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阪神電車・御影駅に降り立ち待機中の「渦森台」行きのバスに乗りました。料金は200円。降り立つ停留所は終点の1つ手前、渦森台4丁目です。車道を横切り住宅地沿いに少し戻って住宅街の中に入っていきます。 住宅街のはずれには標識が下がっていて西山谷(熟練者向き)と書いてあり少し怯みました。バスに乗っていた中高年の登山者も同じ方向に歩いて行きます。前を歩く姿は短パンにウオーキングシューズの出で立ちで、とても熟練者には見えません、たぶん天狗岩尾根か寒天道を登るのでしょう。 寒天橋の手前から川沿いに山道に入りました。こんな場所に滝なんかあるのかと六甲の七不思議に出会った気分です。最初の堰堤を右から越えると再び水線に沿って進みます。二筋か三筋に分かれて落ちる小さな滝F2が見えてきました。いよいよここからが沢登りが始まります。流れに沿って小さな滝を登っていくと「ふるさとの滝」と銘打って10メートルほどの滝が落ちていました。雨の次の日なので迫力がありました。ここは岩場の左から登って滝を越します。堰堤、小滝が多く、いくつも越して行きます。木を持ち、根っこを持ちながら這うように上がります。枯れ枝は危険です。木の根はよく確認して持ちます。 堰堤を越えていると懸垂下降の場所に出会いました。ロープを出しスワミベルトにATCをセットして姫が一番に降りていきます。 |
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自称「懸垂の女王」が今日はうまくいきません。 悔しくて原因を追及するとスワミベルトでの懸垂は腰に負担がかかりすぎるのとカラビナが垂直になるためス〜イス〜イとは行かないことを体験しました。 |
谷を進むと、最大の滝である「西山大滝」に出ました。18メートルほどあるでしょうか暑さを忘れさせてくれます。ここから左側の岩場を登るのですがちょっとむずかしく、クライミングをしていないと通過が困難な場面にも遭遇したりしました。またまた堰堤と小滝の連続です。堰堤を越えたらすぐ谷に戻る事を頭に置いて、谷から外れないようにルートファウンディング。 「ギャー」先頭を歩いていた姫が悲鳴をあげ勢いよく後ずさりしてきました.。 |
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「蛇かっ?」ラストを歩いていたジョンの逃げ足の早いこと。真っ黒の大きな蛇が出たあとは先頭はポチが歩きます。人間何か取り柄があるものです。そして間もなくソーメン滝。そうめんの様に細く幾重にも流れておりしばし見とれてました。ここは左側を登ります。 |
この滝登りの場所でポチが立ち往生しました。右をつかめ左足を上やと指示をするのですがいっこうに動こうとしません。動けません(どないなってんや?)何とかシュリンゲをつなぎ合わせて引っ張り上げました。 いくつか小滝を越すと「あなた一筋の滝」と命名された愛情の滝に出ました。 なるほど真ん中を一筋力強く流れ落ちていました。 ここでひとりの中年男性が休憩していました。「おひとりで?」私はこんなコースに一人で来ちゃ危険ですよと言う意味で言ったのですが中年男性は「この谷はすでに10回は歩いている」という返事がかえってきました。西山谷の主の様な人でした |
ここで早めの昼食。今日のメニューは塩鮭と沢庵、サバの味噌煮の缶詰、おやつは柿です。30分も休憩すると汗をかいた身体が寒くなり、早々に出発しました。 | |||
愛情ノ滝を右から巻いて沢筋に下りしばらく登ると谷のど真ん中に大きな岩があり「ここでおしまい」と言わんばかりに鎮座していてわかりやすい場所に出ます。ここから沢筋に別れを告げ右の岩壁を登ります。谷を離れ笹の中を進むと犬が吠え始め滝の終わりを告げてくれました。ここは保養地が建ち並び使用された汚水が滝に流れている可能性があるため飲んだりしないほうがいいようです。10分足らずで天狗橋の東側の車道に出てさらに進むと六甲ケーブル山上駅に到着をしました。 ゴールです。 |
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今回は沢靴を履かずに登山靴で体験しました。沢の座学を終えて実技講習の時、登山靴でも体験できるコースです。滑りやすいので充分注意する必要がありますがここをクリアしたら来年は黒部川上流の「世にも美しい沢歩き・赤木沢」に連れて行ってくれるそうです。みなさん頑張って受講してくださいね。 |
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