2012.07.10 2012.07.11 2012.07.12 2012.07.13
鹿教湯温泉をベースに百名山4座制覇の旅。「湯治のはずが…やっぱりと言うか・・・毎日百名山めぐり」
 ●第3日目7月12日(木曜日)曇り
 今日こそは朝寝をしてゴロゴロと湯治をしようと心に誓っておりましたが、朝起きてみると大雨の予報が外れ、曇り空ではありませんか。「ゴロゴロはもったいない〜」最終日に行く予定の白根山に行こうということで午前8時鹿教湯温泉を出発しました。ナビを万座温泉にセットし80qのドライブも兼ねてキャベツ畑の中を走りました。褄恋高原は高原野菜、特にキャベツで有名です。青空市にはキャベツが所せましと並んでいました。(みやげに買うわけに行かないしなぁ・・)
白根レストハウスの駐車場ではカモが出迎えてくれました。(ヘイ!カモ〜ン)
濃霧の中一瞬見えた湯釜
万座温泉あたりは標高が高いため濃霧が発生しており視界が悪く運転がかなり困難です。万座温泉を過ぎると時々硫黄の匂いがしてきました。登山口となる白根レストハウス駐車場に到着した頃には雨も降ってきました。「今日は視界が悪くて湯釜を見ることができませんがよろしいですか?」と申し訳なさそうに言いながらも駐車料金410円を私達から受け取りました。濃霧で一寸先も見えません。仕方がないので資料館に入るとスタッフの青年に「ストーブで温まってゆっくりして行ってください」と声をかけて頂きました。外気温は14度、外のベンチで昼食をとる修学旅行生も寒さで震えていました。湯釜に延びる一直線の登山道を見ていると「湯釜が見えなくても良い・・行ってみたい」姫の熱い思いに押され湯釜に行ってみることにしました。しかし目の前にある一直線上の登山道には「立入禁止」の看板が立てられていました。資料館に戻り別の登山道を尋ね、ついでに「立入禁止」の理由を聞くと「爆発の危険から3年と4ケ月閉鎖しています」と説明してもらいました。
観光客用に整備されたと思われるアスファルト道は歩きにくく雨で濡れているため滑らぬように湯釜に向けて登りました。湯釜を鑑賞できる場所には何組かのツアー観光客が濃霧で何も見えない湯釜方向をうらめしそうに眺めていました。添乗員に制限時間いっぱいだと促され残念そうに下山をし始めました。私達もあきらめかけたその時です。一瞬霧が晴れ太陽が出てコバルトブルーの湖面が現れたのです。「キャー!湯釜が見えたっ!」姫が大声をだしましたので下山中の団体がドッと引き返してきました。湯釜に向かって手を合わせている人もいます。感動的と言う表現以外見当たりません。「諦めずに来てよかった〜!」
草津白根山(2171b)は日本有数の火山が密集する地域で、手軽に登れ日本百名山に名を連ね顕著な山頂こそ持っていませんが、歩くほどに自然の多様な姿を見ることができます。

駐車場に戻ると観光バスがズラリと並んでいて湯釜の人気の凄さが伺えます。土産物屋さんも人でごった返しています。往路は万座温泉に戻る道を利用せず草津温泉周りで帰ることにしました。
ナビは「草津温泉湯畑」にセット。草津温泉には何度も訪れていますがここだけは不景気という言葉を知らない様で観光客でにぎわっていました。湯もみ館にも立ち寄りましたが上演時間まで時間がありすぎて諦めました。♪草津よいとこ一度はおいでドッコイショ♪と自分で歌いながら街並み散策を楽しみました。お昼は草津名物の蕎麦をいただきました。
午後4時鹿教湯温泉に戻り汗に汚れた衣類を風呂に行く前にランドリー室に行き洗濯機に入れました。時間がかかることを学習したみたいです。どんなに疲れていても風呂の前は卓球を楽しみました。腕前は3人チョボチョボなのが長続きの秘訣かもしれませんね(笑)部屋に戻りビールを飲み全ての予定が滞りなく済んだことを喜び合いました。就寝前にもういちど卓球をし、風呂に入り、ランドリー室に立ち寄り洗濯物を引き上げて荷物の整理を始めました。食材が減った分、荷物が少なくなっているはずなのですが出発時と変わりがありません。いつでもそうなんですが帰りの荷詰めはヘタクソですね。
 白根山で出合った花々
    美智子姫:記0000
2012.07.10 2012.07.11 2012.07.12 2012.07.13