2016
 南アルプス 間ノ岳&塩見岳 「塩見岳が100座目だ~!やったね!コロリコロコロ予定変更」
7月に南アルプス聖岳・光岳を登頂し「南アルプスって奥深いなぁ」としみじみ感じています。そして、そして最終ゴングが鳴り響く「間ノ岳と塩見岳」への挑戦となりました。
みんなは
「北岳に行っておきながら何故間ノ岳が残っているのか?」と不思議そうにたずねます。私も同感です(笑)北岳バットレス登攀には神戸の山岳会のベテランの人達と同行しました。 その時の山行レポートです。(下記参照)
同行の先輩達は日本百名山に興味はなく、あるのは「北岳バットレスのロッククライミング」でした。北岳の頂上を踏み
「間ノ岳も行きたい」とは新米の分際で言えませんでした。(笑)そんな理由で間ノ岳が残ってしまったのです。全行程小屋泊の予定だったのですが予定が大きく変わりテント担いでの最終山行となりました。
 http://www.hime8kin.net/yamatabi/sankokiroku/090920kitadake4one1.html
 ●第1日目  8月17日(水)晴れ 移動日
 大阪06:00⇒仙流荘10:40着.。11:20発 臨時便 ⇒ 北沢峠 12:15着 ⇒ 広河原 13:55 ⇒ 登山開始 14:10 ⇒ 白根御池17:00    白根御池テント泊
 南アルプス林道バス 仙流荘前~北沢峠 鋸 岳 
盆休みの余波で渋滞も想定されることから少し早めの午前6時に出発しました。何度となく通った長野県伊那市長谷黒にある仙流荘に向けて、約5時間走りました。駐車場は盆過ぎと言うのに多くの登山者の車が停まっていました。駐車場に車を置きバスで広河原に向かいます。予定より1時間早く団体客用の臨時便が出ると言うので便乗させてもらいました。あれほど「テント泊はもうや~めた!」と言いながら小屋の混雑を考え再三再四検討した結果、予約が取れない小屋(塩見小屋)もあり「ならばテント担いで行こうか」と言うことになりました。仙流荘から北沢峠までのバスの中はドライバーさんがガイド役となり高山植物の名前や入笠山から流れ出る黒川がやがては天竜川に注ぎ込まれる事や河原に猛繁殖した中国産のブットリアが咲き乱れていることをユーモア交えて説明してくれました。マルハタケブキの花には今年生まれたばかりと思われる小さなアサギマダラが多く飛んでいて、舞いの練習をしているように見えました。南アルプスの女王と言われる甲斐駒ケ岳や鋸岳の鹿の窓もバスの中からハッキリと見え退屈しない楽しいバス移動でした。
北沢峠に到着です…ここで広河原行に乗り換えです こもれび山荘で昼食に山菜そばをいただきました
 平日は 一日4便です 北沢峠の待合室  南アルプス林道バス   広河原へ到着です
北沢峠の「こもれび山荘」で山菜蕎麦を食べながら1時間30分の待ち時間を費やしました。広河原行のバスが出発時間となると、どこからともなく一人、二人増えてほぼ満席状態でした。野呂川から広河原へバスは快適に走り広河原で下車、橋を渡るとすぐに広河原山荘があり、ここでテント泊する予定でしたが午後2時と言う時間が勿体ないからと白根御池まで進むことにしました。
 野呂川を渡ると広河原山荘です  広河原山荘横が登山口になります
 やっとこさ登っていきます  第一ベンチで休憩です
白根御池小屋に到着でーす
 今夜のお宿は白根御池山荘のテント場です
ジョンのリュックは20kgオーバー、姫は14キログラム、背中にググッと食い込みます。いよいよここから登山開始です。いつもは大樺沢を登って行くのですが今回は東側の尾根コースを白根御池小屋に向かってスタートしました。「暑い、重い、しんどい」の3Eをぼやきながら午後5時白根御池小屋に到着しました。小屋前には仮設の売店が出ておりソフトクリームの旗がなびいておりました。手続きを済ませている途中で待ち切れずジョンは早くもソフトクリームにかぶりつきました。山の上でソフトクリームが味わえて幸せと話していたら、ポツポツと雨が降り始めました。ソフトクリームは溶けるし、雨は降って来るしで大慌て。何とか大降りになる前にテントが張れましたが山の天気は午後3時を過ぎるといつも雨模様です。1時間もすればすぐに止みましたが、その後もテント場には続々と登山者が到着して薄暗い中で幕営をしていました。星は見られず。・・おやすみなさい。
文:美智子姫