Yamatabi-CLUB000
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比良山系縦走 @ 権現山〜蓬莱山〜打見山    「 みなさ〜ん元気ですかぁ〜! 」

例年に比べて積雪が多く、4月の予定を延期して、第1回目は5月8日にスタートを切ることになりました。昨年、高島トレイルを歩いているときに「次は比良縦走やね」と言っていたのが実現となりました。「今年歩いておかないと来年は歩けないかも知れないね」 私達の年代はいつもそんな思いと闘っています。
私も、とびきり元気ではないけれど、みんなと足並み揃えて歩けていれば、みんなも同じ様に加齢になる・・・山を登る毎に、そんな思いをしています。大阪ダイトレ・京都トレイル。高島トレイル。よく歩いたものです。そして比良縦走。次ぎの目標はどこにするか考えるのも楽しいものです。だんだん遠くのコースになり電車代も高くなりますが自分への「健康への投資」と思えば価値があるのではと思っています。
堅田駅前バス乗り場はいっぱい 江若バスに乗って 車中は満員 平で準備運動
尼崎から乗り込み組、大阪駅で集合する組、京都で乗り込む組、と回数を重ねる毎に、上手に乗車・合流できるようになりました。
ねこちゃんが見あたりませんがどこか別の車両に乗ってるニャン!
堅田駅で下車、みんなバス停に走ります。利用客が多いときは臨時便も出ると言う情報でしたが、案の定満員になり「平・坊村方面は後からのバスが先に到着します」のアナウンスがありましたが乗り換えずに「平バス停」まで行くことになりました。ドライバーの車内説明が、たどたどしく隣に座った外人さんが私に「ナレテナイネェ」と笑います。同じ日本人として思わず「すみません」と謝る始末です。流暢な日本語で色々楽しく話しかけてこられました。 「ドコデ オリラレマスカ」「平です」「ワタシ サカシタ」 僅かな間に会話がはずみます。
(そうそう日本に来たら日本語を話せなくっちゃあね)。
堅田駅は、近江八景のひとつである堅田の落雁(満月寺浮御堂)で有名なのはもうご存じですよねぇ
土地のお母さんたちのバザー 歩行開始 登山口 きつくなるなあ
760円もの大枚を支払い「平バス停」で下車するとテントの中で、地域の婦人会の叔母さん達の朝市があり、それぞれが、おはぎ、漬け物などを買い、ストレッチを済ませ登山口に向かうことにしました。しばらく車道歩きとなるため、車に気を付けながら林道づたいに花折分岐へと進んでいきました。ジョンと私は前夜に大峯・奥駈道から戻ったばかりで体力がひどく落ち込み最後まで登り切れるかどうか心配するほどでした。今回はジョンに代わり私がリーダーを引き受けることにしました(私も足が動かないんだけど〜)午前9時40分スタートです。
花折辻 花折辻を過ぎると傾斜がきつくなってきます
アラキ峠で記念撮影 折立山の山頂でパチリ
花折分岐で衣類調整の声をかけるも、みなさん大丈夫の様子で、そのまま、ゆっくりゆっくりときつ〜い急な登りを同じ歩調、同じ息づかいで一歩一歩前進し、あと少しで「アラキ峠」に到着と言う手前で急遽臨時の水分補給をすることにしました。どうもジョンの様子が変です。休憩毎に珍しく座り込んでいます。
よっぽどつらい様子です。トップはメンバーの息づかいを感じ取りながら早めの休憩を取るのも必要だと、常々教わっていますので、帽子を持ち上げ、そよ風を吸い、元気を取り戻したところで「アラキ峠」に向けて歩き始めました。峠にリュックを置き、折立山(819メートル)頂上まで自由歩行で登っていきました。背中には心地よい風が吹き往復30分はかかるコースを何と20分ほどで往復してくることができました。
折立山の往復はきつかったです 比叡山が見える 権現山に到着
権現山の山頂で琵琶湖をバックに
つぎに目指すは権現山(996m)、11時30分には到着し、眼下に広がる琵琶湖の美しさに見とれていました。琵琶湖大橋も小さく見えています。少し霞みがかかっていますが、またそれも美しいです。「この水が原発で汚染されることがないように!」関西の水瓶が限りなく美しく保たれますようにと、思わずくろねこさんと声に出して祈りました。権現山ではアンテナを立て、無線を楽しむおじさんがいて記念写真のシャッターを押してもらうことにしました。雨がパラッと落ちてきましたが雨具を着るほどでもなく「ホッケ山」に向けて進みます。オリオンさん情報によるとホッケ山には小さな虫が飛び交っていて弁当を食べるにはふさわしくないと言うことでしたので小女郎峠か小女郎池を昼食場所と決め、歩を進めていきました。
「みなさ〜ん元気ですか〜!」時々と言うか、しょっちゅうと言うかトップを歩く姫からアントニオ猪木モードの檄が飛んできます。「あと50メートル登れば平坦な道ですよ〜」「あと15メートル登れば頂上ですよ〜」とこまめにトップしか見えない情報を後に流します。疲れている時は元気のバロメーターになると言うことを私は大峯・奥駈道でジョンから教わりました。「もう少し」この言葉がとても疲れます。本当に疲れている時に「もう少し」と言われると「もう少しってどんくらい!」って腹立たしくなります。対向者の交わし方も、みなさん大変上手で歩きながら交わしていくことができました。小さな虫の飛び交うホッケ山の山頂では若者グループが昼食を取っており、ラーメンの美味しそうな臭いが漂ってきます。(こりゃいかんぞ。早く昼食にしないとみんなから苦情が来るぞ)
小女郎峠到着が12時40分、ここから見る琵琶湖も美しく、この美しい景色をおかずに弁当を広げることにしました。
眼下には琵琶湖、前方には、これから行く琵琶湖バレイの建物が見えており、ところどころに残雪があり今年の雪の多さを物語っていました。昼食後は、足も腹も重たく、本日の最高峰の蓬莱山(1175m)に向けて、ゆっくりと登っていきました。参加者14名ず〜っと乱れることなく、スタートした時と、ほぼ同じ配列で13時45分蓬莱山に到着しました。記念撮影やモニュメント、鐘を鳴らしたりと、のどかでゆったりとした時間を過ごすことができました。
打見山に向かう途中に水仙畑があり、係員の話によると「3分咲き」の様です。冬はスキーヤーでにぎわう斜面を滑り落ちるように自由に駆け下りていきます。時々ゴンドラに大きなぬいぐるみが乗っており笑いを誘っていました。
蓬莱山に到着です
いつものデンの記 撮影会です 水仙が綺麗でした
みっちゃん撮影に挑戦 オリオンさんボルダリングに挑戦
水仙はなるほど3分咲きで「お見事」とは行きませんでしたが満開の想像を膨らませて楽しみました。
登山道には、かわいいスミレが咲き誇り、ねこちゃんが大喜びをしていた様です。(よかったね)打見山ゴールは午後2時30分、ゴンドラの団体割引交渉に姫が出かけている間トイレ休憩をすませミーティングとなりました。残念ながら団体割引にはならずでしたがロープウエイ山麓駅まで空中散歩
を楽しみました。ゴンドラの中ではガイドさんらしき係員が説明をしてくれていたのですが若い女性がペチャクチャと喋り続け山麓駅到着と同時に姫の指導を受けることとなりました。  (公共の乗り物ではお喋りはほどほどにね)
山麓駅からは志賀駅に向けてバス移動です。20人ほどの小さな子供の団体が乗り込みすし詰め状態にもかかわらず
2人用の座席に一人座りの非常識おじさんがいました。「隣あいているのと違いますか?」姫の声に渋々座席を空け
てはくれましたが、バスを降りてから志賀駅のホームについてからも姫の顔を睨みつけていました。これ以上かかわると
不愉快な思いだけが残りますので無視をしておきましたが、若い女性といい、非常識爺さんといい、マナーの低下には困った
ものです。車内でみんなさんに感想のコメントを頂こうと思っていましたが前後車両が別々となったため全員のコメントを
いただくことができませんでした。ゴメンナサイ
みんなの感想
オリオンさん
比良縦走@ということで、天気に恵まれ、琵琶湖を眼下に見ながら楽しく歩けました。
石黒さん
久しぶりの参加です。ちょっと疲れましたね。(美味しい紅茶ごちそうさま)
実ちゃん
1年何ヶ月のブランクがありましたがこれからも仲間に入れてね。
トラ吉衛門さん
比良縦走@に参加できてよかったです。お天気もよく、「平バス停」で買った漬け物で、帰宅後にビールを飲むのが楽しみです。
ミマッチ
今日も楽しく歩けました。
ベガさん
以前ここは、スノーシューで来たらしいですが記憶に無く、レストハウスを見て、初めて記憶が蘇りました
歩くコースとしては「まあまあ」琵琶湖が美しかったです。
くろねこさん
残雪あり、早春の花に出合えて楽しかったです。
靖ちゃん
若狭富士は天気もよく、眺望が日本海からの景色も良かったです。春の山は、お花が一杯見られてうれしいです。
junkoちゃん
琵琶湖バレイに「水仙峡」があるなんて初めて知りました。
ぽちさん
いつもは雪の時期にスノーシューで来る蓬莱山に、この時期に来れて景色も変わりよかったです。
ひめ
今日は、休憩のタイミング、速度、昼食場所など考えながら歩きましたが想像以上に神経を使うことを体験させて頂きました。
ジョン
登山がこんなにしんどいものと何十年ぶりに知りました。体調不良は最悪です。
★くろねこさん、かをりちゃん、ねこちゃん、靖ちゃんは、後部車両に乗車のためコメントがいただけませんでした。ごめんなさいね!


参加された方は上記のMAPをよく読んで実際の地形を思い出しながら確認してください。
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文:美智子姫00000 写真/GPSデータ:鹿島秀元