2012.11.10
第22日目  カトマンズ滞在 自由行動
ルクラ2840m

姫&ジョンは カトマンズでお買い物  
どんよりとした朝を迎えました。洗濯をする時間はタップリあるのですが干したとしてもホコリを全部吸うことになるため汚れた着替えはそのまんまリュックのあちこちに押し込むことにしました。

「ヒゲは剃らない同盟」を結んだもののオットセイの様にはみ出したお髭が見苦しいと自分で判断したのか町の散髪屋に出かけることにしました。
最初に「ハウマッチ?」と聞いておかなければ観光客はボったくられます。
「500ルピー」日本で500円ならばまあいいかと小さな散髪屋に入りました。腕はなかなかいいみたいです。

短い頭を鋏でカットし始めますが、後ろから姫が「ショート」というと、「OKショートネ」そういうとバリカンを出してきました。それを見たジョンは、「バリカンの歯をそのままで刈ったら、坊主頭になるから10mmのアダプターをかけてくれ」と日本語でアピールすると「OKネ」。10mm厚くらいのアダプターをかけてくれました。「ホッ」
日本語でも何とか通じるンや。

頭を刈ってもらい、髭をあたってもらい、もう終わりになる頃、「マッサージはどうですか」「顔のクリーム仕上げはどうですか」と営業旺盛。「ノー」と応えると、姫に向かって「あなたもいかがですかー」
「ノー」「ノー」「ノー」全て断ち切って店を飛び出しました。

そこでウッチー会長とバッタリ。
「何処に行かれますの」
「あんたらが心配になって見にきたんや」
「それはどうも」
ウッチー会長ってエエ人やなあー。
散髪が終わって昼食にでかけました。今日は日本の食堂風の中華屋さん「桃太郎」に出かけました。
食べたのはラーメンと餃子です。味はこんなもんでしょう。
Mr.ビシャールとジャムジャムクラブ社長はツアーの打ち合わせ中です。

私達はウッチー会長に別行動中の取材です。地図を広げ辿ったルートを確認しながら
「ここはきつかったなあ」
「此処の景色はよかったなあ」

などと回想しながら話を伺いました。

病院で書いたというスケッチを見せてもらい、写真とはちがう表現力に驚きました。
Mr.ビシャールも夕食前に家族を家に帰してくるとバイクに3人乗りをして帰って行きました。
町を散策するもホコリっぽさにお手上げ。咳は出るし、今夜の夕食は「タイ料理」だと誘われるがちょっとおっかないため「ノー・サンキュー」を決め込みました。
夕方、またまた日本料理店のノレンをくぐりました。何とそこには島田氏もいて世間は狭いねと「トンカツ丼」に舌鼓をうちました。味はまぁまぁってとこかしら。島田氏も「路上で散髪をするおじさんに「髭剃りだけ」を20ルピーでしてもらいましたよ」と、すっきりした顎をさすっておられました。

こうして長い長いピークハントの旅は幕を引きました。現地の人のぬくもりや生きるということの底力やいつも励まし続けてくれた明るい国民性に触れることができ意義ある23日間は有終の美を迎えることができました。

 「カトマンズ ホテル・SAMSARA 泊」