なまったからだにムチ打って・・・行けるとこまで行こう
今年もハンドバックよりもリュックの似合う人生を歩むこととなりそうです。十日戎の日にアイゼン・ピッケルの初トレーニングを済ませました。大寒も過ぎた23日、本年初登山をすることにしました。
タイムスケジュール
09:08
JR中山寺駅スタート
09:28
中山寺山門
11:15
白龍大神天宮塚
11:40
中山最高峰
11:50
13:40
岩場下
13:50
14:30
阪急山本駅ゴール
朝方まで降った雨も止み、風もなく寒さを感じることもなくリュックは約6sと軽くして自宅を出ました。天気予報は「曇りのち晴れ」メンバーはポッチーが定期健診のため不参加となりジョンと姫の二人です。東西線海老江駅から中山寺駅下車、9時08分にスタートです。「中山寺最短道」の看板に導かれながら辻ケ池横を通過し阪急電車中山駅付近に到着しました。
辻ケ池
「そういえば以前来た時は阪急中山寺駅がスタートやったなぁ」
と懐かしく思い出していました。駐車場のおじさんが
「あっち〜!あっち!」
といきなり声をかけてくれました。
「えっ?何も訪ねてないけど」
と言うと
「その恰好見たらわかるがなぁ!登山道はあっちやで〜」
どちらからでも行けるとは思うのですが親切に声をかけてくれたので地元のおじさん優先で少しバックをし大きな山門前に出ました。まず安産の神様で有名な、中山寺に詣でてから中山最高峰をめざして9時28分スタートです。
中山寺に到着です
境内からは「すぐ おくのいん坂」の道標に従って少し下り東尾根へと入ります
境内を抜け、墓地のあちこちには梅の蕾が膨らんでいました。春の兆しがすぐそこまでやってきている気がします。開花もまもなくなのでしょう。前を歩く3人のおしゃべりパーティを避け今日は東尾根に入ります。くもり空ながら暖かくていい気分です。「1週間に一度は歩きたいね」そんな会話をしながらゆっくりと登って行きます。登山者にはほとんど出会いません。時期外れのコバノミツバツツジを一輪見つけました。中山寺はコバノミツバツツジで有名で春になるとツツジのトンネルが出来、登山者も多くなります。はるかむこうには甲山が見えています。
甲山・宝塚方面の街並み
甲山(かぶとやま)は、兵庫県西宮市西北部に位置する古い火山の痕跡である山といわれています。名前の由来は、昔、大きな松の木が2本生えていて、その兜のような形状から呼ばれるようになったそうです。また19世紀頃のドイツ帝国の首相がかぶっていた三角形の帽子に姿が似ていたからだとも言われています。中山最高峰への登山道は民家と金網1枚で隣接しており、通過時には大きな犬が吠え続け「やかましい!」と言えば尚、吠え続けました。
「もうっ!怖いやないのっ!鎖に繋いでてほしいわっ!」
とぼやくとジョンが
「そりぁ無理や!あの家の敷地内やから放し飼いOKや」
そんなこと言われても・・・怖いもんは恐いのです。
姫が落ちたと思ったらカメラが落ちたんやー…姫はシャンとしてるでー
登山道のすぐ側の小学校
沢を越えると再び登り返しです
天宮塚で一休み
白龍大神天宮塚
ニットの帽子は汗でびっしょり
生クリームが多すぎ、山にむかなーい
どうにか従走路に出ましたよー
中山最高峰にて
岩場があるあたりで最初の休憩を取りました。汗びっしよりになっています。80歳ぐらいの爺様がひとりで降りてきました。リュックも水も持たず木の杖だけを持っていましたので近所に住む人で散歩コースの様です。「途中で倒れたらどうすんねんやろか?」そんな心配さえしたくなるようなお年寄りでした。白龍大神天宮場で水分補給をしてから20分ほどで山頂に到着です。パラパラ登山者も上がってくる様子ですが静かです。汗ばんだ身体は休憩すると一気に寒さを感じるため早々に「デンの記撮影会」を済ませ山本駅方面に下山することにしました。
甲山
あかん…しんどい
向こうの尾根を登ったよなあ
この坂を登るのかようー
何かわかりません
バテバテでも姿勢を崩さず
ゴルフ場の芝も冬枯れの様相です
山の直下まで住宅地が延びています
姫が言うんです
「こんな岩場が家の近くにあれば良いのに」
すかさずジョンが
「この下に家を買ったらどや」
今日のこのコースのとり方は登りが短く、下りが長いのですが下りの岩場が曲者となります。「丁度訓練にはいいね」そんな会話を交わしながら、ゆっくり、ゆっくりと下ります。春になると新緑で美しい山々も冬の間は閑散としています。濡れた落ち葉で滑らないように注意が必要です。膝を痛めないように、じれったくなるほどのスローペースです。何本かの電波塔を過ぎ岩場まできました。「昔だったらロープをかけてもらってへっぴり腰で下ってたよね」と初心者であった頃を懐かしく思い浮かべていました。
「うまくなったもんやなぁ」「師匠のおかげです」「ほんまやなぁ」・・・
此処の階段は段差が低くて足に優しいですよー
大聖不動尊の山門
途中こんなに可愛い火の用心の看板がありましたよ。⇒
岩場下で休憩を取り30分ほどかけて山本駅まで下ります。途中で雨粒がポツリと落ちてきた気がしました。こりゃあ早く駅まで行かなきゃあ大変だ
知らず知らずのうちの足早になっていたようです。
「おいおいちょっと速度が出てきたんとちゃうか〜」
ジョンの指摘でハッと気が付きました。
そうです私は雷や雨が降り始めると、気づかないうちに速度が出てしまうのです。
速度調整をして 大きくてりっぱな「大聖不動尊の山門」をくぐり住宅地を抜けると阪急山本駅ゴールです。
5時間ほどの短いコースではありましたが、アップダウンたっぷりで、ほどよく筋肉もほぐれ良い足慣らしになりました。
美智子姫:記
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