高島トレイル運営協議会様へ
マキノの愛発越(あらちごえ)から、朽木の三国岳へ至る80kmに及ぶ、中央分水嶺の中央部を縦走するコースを設定していただいたことに深く感謝申し上げます。
2010年6月13日に愛発越をスタートして、黒河峠、抜土、水坂峠、横谷峠、おにゅう峠、地蔵峠を接続点に全ルート80kmを7分割し、2010年11月14日に半年かけてゴールしました。当初は標識の少なさに面食らいそれぞれに注意をはらう事もたびたびでしたが、半分を過ぎた頃から読図の必要性を再確認し、ルートハンティングを楽しめるようになってきました。最近どの山域にはいっても道標が完備されている中、自然重視の高島トレイルのルートに山に楽しさと怖さを再確認させられました。
トレイル歩行中に、望むことができた琵琶湖と若狭湾がほぼ同じような距離に確認でき、なるほど中央分水嶺の上を歩いていることを実感したり、風雪に耐えながら伸び続けているブナの林にも感激しました。
この企画中に、晴天、濃霧、曇天、小雨、大雨とほとんどの気象条件を体験しました。それぞれの気象条件を楽しめる良いルートでしたが、高島トレイルには 「雨が非常に良く似合う」 が私たちメンバーの実感でした。
当初道標に対して様々な苦情をいれたりしましたが、平にご容赦のほど、お願い申し上げまして完踏の挨拶とさせていただきます。

鹿島さん、久田さんへ…車両の提供およびサポートありがとうございました。
高島トレイルの成功は参加者の皆様がいなかったら成り立たないのは勿論のことですが、何と言ってもオリオン号と四万十号の多大なるご協力に心から感謝申し上げます。
砂ボコリの石ころ林道を、しかも車体スレスレでも(いいえぇ、時には擦ってましたよね)文句ひとつ言わず協力して頂きました。鹿島さんならびに久田さんのご協力があったればこそ、成功に繋がったと思っています。
久田さんにはアクセスの悪さから、登山をしないで回送車係の役割を、快く引き受けて頂いたこと深く感謝を申し上げます。久田さんがいなければこの高島トレイルの成功はありませんでした。キャンプで出た生ゴミ&プラススティク&缶等の、ごっちゃ混ぜのゴミを、みんなが出発した後、道の駅の人に了解を得て分別して捨ててくれたことを後で聞きました。ゴールで栃餅を買って待っていてくれたこともありました。
鹿島さんには写真撮影を一手に引き受けていただき多くの記録を残していただき、ありがとうございました。おかげさまで皆様思いで多き山行になったと思います。
くろねこさんのトップ隊長のお陰で、そして、みんなの参加のお陰で、無事成し遂げることができました。
今後このようなイベントを成し遂げていくことは出来ないと思いますが、高島トレイルの実りの多い山行をいつまでも心に留めていただければ幸いです。

車両運用時、同乗の皆様へのお願い
今回はすべて大阪から登山口まで自家用車に頼るアクセスでした。無事故で終われた事に一息ついております。
自家用車の場合、狭い車内を全員で共有するのですから、お互いに考えあわないと、辛く苦しい移動時間になってしまいます。家族旅行ではありません、登山を楽しむために集まったメンバーですので、なおさらご注意いただきたいのです。
私のようにラジオもカーステレオも音の出るものは全くダメ、会話も共通性の無い話題は雑音にしか聞こえないというドライバーもいます。またそれが運転状況に現われる場合もあります。それがストレスになり高速でフラついたり、曲がるところを行き過ぎたり。運転中は道路の段差をいち早く見つけて衝撃を回避する。狭い道ではいち早く対向車両を見つけて対応する。発進や停止時には出来るだけ衝撃が無いように操作したいと考えながら運転するようにしています。私も高齢になって若いときのような運転は出来なくなってきていますのでできるだけ集中して運転をするように心掛けています。皆さんを安全にお運びするためとご理解ください。
音楽を聴きながら楽しんで登山口まで行きたいとおっしゃるかたもいらっしゃるでしょうし、久しぶりに会った山仲間と会話したいと言うのもわかりますが、車内ではドライバーの意見を尊重してください。
今、話さなければならないこと意外の会話は慎んでいただきたいのです。のべつ幕無しに会話を続けられるのは、その会話に加わっていない人からしてみれば雑音のようなものにしか聞こえないとお含みおきください。
共有できる話題なら普通の会話の大きさでしていただいて結構です。ヒソヒソ話でも狭い空間では耳につくものです。たかだか2時間ほどの間です、ちょっと世間話を控えていただければ幸いです。2時間という時間は真剣に運転できる限界の時間なのです。
来年も数回は自家用車を使っての山行もあると思います、会話はキャッチボールです、一人では成立しませんので、皆様よろしくお願いします。 
ジョン
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