「お久しぶり〜!元気でしたか〜」
大阪駅発午前7時47分発の湖西レジャー号に乗り、滋賀県マキノにある赤坂山までスノーシューに行ってきました。参加者はオリオンさん、トラ吉さん、ミマっち、junkoちゃん、ポッチー、ジョン、姫の7人です。久しぶりの顔ぶれに少々興奮気味で「元気だった?」「山に登ってる?」ヒット賞はオリオンさんの開口一番「ジョンさん老けたなぁ!」です。笑っちゃいましたねぇ。人の事は言えません、トラ吉さん以外はみんな年相応に年輪を深く刻み込んでいる様子です。元気にスノーシューを楽しもうと言う気力はアッパレ賞を差し上げたいと思いました。
タイムスケジュール
09:40  マキノ駅前(バス)
10:00  サラサ温泉前出発
11:46  あづま屋 
11:55
13:00  鉄塔横
13:30  赤坂山山頂 
13:32
13:40  鉄塔横
14:50  あずま屋(昼食)
15:10
16:00  サラサ温泉前
16:50  JRマキノ駅16:50
平日の湖西レジャー号はどこかの駅で敦賀方面と米原方面に切り離されてしまいます。丁寧に車内アナウンスされているのですがだ〜れも真剣に聞いている様子はありません。すると「いまアナウンスの聞こえている車両は切り離し作業の後にマキノ方面に参ります」よかった〜。

午後から天気が崩れるとの天気予報のためかリュックを背負った人も見当たらず窓の外の景色を楽しみながら高槻駅通過、「スノーシューと言えば亡き淳ちゃんは皆勤賞だったね」と懐かしく思い出していました。京都駅、堅田駅、蓬莱駅、比良駅と過ぎ、それぞれがトイレの利用やスパッツを付けたり、合羽のズボンを付けたりと降車準備も万全です。マキノ駅下車後は10分間の待ち合わせで巡回バスがやってきました。
JRマキノ駅から湖北バスの乗ってさらさ温泉をめざします
湖国バスに乗り、当たりを見回しましたが積雪はゼロです。ジョンが 「お〜い!このバスいつものコースを走ってないぞ。バスの行先が違えへんか?。ほんまにサラサ温泉に行くのか?」

「大丈夫!乗る前に運転手さんに確認済みだから。もし違っていたら運転手さんのミスと言うことでサラサ温泉まで走ってもらえばいいやんか〜!」何と巡回バスはタクシーではありませんぞっ!このバスはメタセコイヤ並木は通らずに、白谷温泉経由で私達の目的地であるサラサ温泉に向けて走ってくれました。どこまで乗っても220円です。湖国バス大好き〜! 
あーあーヤッちゃった…ベルト切れたというよりバラバラでーす 他のスノーシューはバッチリ
マキノスキー場の中はうっすらと積雪はあるものの地肌が見えていました。雪をブルドーザーで掻き集めたのか部分的に積雪があり、ゼッケンを付けた子供達がスキーのレクチャーを受けています。小学校のスキー教室の様です。事前の積雪情報は「マキノ30センチ」でしたがちょっと当て外れかも知れません。スキー場の中のあづま屋でスノーシューを装着することにしました。
「バックルは前から止めて、カカトは最後だったよね」と1年前の記憶を手繰り寄せている人もいます。すると「アッチャー!ゴムが全部あかんわ〜!」何とジョンのゴムが全部切れてしまいました。去年6000円もかけてゴムを新品にしたばかりだそうです。

仕方がないので自転車のゴムで器用に両足を装着しました。(さすが昔ワラジを履いた事のある人は応急に強い!)記念写真をとりましたのでご覧ください。 
これでカッコはバッチリ
準備が整ったときはすでに10時を過ぎていました。「あかん!この調子だと頂上に着かないぞ。ぐずぐずせずにさぁ行こう!」午後1時30分までに頂上につかない場合は、その時点で折り返すという説明をし、姫は吹雪いたときの往路確保の赤いリボン付けのため最後尾を歩きます。今日のトップはトラ吉さんにお願いしました。出発後しばらくは積雪はありません。「こんなところに階段があったんやね」いつもは雪に埋もれている登山道には地肌が見えています。何度もスノーシューで赤坂山にきていますが初めて見る光景です。 
  
「ズッドーン!ズッドーン!」何やら雷のような鉄砲の様な大砲のような音が連続で鳴り響いています。何の音か不気味でしたが、あづま屋まで休憩なしに一気に駆け上りました。汗だくで半袖シャツ1枚になる人もいます「みんな元気満々やなぁ」弱っているのはジョンと姫ばかり、まだヒマラヤの後遺症が残っているのでしょうか。

あつま屋まで来ると雪は例年通りタップリとあります。と言っても、例年だと、このあづま屋の入り口は雪で閉ざされているのですが今日は中に入ることが出来ました。登山者の中にはスノーシューを履かずに歩いて足が深みにはまり大きな穴をあけている個所がところどころに見受けられました。しばらく登って行くと川と平行する細い道にさしかかりました。赤坂山への道で唯一危険個所と思われるところです。残置ロープが垂れさがっていました。勢い余って下りで滑ってしまうと川の中に落ちてしまいます。「帰りにはロープを出そう」 
   
1時間ほど登って行くと鉄塔が見えてきました。本日初の下りの登山者に出会いました。「上は風が強いですよ。気を付けて下さい」と声をかけてもらい、あづま屋で薄着になっていたので慌てて合羽を着こんだりジャンバーの襟を立てたりして登ること30分、どうにか折り返し予定の午後1時30分に頂上に到着です。

物凄い強風です。メンバーの中には根石岳の強風を体験しており同じ様な強さの風力に驚きながら「あかん!助けて!飛ばされる〜」「あっ帽子が飛んだ!」頂上には私達7人しかいないはずなのですが何十人もいるような大騒ぎをしながら、それでも強風の中「デンの記撮影会」と三脚を雪の中に埋め込み記念撮影をしました」根性としかいいようがありません。

頂上滞在時間「2分間」
強風を嫌って速度がやたら出てしまい「早いグループ」と「遅いグループ」に分かれてしまいました。「おおい〜遭難するぞ〜!後ろを見ろよ〜!」ジョンが叫びます。ふと振り向くと若干1名、天地を逆にしてもがいていました。スノーシューを踏んでしまっての転倒の様です。いつの間にかトップがポッチーに入れ替わっています。「オーダーを守って〜!トラ吉さんトップでね〜」山頂から鉄塔まで、わずか10分で駆け足で降りてきました。弁当を
食べる場所を探すのですがどこも風がつよくて「あづま屋まで戻ろう」という事になりました。途中で行動食のリンゴを腹の中に入れていましたので何とか持ちそうです、尻ソリを楽しみながらキャーキャー叫びます。尻ソリのスピードが速すぎてストックを落としてしまい、次の人が回収したり、足が攣りかけて思うように尻ソリを見送る人もいました(何を隠そう・・・姫でっせ〜)せっかくソリ持参したのに今回は宝の持ち腐れでした。
雪遊び途中で軽装のアベツクと行き交いました。junkoちゃんが「上は寒いで〜」と告げていましたが二人の愛で何とかなるでしょう。

川筋沿いの危険個所では立木を利用してロープを垂らしました。ロープにつかまりながら滑りすぎないように注意をして下ります。トラ吉さんがロープ操作に関心をもちジョンのする仕草をじっと見ていました。もし山中でこんな場面に遭遇したらと真剣に質問をしていたのが印象的でした。

危険個所も無事通過でき、あづま屋でやっと昼食タイムです。3時のおやつではなく3時のお弁当です。食事の後は一気にゴールのサラサ温泉まで下ります。途中雪がなくスノーシューを外してはみたものの、ところどころの積雪に登山靴だけでは滑りやすく危険であることも体感し、やっとスキー場までたどり着きました。人っ子一人いません。ブルドーザーを動かすおじさんに山々に響く鉄砲の音が気になり、オリオンさんが「あの音は何ですか?」と聞きました。「あれは猟師が打つ猿除けの鉄砲です」な〜るほど、農作物を守るための音だったんですね。
ゴールのサラサ温泉に午後4時到着です。出発時間が遅かったわりには快適に戻れたと思います。マキノ発の新快速にも乗れそうです。バス停で身支度を整え、バスと電車に揺られ大阪駅に到着したのが午後6時を過ぎていました。名残を惜しみながら再会を約束してお別れすることとなりました。自宅に到着するや否や雨粒が落ちてきました。「ラッキー!雨の降る前に帰って来れたわ」みなさ〜ん!道草を食わない限り雨は大丈夫でしたよねっ!また機会を作りご一緒しましょうね〜!

みんなの感想
●オリオンさん
久々のスノーシューです。いい天気で良かったです。山頂は強風でしたが天気もよくて、無事にゴールできてよかったです。でも雪が少なかったなぁ
●トラ吉さん
久々に皆さんに会えて、お元気そうで何よりです。私はスノーシューは2回目の参加で、1回目は寒風、今回は赤坂山、天気にめぐまれ楽しい1日でした。山頂の風は立っているのがやっとでした。また会いたいです
●junkoちゃん
みなさん!おひさしぶりです!誘ってくれてありがとう。うれしかったです。またよろしくね。
 ●ミマっちさん
今日はありがとう!足を痛めていて歩けるかどうか心配でしたがみんなのおかげで雪山を楽しむことができました。
またよろしく!
 
●ポッチーさん
今回は快適に歩けました。頂上は非常に寒く、すぐ降りてしまいました。グループのみなさんに再会できたことが嬉しかったです。
●JON
やっちゃいました。ホームページで盛り上がっているにもかかわらず、貸し出し用のスノーシュー2台は入念にチェックこの2台は点検OKでした。マイスノーシューは昨年ベルトを新品にしていたためそのまま持っていきました。
その結果現場で開けたらベルトがバラバラ。あっちゃー。周りからボロカスに…。
●ひ め
ソリを背負い張り切っていたのですがソリから立ち上がるとき足の攣り感じました。これ以上尻ソリを楽しむと攣ってしまいそうで今回は少し加減をしてのスノーシューでした。去年の体力とは違うという事も実感・・・です。皆さんとご一緒できたことが何より楽しかった
    写真提供:鹿島秀元  美智子姫:記0000