Yamatabi-CLUB000
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山頂は爽やかな風が吹き、すこぶるスーパークールビス

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「午後から雨」そんな天気予報であったためリュックの上の部分に合羽を入れて、いつもの電車でいつもの車両、いつものメンバーで近江高島駅に降り立ちました。今日は壽ぽんが久々の登場です。JR大阪駅みどりの窓口で「滋賀県の高島駅まで2枚」というと「そんな駅はありません」と言われ「近江高島駅」と言い直して、やっとのことで購入することができました(苦笑)
先週に引き続き比良縦走シリーズ、今日は4回目です。8分待ちで畑行きのバスに乗りました。高島駅周辺ではトライアスロンが行われており、道路にはスタッフがところどころに立っていました。鹿ケ瀬バス停下車、私たちを降ろしたバスはガリバー旅行村に向けて走り出しました。ここまでのバス料金は220円、次の停車場のガリバー旅行村までは440円に跳ね上がります。

車道を歩き、寒風橋を過ぎた所の広場を利用して、ミーティングとストレッチを済ませました。今日のトップはポチ、セカンドはミマっち、タイムキーパーは靖ちゃん、アンカーは姫、あとは適材適所で列をなしゴールまで崩さないで歩いてもらうことにしました。そうすることで前の人の体調不良をいち早く発見できます。夏場は得に熱中症などの危険性もありチームワークが必要となってきます。今日のコースは寒風橋〜寒風峠〜鵜川越〜岩阿沙利山〜鳥越峰〜オーム岩〜岳山〜音羽〜近江高島駅と前回に続きハードな長距離コースとなっています。水分の取り方、行動食の取り方への配慮は言うまでもありませんが、曇り空が私たちに幸運を運んでくれそうです。しっかりと日焼け止めクリームを塗り、さぁ出発です。

09:55 寒風橋スタート
11:10 寒風峠
11:45 滝山
12:25 鵜川越
12:45 岩阿利山(昼食休憩)
13:25 岩阿沙利山 発
14:00 693
14:30 オーム岩
15:15 岳山
16:10 白坂 ザレ場歩き
16:30 白坂 トレーニング
16:50 賽の河原
15:30 近江高島駅
近江高島駅前のガリバーくん 鹿ケ瀬のあじさい 雨上がりの紫陽花に見とれて
朝のミーティング ストレッチ 鹿よけフェンスを通過
田んぼの中の河童の案山子…でっかいなあ…何が?…○○○○電車が
小さな川が流れる小白谷を歩き寒風峠を目指しますが他の登山者は誰も見当たりません。あまり歩かれてないのか、かなり荒れた登山道となっていました。アザミの花やヤマボウシが出迎えてくれました。40分歩いて5分休憩を取りながら進んでいきます。最初の名だたる場所は寒風峠です。前回の比良縦走Bで歩いたヤケ山の近くに位置しています。ゆっくり歩いて寒風峠に到着。
寒風峠…やっと体がぬくもったよ…余裕〜余裕
滝山、鵜川越えなどを通過し、出発から3時間弱で岩阿沙利山(686.4)の頂上を踏むことができました。1245分と昼食時間が少々ずれてしまいましたが、登山においては腹が減れば行動食で補い、ロングコースでは歩きながら握り飯を頬張る場合もあるそうです。到着後すぐに「デンの記撮影会」を済ませ、待ちに待った弁当タイムとなりました。どの顔もここに到着できたことの満足げな顔で幸せそのものでした。虫に刺されないように防虫スプレーをまき散らしてから弁当を広げました。
昼の時間を利用して
「熱中症の手当て」
のミニ講座を開きました。

『熱中症の人を発見 木陰に寝さす リュックで足を高く 胸のボタン全開 凡の窪、わき腹、股の付け根を冷やす 手当てする者以外は地図などで風を送る 励ましの声をかける』など実践さながら迫力がありました。
岩阿沙利山の山頂にて
ご存知…デンの記撮影会
午後の出発の岩阿砂利山からは、下り道となりアップダウンを繰り返しながらオーム岩手前の休憩で、壽ぽんが冷たくておいしい紅茶をごちそうして下さることになり、みんな大喜びです。カラっカラっと氷の音とともにコップにおいしい紅茶が注がれました。2リットルあったそうで、ここまでの距離さぞ重かったことでしょう。ごちそう様でした。甘くて冷たい紅茶をいただき、みんな元気を取り戻しました。30分ほど歩くとオーム岩(鸚鵡岩)に到着です。琵琶湖に向けてそそり出る岩場の上は風通しも見晴らしもよく本日初めての大パノラマで、みんなで記念撮影をしました。次回に訪れる武奈ヶ岳もくっきりと見えていました。オーム岩に立つ記念碑は何なのかと質問がありましたので調べてみると慰霊碑のようで、この地で亡くなった方へ安らかに眠れと刻んでいました。
壽さん…ごちそうさまでした 昼食後の足取りは重いなあ
オーム岩の上にて
岳山(565)でしばし休憩、その裏側には岩屋観音の観音三尊像があり登山者の無事を祈ってくれていたのでしょうか、手を合わせ次なる白坂に向けて急な下りや濡れた岩場をみんな平気で、順調に下って行きました。まもなくすると大きな石灯篭のある小さな広場近くで「人面岩」があることに気が付きオリオンさんがカメラに収めました。しばらく下っていくと登山道の左が明るくなってきて、白い斜面が見えてきました。崩壊斜面の白坂です。登山道から外れますが白坂の中に入り休憩をしようということになりました。六甲のピラーロックのような、雪のような、白砂のような不思議な光景を見ながら通過していましたので今日は足を踏み入れることができて感動です。
弁慶の切岩 きつい岩場の下り 人面岩…見えるかなあ
リトル比良の白坂
「きゃー滑る〜」「靴のエッジを利かして!」「あかん止まらん」などと大笑いのザレ場トレーニングを20分間続けて、賽の河原で小休憩をし、リトル比良と呼ばれる登山道を歩き、あとは登山道出口ともいえる音羽まで戻ることになりました。途中に樫の大木がありました。県下有数のアカガシの大木で樹齢年数も相当のように見えました。石段もあったり、灯篭もあったりとり大昔は賑わっていた様子が想像することができます。
石灯篭
やがて集落も見えてきて登山道の終着を感じることができました。大炊神社(おおい)のトイレを借りて、あとは車道をひたすら、降り立った近江高島駅に向かって歩くのみとなりました。このあたりの家の庭先にはアジサイが美しく咲き稲穂も順調に成長している、のどかな田園風景を楽しみながら1730分ゴールです。前回と同じ時刻の電車を利用して帰路につくことができました。降らんでよかった〜!照らんでよかった〜!みんな笑顔でよかった〜!
みんなの感想

アンカーというポジションを利用させてもらい、三叉路が来たら地図とコンパスを確認することができました。(ちょっと列から遅れましたがごめんね)読図は私の不得意とする分野ですので、まだまだ勉強が必要かと思っています。
壽さん

最近、夏山トレーニングのために、あっちこつち行ってますので、ちょつと疲れました。次回もよろしく

じゅんちゃん
雨も降らず、照りもせずでよかったのですが、蒸し暑く大変でした。リトル比良は今まで参加したことのある逆コースで変わった景色と出会えてよかったです。
実ちゃん
比良縦走、順調に参加できてうれしいです。あと2回頑張ります
トラ吉衛門さん
比良縦走4回目です。いままでは六甲しか行ったことがなかったのですが縦走中に、いろいろな経験ができてうれしいです。全縦走めざして頑張ります。
ミマッチ
せせらぎの音を聞きながら歩いたんですけど帰りは大変つかれました。2回すべりましたが大変楽しかったです。
オリオンさん
今日は鹿島槍のトレーニングも兼ねてヘルメットをかぶって参加しました。それなりによかったです。来たことのあるリトル比良も忘れていたんですが白坂に立ち寄り、よかったです
ポチさん
今回はトップを仰せつかりました。やはり暑さには勝てずつらいものがありました。反省点としては後列の確認ができてなかったことを悔やんでいます。
靖ちゃん
いつも真ん中を、人の後ろについて歩いていて、自分のことだけ考えていたんですが、タイムキーパーを任されていろいろな気遣いが必要なんだということを痛感しました。今回も楽しかったです。
アッコちゃん
山行を重ねるごとに比良はきついなぁと感じています。でも頂上に登ると、見晴らしも良いし琵琶湖を眺めながら涼しい風に当たると、来てよかったと思います。次が楽しみです。
JON
寒風橋から寒風峠の間は初めて歩きましたが、登山者が少ないせいか荒れていましたね。最後に寄った「白坂」は雪山のトレーニングに使ったことがあったのですが、無積雪期は横目で見て通るだけでしたので、初めて砂面に触れました。なかなか良かったです。逆コースもまた楽しいです。実ちゃん、じゅんちゃん、壽さんのパワフルさには驚きです。あと5年歩けるかなあ。暑さにアップアップしながらの山行でしたので、壽さんの、ちめたい紅茶に助けられました。ありがとうございました。次回の比良縦走Dはスカイラインの最高なコースです。ただしお天気しだいですが。
まだまだ全快にはほど遠いような感じです。足の筋肉の衰えをすごく感じています。


参加された方は上記のMAPをよく読んで実際の地形を思い出しながら確認してください。
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文:美智子姫00000 写真/GPSデータ:鹿島秀元