姫の山登り
大和の奇勝 屯鶴峰(どんづるぼう)を行く
 
上山(にじょうさん)の北西に位置し、標高150mの奈良県指定天然記念物で、地層のおもしろみをみせる奇勝である。
今から1500万年前から2000万年前ごろに、二上山の火山活動で火山灰や火山弾などがふもとの湖に集積し、その後の地殻変動で隆起して風雨に浸食され、現在の様相になった。
この地層は、二上層群ドンズルボー累層とよばれる白色凝灰岩で、地質学上貴重な存在として、昭和26年に天然記念物に指定された。
また、この凝灰岩は古く古墳の石棺、寺院等の基壇、石仏等に利用されている。遠くからながめると、松林に多くの鶴が屯(たむろ)しているようにみれることから「屯鶴峯」と名付けられた。
 8:20 
近鉄:大阪線「関屋駅」出発。
駅から南へ進み国道165号を越えた所
からフェンスを越えて林道を辿ります。
このまま行けば屯鶴峰の下に着くはずですが山頂を目指して左の藪を漕ぎます。
藪をこいで10分ほど進むと登山道に合流。一度降りて登山口を確かめます。 途中、登山道の横ににはサルノコシカケがありました。 9:30
標高154m 屯鶴峰の山頂です。
 山頂を過ぎると白い岩肌が見えてきます もう直ぐ屯鶴峰です。  魅力的な白い岩肌。心が躍ります。  屯鶴峰はさまざまな形を見せてくれます。
足を踏むはずすと転落しそうな場所もあります。 谷の向こう側にも岩肌があり、よく見ると何箇所かに点在しているようでした。  しっかりとした岩がほとんどですがザレた場所もありますので要注意。
9:40 ぐるッと見回して 絶景かな! 谷側に下りて峰を見上げると、なかなか迫力がありました。
 注意してゆっくりと下降。 向い側の岩壁ではロッククライミングを
やっていました。
 白い岩肌の中を
トラバースして楽しめます。
10:00
 東屋から少し下るとルートも終了。 
この階段を下りると県道706号太子香芝線です。ここで屯鶴峰は終わりです。 山行は更に続きます。二上山に登って
岩橋峠から平石に下山します。