2009.11.29
 「紅葉の見納めウオーク?いやいや来週まだあるよ!」
京阪電車「出町柳駅前」午前8時10分発のバスに乗り遅れれば、次のバスは午後5時という何とも恐ろしいバスのダイヤです。やばいぞ!京阪電車・中書島駅で7時30分。焦るなあ。このぶんだと8時過ぎるかも知れないとヒヤヒヤの時間が経過していきます。「アカンメールしとこ」 思いついたのは七条駅を過ぎた頃。「祇園四条駅を7時50分に出ました」と心配しないように、オリオンさんにメール。ギリギリの午前8時00分丁度に出町柳駅前のバス停に到着しました。すでに阪急組みが並んでます。おはよう。おはよー。オハヨー。周りのお客さんも並ぶ中、朝の挨拶が飛び交います。何とか間に合った嬉しさに皆さんハイテンションです。突然JONが 「ピーチクパーチクやかましー他にお客さんがいてはるやろう」…ミニキレ。バス停には阪急組みが10人京阪電車利用者合わせて15名、全員集合となりました
第4回のゴールである「山幸橋」に向けてバスは走り出しました。別のグループ4名も私達と同じコースを歩くと言います(但し清滝・金鈴橋までは距離が長いので高雄までだとの事)バスの中で私が広げていたやまたび倶楽部の地図を見て「りっぱな地図ですねぇ。余分があれば1部欲しいのですが」とのことでしたがインターネットで申し込みをした参加者の数しかコピーがなく余分はないことを告げました。とても欲しそうにていましたがいじわるではなく本当に参加者枚数しかなかったのです。
午前9時にはストレッチを終え、スタートすることにしました。今日は「北山コース55番」から「北山コース94番」までを歩きます。今日も私はリュック無しの三角巾で固定した状態での参加となりました。そんなにまでして参加しなくてもと思っている人にとってはご迷惑なことでしょうね。全回、ゴールの「山行橋」のバスに乗り遅れそうになり昼食もそこそこで全員で走ったことを思い出しました。そう言えば、お昼の歌もバス停で歌いましたっけ。歩きやすい落ち葉の道のゆるやかな登りや下りを楽しみながら、小峠で最初の休憩をとり、続いて氷室神社に出ました。ここは名前の如く、 仁徳天皇の時代、額田大中彦皇子に氷を献上したと伝える稲置大山主神を氷室大神として祀っていると記していました。中は古めかしいですが、とてもりっぱな神社の様です。
 山幸橋到着 登山開始でーす   山はまだ紅葉が残っています 北山杉の緑も綺麗 
 紅葉もサイコー 盗人谷の木橋   北山杉の枝打ち  危なそうな木橋
 杉林の中で  盗人谷って書いてあるよ クロネコさん黒猫とにらめっこ 
鑓磨岩、上ノ水峠を登っていきます。全ての道に落ち葉のじゅうたんが敷かれています。心地よく歩いているていると、ちょっと「オシッコタイム」をとりたくなり、列より少し離れました。後ろから誰も歩いて来ないのを確認して、さあと思いきや、何と山の中に自転車3台の若者達が通過しようとして「あわや」のところで何とか無事、事なきを得ました(危なかったよ〜)
沢の池(北山コース83番)で昼食タイムをとることにしました。寒くもなく降るでなく、沢の池の水面には色とりどりの紅葉が映り、水の色はコバルトブルーの光を放っていました。水面をバックに記念撮影を済ませ、沢ノ池の畔でお昼の歌 「寒い朝」と「冬の星座」 を歌いました。
水面に響いてなのか、いままでで一番美しく歌声がこだましていました。
午後からは北山杉の木立の中を、時折、木立の合間から京都の町並みが見え隠れし、太陽が当たっていたら、もつと素晴らしい景色なのかも知れません。とにかく最後の紅葉狩りを味わいながら「土曜日も嵐山集合だから、またきっと見れるね」と言いながら白雲橋、西明寺あたりまで降りてきました。西明寺は拝観料が必要なため前を通過するだけでしたが、料亭が建ち並び、高雄が昔は栄華が漂っていたことを感じさせてくれました。今は寂れてる感じ。
清滝川沿いに歩いていると水は透明に透き通り、夏なら足や手をつけてみたいと思いながら潜没橋までたどり着きました。潜没橋とは四万十川にかかる「沈下橋」と同じ役割の橋で、増水で橋が流されないように欄干のない橋のことを言います。以前ウオークで渡った木津川にかかる橋は「流れ橋」と言います。地方によって呼び名が違いますね。
沢の池 落ち葉の小径を往く 
さあ、もうすぐゴールの金鈴橋です。ここは愛宕山登山の時に同じコースを通りましたね。清滝バス停でゴールとなりここからバスで阪急嵐山まで移動することにしました。嵐山近くになると紅葉を求めての車の渋滞がひどくバスは一向に目的地に到着する様子はありません。気の遠くなるような蒸し暑さと息苦しいバスの中で長い時間待った様な気がします。バスから降りても渡月橋の上は人ごみでなかなか進めず、とうとう渡月橋の車道に降りて歩いたりもしました。京都は今が「人だかり真っ最中」の様です。公園の人の少ない場所を探してミーティングをし、土曜日は京都トレイル最終につき、よろしく参加をお願いしますとリーダーが挨拶をして解散しました。解散の後も阪急嵐山駅の改札は混雑をし、切符を買う人とカードを持っている人で三々五々散らばってしまいました。私達は特急電車の混雑に危険を感じて「普通電車」で座って帰ることにしました。時間は余分にかかりましたがラクチンでしたよ。

★渡月橋は人、人、人…嵐山でつくづく感じました。
 同じ紅葉狩りをするにも山中の人のいないところでゆっくりと紅葉を観賞出来たことに改めて感激しました。
今回のゴール地点 清滝の里


文:美智子姫 GPSデータおよび写真提供:鹿島秀元

右上の×印でお戻りください