵琶湖バレイ用しかありませんので標識を頼りに進んでいくことにしました。野ウサギの足跡、鹿の足跡と無数の動物たちの足跡が点在しています。大きな動物の足跡を発見して「あっ熊の足跡や!」もう誰が叫んだかおわかりだと思いますが、サスケ先生に「熊はいまは冬眠中!」とあっさりバッサリと切られてしまいました。それにしても多くの種類の動物たちが暮らしている様です。
   
箱館山からの琵琶湖の眺望はとても良くて、空の青さと、前夜に降った新雪の白さは、水墨画の世界でした。「4週続けて木曜日が雨はあかんで〜」のみんなの気合いで天気予報は快晴に変更されたのでした。
今日のコースである淡海湖は処女池とも言い、箱館山スキー場の北にある湖で、もとはと言うと、ふもとの灌漑用水のために造られた人工の池だそうです。春は石楠花やツツジ、秋は紅葉が美しく、鏡のような湖面に景色が映る様が素晴らしいそうです。上から見る限り水面は凍っている様子です。 
ジョンが様子を見るために池の近くまで降りて行きました。急勾配のためUターンすることにしてジョンの帰りを待つことにしました。出発から一度も休憩を取っていませんでしたのでその間、休憩を取ってもらうことにしました。しばらくすると「ロープ降ろして!」かなりきつい斜面の様です。姫が中間地点にいたサスケ先生にロープを手渡し、ジョンを引き上げることになりました。さながら足場の悪いところでロープでの救助の実践となりました。「処女には無縁のメンバーにつき撤収〜!」 
無事、ジョンが登り返したので風の吹かない場所で昼食タイムを取ることにしました。寒さは、あまり感じません。今日も歌の用意が出来なかったためアカペラで「スキー」の歌をみんなで歌いました。(今度忘れたら怒るで〜)
スノーシュー「A」コースをぐるりと楽しみ、ゴンドラ駅近くまで戻ってきました。急斜面を「尻ソリ」で少し楽しみ、午後1時過ぎにはゴールとなり、あまりにも時間が早いので隣接するレストランに入り缶ビールで乾杯をしました。朝ゴンドラ乗り場で300円の割引を受けたので得をした気分になりました。「さあボチボチ行こうか」の合図で、今度はオリオンさんも含む全員一緒のゴンドラに乗り、ミーティングをすることとなりました。みなさん雪質の良さと天気の良さに大満足のご様子です。よかった。よかった。
  山は白銀 朝日を浴びて
すべるスキーの風切る速さ
飛ぶは粉雪か 舞い立つ霧か
お お お この身もかけるよ かける

真一文字に 身をおどらせて
さっと飛び越す飛鳥の翼
ぐんとせまるは、ふもとか 谷か
お お お たのしや 手練の飛躍
ゴンドラで降りてきたのが14時5分かな?バスは、たった今出た所です。15時00分まで時間を費やさねばなりませんが、時折日差しが当たりポカポカと温かくみんなで退屈しのぎに「ポチいじめ」をすることにしました。折りからポチの靴ひもの結び方が変なので「ワンポイントレッスン」と銘打ってみんなで指導をすることとなりました。次回からチェックが入りますぞ〜

帰りのバスは地元小学校の通園バスとなっており子供達の他には、やまたびメンバーしか乗っていません。途中でバス停以外の場所で手を挙げるお年寄りがいましたが、ここは停留所でなくてもバスに乗降できて、人にやさしい町の様で、見ていてもほほえましく感じました。田圃の立て看板も「田んぼの水路は魚のお家」と自然の中で、子供達が、ゆとりのある生活が、なされている様子を伺うことができました。

京都までの普通列車に乗り込むと琵琶湖の水面に虹が出ていました。感動です。大阪に向かって車両の右側は雨、左側は晴れ、志賀では太陽、と変化に富んだ天気でしたが雨にも遭わずに快適なスノーシューを楽しむことができました。季節限定はじつに素晴らしい!(ここまでの交通費が高いのはちょっと痛いね。そう思うと高島トレイルの値段も決して高くないと実感しました。だって貸し切りバスで希望の所で降ろしてもらって、希望の所に迎えにきてもらえるんだもんね。みんな行こうね!。
参加してね!)

文:久田美智子 写真:鹿島秀元

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