「今週が見ごろでっせ〜」…ヒマ・トレ軍団のウッチー会長のお誘い
「今週が見ごろでっせ〜」ヒマ・トレ軍団のウッチー会長のお誘いを受けて31日有馬四十八滝氷瀑めぐりに出かけることにしました。31日木曜日は有馬氷瀑へ、2月1日は赤坂山へスノーシューと連続ではありますが2日の土曜日は雨模様のため「見ごろ・行きごろ」ということに致しました。2011年に訪れてから2年ぶりです。休日は混雑する氷瀑めぐりも平日ならいかがなものでしょうか。氷瀑は、毎年違った美しさを見せてくれます。何せ季節限定でいまが旬、人が多くても寒くても自然が織りなすアイスショーなのです。今年はどんなアイスショーなのでしょうか期待に胸を膨らませて合流地点の有馬温泉金の湯へ急ぎました。
タイムスケジュール
08:30 宝塚駅バス停
09:10 有馬金の湯
10:20 有馬七曲り滝 
10:40
11:15 百闡黶E似位滝〜
11:25
11:40 白石滝/昼食
12:10
12:50 ロープウエイ乗り場
13:15  ゴールのお好み焼き屋 
14:30
15:22 有馬発バス
 
神戸在住のウッチー会長とは、午前9時有馬温泉金の湯前で待ち合わせです。集合時間より早く到着の時は足湯に浸かって待っててもらうようにおねがいしています。宝塚バス停から午前8時「西宮ゴルフ場行き」のバスがあり、ジョンが早々と乗り込みました。「ん?このバスは有馬温泉には行かないと思うよ」ジョンをバスの中に残し運転手さんを探しました。発車時刻間近になりましたので、どこからともなく運転手さんがやってきました。やっぱり有馬温泉には次の8時30分のバスしか行かないとのことで慌ててバスから飛び降りるジョン。(今日はさんりんぼうか・・・その@)
宝塚から蓬莱峡経由で有馬温泉へ 
有馬金の湯
阪急宝塚駅からのバス8時30分発のバスに乗り有馬温泉まで乗車。車窓から見る宝塚の町はポカポカ陽気の気配で道行く人はコートの前を開けたまま歩いていました。蓬莱峡の屏風岩や剣山あたりも暖かそうです。途中でウッチー会長から「到着しました。足湯に入って待っています」とのメールがあり、バスの中の私達は気持ちは焦りますが集合時間に少し遅れて金の湯に到着しました。ごめんなさいね。
ウッチー会長とはヒマラヤ登山打ち上げ会から久々の再会です。挨拶を済ませ有馬温泉街の中を通り六甲ロープウエイ乗り場も早朝のためか、平日のためか閑散としています。京都から氷瀑を見に来られたと言うご夫婦に出会い「氷瀑が見られるといいですね」と声をかけて先を急ぎました。
「帰り道の人に出会っても氷瀑のことは聞かないでおこうな〜」…「だって凍ってなかったって言われても行くしかないもんね」
六甲ロープウエイ乗り場を通過し紅葉谷へと入っていきます。どこを見渡しても雪はありません。それでも氷瀑を楽しみに、ひたすら歩きます。例年ならぼちぼちアイゼンを着ける場所に通りかかりましたが往来する人は誰もアイゼンを装着していませんでした。私のアイゼンはマッチンドラーガイドにプレゼントしたため再度購入した「おnew」です。
七曲滝の氷結のぐあいは最高とはいきませんでしたが…まあ凍った姿を見せてくれました 
有馬四十八滝と言っても48個の滝が見られるのではありません。赤目四十八滝と同じく、それほどに多く滝があると言う意味です。以前通過出来ていた七曲滝への下り道は立ち入り禁止のロープが張り巡らされており少し遠回りをする格好で七曲滝に到着しました。訪れる人が落胆しない程度に凍っています。大阪に雪が降った日であればきっと見事な氷瀑を見ることができたのでしょう。「見ごろ」は、もう少し急冷した日が続かないと見ごろとは言えないようです。
七曲滝 百間滝 似位滝 白石滝
平日ではありましたが若者の見物客も多く「テレビでアイスクライミングしてたので氷瀑を期待してきたのですが・・・」と残念そうに話してくれました。百間滝、似位滝にくだる道は日蔭なのか凍結していました。アイゼンを装着するほどではなかったので「気を付けて行こう」と掛け声をして慎重に下りました。ところがドッス〜ンとジョンがまるで滑り台を滑るが如く尻餅をついてしまいました。(今日はさんりんぼうか・・・そのA)
「お〜こわ」後ろで見ていたポツチーが一歩も前に進めなくなりました。「アイゼンつけたい〜!」「大丈夫!足をソロッとおかず上から足裏全体をドンと付いて降りてきて。山側にある残雪の上や草の上を踏めば滑らないよ」と説明していると、後ろから来た京都のご夫婦も同じようにして降りてこられました。一瞬でしたがかなり凍結した下り道がありました。ヘッピリ腰になるとバランスを崩します。いつものように背筋を伸ばして、気を抜かないで歩きましょう。さあ百間滝、似位滝に到着です。ここも美しい氷瀑には程遠い気がしましたが訪れた人が落胆しない美しさは楽しめます。 
白石滝の氷結オブジェ
谷筋を下って裏紅葉谷へ向かいます
いま降りて来た凍結した道を避け、白石谷を下ることにしました。2年前もここを下っており難しい個所はありません。白石谷を下る私達に声を掛けてきたおじさんが「私は初心者なのであなたたちの様にその道を下れません。もと来た道を帰ります。気を付けて!」って言って下さいましたが、おじさんのルートの方が難しいよ!滑らないでね!

20分ほどで白石滝に到着しました。陽だまりを見つけてお弁当を食べることにしました。風もなく静かです。時折同じルートを降りてくる人達も、また同じ様にお弁当を広げていました。昼食後は有馬温泉にむけてひたすら歩いていきます。凍結した道もなく、みんなほどよく快適で、ほどよい距離で、ほどよい緊張感もあり満足げな顔付きでロープウエイ駅まで戻ってきました。「ここでスパッツを外そう」ジョンの合図でスパッツ、ヘルメットなどを片づけました。でも・・・でも・・気が付くとジョンはスパッツをつけたままです(今日はさんりんぼうか・・・そのB)大笑いの連続でした。

有馬温泉の街まで戻ってきました。「一杯やりますか?」だ〜れも反対する者はいません。ウッチー会長の行き付けのお好み焼き屋に入り、「あの〜休憩時間にしたいのですが・・・」とノレンを片づけ始めるまで長々と愉快なお話をしていたことになります。

ウッチー会長は電車で、私達はバスで、またの再会を期待してお別れとなりました。
白石滝の前で昼食です   早々と有馬に下って…ちょっと一杯
今回の教訓
ストックのゴムが落ちてしまいました。どのあたりで失くしたか覚えていましたので帰り道、執念で探し当てました。溝に転んでいたので誰にも拾われずに手元に戻ってきました。帰ってからストックにビニールテープを巻き少し固めの装着と脱着をするように工夫しました。1個500円もするストックのゴム、みなさんはどのように工夫しているのでしょうか?
 ウッチー会長
テレビで氷瀑が見ごろと知り来て見たが2〜3日暖かかったからちょっと期待外れだった。もう少し氷が厚いかと思ってたんだけどなぁ。まっ2月頃の冷え込んだ頃にもう一度来てみたい。次は今日見残した「白龍滝」を楽しみたいと思っています。
 ポッチー
寒いのは苦手なのですが、美しい氷瀑を見られるという事で出かけてみました。ところどころ氷結していてアイゼンを履くほどではないと嫁に言われ、ちょっとヘッピリ腰で歩いてしまいました。 師匠が滑るのを目の前で見て余計に怖くなりました。今度行くときは絶対アイゼン履くよ!
 ジョン
年に一度は「有馬四十八滝氷瀑めぐり」。特には決めていませんが毎シーズン一度ぐらいは訪れています。土日祝日はここは最悪です。人ヒトひと擦れ違いも大変、行くなら週中が良いと思っていましたが、やはり空いててよかったです。
七曲り滝でガイドがアイスクライミングをやっていたのをテレビ局が番組として放映していたらしいのですがいかがなものかと思います。氷瀑を楽しみに行く観光客が多いのに、その氷を落としてどうするのですか。
那智ノ滝を登ったガイドもスポンサー契約を解除されたと報道されていましたが、なんでもやれば良いってものじゃあないと思いますね。
 ひ め
氷瀑は時の運みたいなところがあり、ウッチー会長にお誘いの声をかけていただいたことに感謝をしたいと思っています。だって「寒い」だの「混雑してる」だのなかなか重い腰が上がらないんですもの。氷瀑はいまいちでしたが久々に楽しかったです。
    美智子姫:記0000