2012.10.29
第10日目  ディンボチェ〜チュクン
ディンボチェ4343m→チュクン4730m 外気温度1度。湿度38%

今日も朝6時起床、7時朝食、8時出発です。
ロッジの中庭は朝早くからポーターさんの荷造りで賑わっています。
物干しにジョンが250ルピーで依頼した洗濯物がまだ掛かっています。
「ポーターさんオイラの洗濯物忘れてますよ」
「ダイジョウブネ、私たちはチュクンまで荷物を運んだら、また降りて来て此処に泊まりますからそれまでには乾きますね。明日持って上がります。今日は着るものダイジョウブデスネ」
それで安心。よろしくね。

ディンボチェのロッジを出て集落の外れを通るとき、日本の人ですか〜?」遠くから女性に声をかけられました。先頭を歩くガイドの日の丸に気が付き声援を送ってくれたのです。カラパタールの分岐で日本の若者2人が「日本の方ですか?」と声をかけてくれました。「そうです」と答えると「私達も日本からきました。今日カラパタールへ向かいます。日の丸を掲げていたのでぜひ声を掛けたくて追いかけてきました」「よく休みがとれましたね」と言うと「どうしてもヒマラヤに来たくて会社を辞めて来たんです。みなさんは60歳以上の方ですか」「そうです。みんな年金取得者です」と言うと「お気を付けて。成功をお祈りしています」とエールを送ってくれ、お互いのルートに進んで行きました。
集落を離れると荒れた台地が続きます。多少のアップダウンがあるものの「ビスタリー」「ビスタリー」のかけ声のもとゆっくりゆっくり歩きます。空気が薄いせいか少し早足になると息があがって苦しい。
正面にアイランドピークが迫ってきます。
ホーストレッキングをしている日本人の方に出会いました。ディンボチェからイムジャ湖を往復するそうです。ちなみに「おいくらですか」 と聞くと「200米ドルです」とのことでした。「高くなくて楽しめますね」そう話しながら写真を撮らせていただきました。

昨日ディンボチェからチュクンに入っていたジャムジャムクラブのお客さんと出会いました。
「今日、チュクンリに登る予定でしたが、コンディションが悪いのでディンボチェへ戻ります」とのお話でした。
「ご一緒の方はどうされましたでしょうか」
「彼はコンディションが回復しましたので、今日はチュクンリに登っています。朝早く登り始めていますのでチュクン辺りで会われるのではないでしょうか」そう話して別れました。
ちょっと疲れた〜
荷揚げをしてくれているポーターさん達がチュクンまでの荷揚げを終えて下ってきました。チュクンは宿泊費が高いそうです。彼らは明日チュクンからベースキャンプに向けて荷揚げがあるため朝8時の出発時刻に合わせて再びチュクンにあがって来るとのこと。
「ポーターさんも大変ですね」とガイドさんに言うと
「ダイジョウブデスヨ。明日チュクンからベースキャンプに荷揚げしたあとチュクンをスルーしてディンボチェまで下って同じ宿で宿泊します。
次の日は高度順応日ですからディンボチェにいますね。翌々日朝早く、ベースキャンプまであがってきて、荷物をハイキャンプへ荷揚げです。しっかり仕事をしますからネ」
おどろきです!感謝感謝です! 
今日チュクンリ登っていたジャムジャムクラブのお客さんのお仲間と出会いました。エベレスト街道に入ってからコンディションが悪く苦しまれたそうですがチュクンに入ってから良くなってきたそうです。
「今日はチュクンリに登ってきました。体調はすごく良いです。ディンボチェに向います。」

僅かな会話を残して別れました。
 ヒマラヤの襞と呼ばれるところです。 ヒマラヤの襞はいろいろな所で見られるようですが、イムジャコーラ源流の峰々を覆うヒマラヤ襞は、全ヒマラヤを通じて最も美しいと言われています。
 ヒマラヤの襞
 アマダブラムです。この位置から見るとまた違った印象をうけます。
この日はコンディションが悪く、ロッジに到着するやいなや、ベッドに入って一眠りです。
クライミングリーダーのニマさんのギアチェックを受けました。
多少問題はあったようですがネパールと日本のシステムの違いを摺り合わせてOKということになりました。
ロッジの食事はこんなもん
 「ディンボチェ・ロッジ泊」
 この日のコンディション
お腹の状態が絶不調…最悪です。何も受け付けない。ジャムジャムクラブの社長に頂いた、かやくおこわのアルファ米をお粥にして食べました。歩くことに対してまったく不安はありませんが、これから先ずーっとこのまま行けるのか、どこかで体が動かなくなるのか少し心配です。