アドベンチャーさんがソロで赤坂山に出掛けると言う情報を耳にして「連れてって〜!みなさんもいかがですか?!」と箕面勝尾寺登山の時に呼びかけてみました。サスケ先生は「院長の許可が出るかなぁ」「急な話なので残念」「行きま〜す」お返事はさまざまでしたが比良レジャー号の時間と乗車車両を案内して当日を迎えました。来たっ!来たっ!大阪駅でサスケ先生の姿を見つけました。京都駅ではやっちゃんの姿を見つけました。合計6人でスノーシュー登山となりました。JRマキノ駅に行く途中の車窓からの蓬莱山は、うっすらと薄化粧をしている様子です。琵琶湖は朝日が美しくまぶしく光っていました。 |
マキノ駅に到着し、マキノスキー場行きのバスを待つ間、スパッツを履いたり、合羽のスボンを履いたりと準備をしているとアドベンチャーさんが「バスが来ていますよ」と声をかけてくれました。男性諸君はすぐにバスの方へ向かいましたが私とやっちゃんは女の身だしなみが長引き、ジョンの「はよ〜!バスが出るぞっ〜!」と呼びにきたのであわててバスに走りました。バスに乗り終えた瞬間に「発車オーライッ!」と叫んでしまい運転手さんに苦笑されてしまいました(お待たせしてすみません) | |||
マキノスキー場「さらさ温泉前」で下車しスキー場の横をかすめる形でスノーシューを履かずに登山口まで歩くことにしました。月曜日と言うこともあってスキー場に人影はありません。突然ジョンが「みっちゃん!左へ廻れ!まっすぐ進んだらアカン!」何故そう叫んだのか後でわかりましたが鹿の足が落ちていたそうです。これを見たらゲェゲェと嘔吐するであろうとジョンの気遣いがあったらしいです。午前10時30分にはスノーシューを装着して、いよいよ登り始めました。無風状態で半袖でも歩けそうな陽気です。 |
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ブナの木平までくると東屋がありましたが屋根まで雪に埋まっていました。ここで初めての休憩をとることにしました。「暑いねェ」と言いながら脱げる物は全て脱ぎ再び登っていきます。空は真っ青で雪の白さと遠くに見える山々の美しさが幸せを感じずにはいられませんでした。素晴らしい天気に感謝!仕事を休んで参加してくれた仲間に感謝!そしてもう一度素晴らしい天気に感謝です。 | |||
踏み後のない処女雪の上に動物の足跡が無数に付いていました。「うさぎかなぁ」「鹿かなぁ」と姿こそ見ることは出来ませんでしたが、豊かな自然の森の中で息づいている動物たちと出会えた気がしました。赤坂山(823b)の頂上には午後1時過ぎに到着しました。温かい日差しを浴びて和やかな昼食タイムとなりました。ふと気が付いたのですが「高島ト」の看板を見つけました。「これって高島トレイルの看板と違うの?」ピッケルで必死に文字が読めるまで掘り続けました。はっきりと「高島トレイル」と言う文字が雪の中から現れました。この時はちょっと感動しましたね。本番で、ここを通過する時には雪はありませんが、天気の良い日には白山までも見ることができるそうです。 |
少し風が出てきましたので午後1時40分には下山をすることにしました。結構長く展望を楽しめたのも温かい日差しのおかげだったと思います。帰り道は同じ道を通ります。登り道の急な上り坂は、下り道には格好の尻シェードとなります。ワァワァキャーキャーおおはしゃぎでした。6人全員が楽しい楽しい尻ソリを楽しみました。トラウマになっていた姫も平気できつい斜面を尻シェードで楽しんでいます。「どいて!どいて!当たるよ〜!」もうトラウマから脱出できた気がします。マキノスキー場に帰りついたのが午後3時20分。温泉で冷えた身体を暖めてからバスに乗り快速電車に間に合うことができました。マキノ駅より手前の駅から乗車の登山客も多かったものの何とか全員座ることができて、スノーシュー談義に花が咲きました。みんなも連れてきてあげたいよね。 |
京都駅でやっちゃんとお別れし大阪駅到着頃には夜のとばりがおりていました。サスケ先生の行きつけの串カツ屋で一杯飲むことに決まり、重いリュックも苦にならず楽しい1日はアッと言う間に幕を下ろすことになりました。楽しかったで〜す。 明日も誘ってくれる人がいたら行くよ〜! |
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新雪に 餌はいずこや 飛びうさぎ | シリシェード 制動かけて 安全滑降 | |||
新雪を 溶かすや日射し 燦々と 昼餉になごむ 赤坂山 | 雪原を 無尽に走る けもの道 | |||
詠み人 サスケ | 雄大な 景色に水さす 高圧線 詠み人 ジョン | |||
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尻シェード 年を忘れて 大はしゃぎ トラウマ退治に 効果絶大 |
出勤日 汗をかきかき 赤坂山 見下ろす峰の 美しさに感動 | |||
詠み人 ひめ | 詠み人 ポチ |
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文:久田美智子 |
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